工藤夕貴主演×湊かなえ原作『山女日記』、第3弾スタート決定

 女優の工藤夕貴が主演を務めるドラマ『山女日記3』が、NHK BSプレミアム・BS4Kにて10月17日より毎週日曜22時に放送されることが決まった。

 本作は、作家・湊かなえの小説をドラマ化した『山女日記』シリーズ第3弾。工藤が引き続き、主人公の登山ガイド・立花柚月役を務める。

 登山ガイドの立花柚月は母を亡くし、川崎の実家に独り残された父を気遣うが、父は余計なお世話とばかり取り合わない。しかし、そんな父が突然家を引き払い、柚月が暮らす北安曇村に移住。柚月に内緒で珈琲専門店まで始める。さらに、あろうことか父は客として通い始めた美しい女性村長と親密な関係になっていき、母の急死に心を痛める柚月の気持ちを逆なでしていく。

 そんな父の振る舞いにほんろうされながら、柚月もまた自身の将来を見つめ直し、登山ガイドとして人生の新たな道しるべを見つけていく。

 また今回は、くじけそうになる柚月を支える二人の新パートナーが登場する。一人は、よそ者の柚月と村をつなぐ地元役場の女性職員。そしてもう一人は、大学時代の恋人。彼と柚月の間には、カメラマンになると言い出した彼を、当時現実主義者だった柚月が受け入れることができずに別れてしまった、という苦い過去がある。紆余(うよ)曲折を経てプロの山岳カメラマンとなった元カレとの再会が、新たなシリーズを盛り上げる。

 主演の工藤は「今回の山女日記は、山頂の大パノラマや一日が生まれる瞬間であるご来光、神様の創造物としか言い様のない圧巻の山岳風景、魂を揺さぶられるほどの美しい山々に抱かれるなか、それぞれの人生が交錯する本物のドラマに溢れています。恐らくこのドラマを観た方は、本当にその山頂でドラマを撮影したの?と思うかもしれません。けれど、私達俳優を含む撮影クルー全員が重い荷を背負い、雨にも負けず、風にも負けず、一歩一歩着実に登り、真剣に、良い作品を届けたいとの一心で、同じ志を持って撮影しています」と語る。

 さらに「3シーズン目にして史上最高に山頂を極める回で、毎回新しい頂へ登頂していますが、その困難は数知れず、まさに奇跡的なドラマになっています」と話している。

 出演はほかに、若村麻由美、中村俊介、本仮屋ユイカ、市毛良枝、田中健ら。

 プレミアムドラマ『山女日記3』は、NHK BSプレミアム・BS4Kにて10月17日より毎週日曜22時放送。全6回。

2021/9/22 19:00

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