ローソンのレトルトカレー、美味しいのはどれ?ちょっと残念な商品も正直レビュー

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 コンビニレトルトカレー、大進化。

 コロナ禍の外食自粛によって、“コンビニごはん”の頻度が高くなったという人も多いと思います。これを不健康とか手抜きとか決めつけるのは、もはや時代錯誤。行動制限を強いられながらも頑張る現代人に、メニューの選択肢を手軽に広げてくれていると思うのです。

 そんなコンビニの進化ぶりとして際立っているのが、「レトルトカレー」。特にローソンで8月下旬から始まった“毎週金曜日はカレーを食べよう”というキャンペーンは、なんだか懐かしくもあり、カレー欲をかき立ててくれるメッセージだなと心に残りました。

 果たして、どんなカレーがあって、どんな味なのか? 今回は、ローソンが中村屋と共同開発した渾身のレトルトカレーを実食。他コンビニとも比較した上で、本音のレポートをしてみたいと思います。

◆食べたのは、レトルトカレー全6種類

 今回食べたのは、次の6商品。

・スパイス香る レッドカリー(以下、レッド)
・スパイス香るバターチキンカリー(以下、バターチキン)
・1/2日分の野菜が摂れるカリー(以下、野菜)
・セレクト ココナッツ香るグリーンカリー(以下、グリーン)
・セレクト スパイス香るビーフカリー(以下、ビーフ)
・セレクト スパイス香るキーマカリー(以下、キーマ)

 価格はいずれも298円(税込)です。レンジ加熱ができるパッケージになっていますが、湯煎での加熱も可能。同時に複数種類を温めたいときは、湯煎が便利なときもあります。今回はこの6種を同時に鍋で温めて、器に並べてみました。

 シンプルに並べるだけでウキウキしてきました。こうやって全種類とはいかないまでも、数種類並べればインド料理店で食べるような雰囲気も演出できそうです。

 さてさて、冷めないうちに実食することにしましょう。

◆好みが分かれる!? オススメ順位は……

 おいしいと感じる味覚には個人差があるので、あくまでも個人的評価なのですが、オススメ順位をつけるとするならば、1.ビーフ→2.野菜→3.バターチキン→4.キーマ→5.レッド→6.グリーン。

 ビーフは程よい辛さと甘みのバランスが非常に良く、家庭ではなかなか作れないスパイシーさも際立っています。野菜は、ゴロゴロとした具材感が良く、すっきり感も絶妙。バターチキンは、トマトの酸味が効いていて、甘くてクリーミーなバランスが万人受けしそうな予感です。セブンイレブンのチルドタイプと比較しても、私は常温レトルトのローソンを選びます。

◆4位以降のお味も本音レビュー

 4位以降は、正直なところリピート率は高くないかもしれません。

 キーマは決してまずくはなく、ほっくり豆感はあるものの、ひき肉カレーのおいしさとしては印象的なレベルには至らず。残りのレッドやグリーンは後味がイマイチで、爽やかな辛さのあとに欲しい爽快感が弱く感じました。

 もしかすると、インドカレーよりもタイカレーの方がレトルトパウチにした場合に、香りや風味の維持が難しいのかもしれません。これはセブンやファミマでも比較してみましたが、正直満足のいく商品はありませんでした。

◆スパイスカレーが300円弱で買える幸せ

 コスパを考えると、いずれにせよこんなにも手の混んだスパイスカレーが300円弱で買えるというのは幸せなことだと思いますし、ストックしておくと選んで食べるのも楽しみになりますよね。

 わがままを言えるのであれば、セブンイレブンのように「ナン」を販売して欲しいなということ。カレーライスとは違う世界観が自宅で簡単に味わえるのであれば、今のストレスフルな日々を、スパイス効果で爽やかにしれそうな気もします。

<文・写真/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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