座右の銘にしたい《四字熟語》特集。常に心に置いておきたいおすすめの言葉達
座右の銘にしたい四字熟語って?
就職面接や普段のコミュニケーションの中で「座右の銘」を意識したことはありますか?座右の銘とは「そばに置いて常に意識したい言葉」を指し、頑張りたい時や自分の性格・人生を変えたい時に自分の方向性を決めるのに役立つでしょう。
また、たった漢字四文字で昔の出来事(故事)や、それによる教訓を表す「四字熟語」は座右の銘に向いています。では、座右の銘にふさわしい四字熟語にはどのようなものがあるのでしょうか。
座右の銘にしたい四字熟語《前向き》
「臆病でなかなか勇気が出ない」「ネガティブで落ち込みやすい」心配性や慎重な性格にはメリットもありますが、同時に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方にこそ座右の銘をひとつ心に置いておくことをおすすめします。前向きになれそうな四字熟語を用意しておくと、いつもは足が止まってしまうときにぐっと一歩踏み出す勇気をくれるでしょう。
ここでは、そんなポジティブになれる四字熟語をご紹介します。
前向きな心になる四字熟語
七転八起(しちてんはっき)
ー倒れても倒れても起き上がること。幾多の失敗にも屈しないで戦い抜くこと。
出典:https://kotobank.jp/
ちょっとの失敗で「自分はダメな人間だ」と思い込んでしまうタイプの方におすすめしたい四字熟語が「七転八起」です。人生には大小問わずたくさんの失敗がありますよね。
反省や改善は大切ですが、必要以上に落ち込んでしまうと自信をどんどん無くしてしまうでしょう。
座右の銘として「七転八起」という四字熟語を心に置いておくと、「今回は失敗してしまったけど、次こそ成功させてみせるぞ」と前向きでくじけない心を手に入れられますよ。
自信が持てる四字熟語
剛毅果断(ごうきかだん)
ー意志が強く、思い切って物事を行うこと。
出典:https://kotobank.jp/
選択肢があると迷ってしまう優柔不断な方には「剛毅果断」という四字熟語を座右の銘にするのをおすすめします。何かを選べない心理の原因のひとつは「自分の価値観に自信が無いこと」です。
剛毅果断には「しっかりとした意思で思い切って物事に取り組む」という意味があります。この四字熟語を意識することで、「自分にとって正しい選択肢だ」とより前向きに自信を持って物事を始めたり取り組んだりできるでしょう。
努力する勇気を持てる四字熟語
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
ー将来の成功を期して苦労に耐えること。
出典:https://dictionary.goo.ne.jp/
苦しい思いをしたくなくて勇気が出ない方に人気の座右の銘らしい四字熟語は「臥薪嘗胆」です。何かを始めたいと意気込んでも、勉強・練習などの大きな努力をしたくなくて避けている方も多いかもしれません。
臥薪嘗胆を座右の銘にすると、目的を達成するためには努力がつきものだと考えられるようになり頑張れる理由になるでしょう。今は勇気が必要かもしれませんが、いつかこの四字熟語にふさわしい方になれますよ。
ポジティブで人気の四字熟語
日進月歩(にっしんげっぽ)
ー絶えることなく日々進歩しているという意味
出典:https://www.weblio.jp/
後ろ向きで引っ込み思案な性格を変えたい方は「日進月歩」という有名な四字熟語を座右の銘にしましょう。思い通りにならない出来事や失敗、悲しい出来事などが続くと「どうせ私なんか…」となかなか前向きになれないこともあるでしょう。
「時間が経つにつれて物事は前に進んでいく」という日進月歩を座右の銘にすると、「いっけんネガティブに思えてもきっと自分は前に進んでいるんだ」と思えるようになりますよ。
座右の銘にしたい四字熟語《勝負》
社会人でも今いる環境や人生を良い方向に変える時に「プレゼン」「試験」などの勝負になることは多々あります。しかし、正々堂々と競い合うことさえ億劫で避けてしまう方もいるでしょう。
勝負をしたくない心理の原因には「ハードな努力をしたくない」「負けるリスクを取りたくない」などがあります。しかし、そのようなリスクを取ってこそ初めて勝てるのです。
ここでは、勝負の場でも心が折れないように支えてくれる人気の四字熟語をご紹介します。
熱烈さが人気の四字熟語
粉骨砕身(ふんこつさいしん)
ー身を砕くほど力の限り惜しまずに努力するという意味
出典:https://news.mynavi.jp/
夢や目標に向かって一生懸命頑張りたい方への座右の銘におすすめの四字熟語が「粉骨砕身」です。「一生懸命頑張ったのに負けたらどうしよう…」という不安は勝負事にはいつも付きまといますよね。
勝負に勝つかどうかはは運のほか、「自分なら勝てる」というモチベーションのもとどれほど正当な努力をしたかも大きなポイントです。粉骨砕身という四字熟語を座右の銘に、3一生懸命頑張ることで勝てる確率も上がりますよ。
勝負が苦手な人におすすめの四字熟語
雲外蒼天(うんがいそうてん)
ー試練を乗り越えていき、努力して乗り越えれば快い青空が望めるという意味。
出典:https://kotobank.jp/
勝負することに不安を感じやすい方にさらにおすすめしたい四字熟語が「雲外蒼天」です。勝負が大きければ大きいほど勝つための努力も時間・体力を大きく消費しますし、その分負けてしまった時は全てを失った気分になりますよね。
しかし、雲の上には青空が広がるように「一生懸命努力したなら勝利した時の嬉しさはひとしおだ」「万が一負けてしまっても達成感はあるだろう」と、この四字熟語が座右の銘として教えてくれるでしょう。
自信を持ちたい人に人気の四字熟語
独立自尊(どくりつじそん)
ー人に頼らずに自分の力だけで事を行い、自己の人格・尊厳を保つこと。
出典:https://dictionary.goo.ne.jp/
自信を持って勝負に挑みたい方が座右の銘にするべきおすすめの四字熟語が「独立自尊」です。慶応義塾大学の教育理念にされている有名な四字熟語ですが、「自分を尊重しながら己の力で物事を成し遂げること」を指します。
勝負は自分や相手の品位を下げない、正当な方法で行うべきものです。堂々とした態度で周囲の人の考えや立場を考えて一生懸命取り組むことで、物事はきっと良い方向へ向かいますよ。
粘り強く頑張れる四字熟語
不撓不屈(ふとうふくつ)
ー強い意志を持ちどんな困難や苦悩にもくじけないという意味
出典:https://news.mynavi.jp/
たとえ負けても諦めない強い意志を持てるようになれそうな座右の銘が「不撓不屈」です。勝負ごとに負けると全ての道が閉ざされた気分になり、落ち込んでしまいますよね。
不撓不屈の精神を座右の銘にしておくことで、たとえ勝負に負けても諦めず、次のルートへの第一歩を踏み出せるような考え方が身につくでしょう。
ネガティブな性格の方や、粘り強く頑張りたい夢や目標がある方にもおすすめの四字熟語になります。
座右の銘にしたい四字熟語《優しさ》
「同僚と助け合いが出来ない」「イライラして恋人に八つ当たりしてしまう」など、「優しくできない」ことで悩んでいる方はいませんか?このような方に意識してほしいのが「相手の立場になって気持ちを考える」ことです。
自分を大切に守る方法を知っているのなら、「自分だったらどう思うかな」と1回考えることで周囲の人も同じように扱えるようになります。ここでは、優しくなれる座右の銘としてふさわしい四字熟語のご紹介です。
毎日行動できる有名な四字熟語
一日一善(いちにちいちぜん)
ー1日に一つの善行をして、それを積み重ねるようにしなさいという呼びかけ。
出典:https://dictionary.goo.ne.jp/
毎日を穏やかな気持ちで過ごしたい方におすすめの四字熟語が「一日一善」です。
「疲れている恋人をそのままにしてしまった」「忙しそうな同僚をどう手助けするか迷った」など、優しくできない原因が「ただ方法が分からない」方も案外多いかもしれません。
一日一善を座右の銘にして具体的な行動を積み重ねることで、人に対する優しさの表現方法を学べるでしょう。有名な四字熟語なので、面接などでの座右の銘アピールにも使えますよ。
優しさを心に置ける四字熟語
一言芳恩(いちごんほうおん)
ーひと言声をかけてもらったことに対して感謝すること。また、その人を主人と仰ぐこと。
出典:https://yoji.jitenon.jp/
周囲からもらう優しさを心に置いておきたい方には、「一言芳恩」という四字熟語を座右の銘にするのをおすすめします。思いやる方法が分からない・心の余裕をなかなか作れないなどで周囲の気遣いを無碍にしてしまうこともあるでしょう。
そんな自分を変えたいのなら、「声をかけてもらったことに感謝する」という意味のこの四字熟語を座右の銘として、同じような優しさを返せるような言動を心がけるのがおすすめです。
視野が広くなる四字熟語
知足安分(ちそくあんぶん)
ー置かれている状況を自分に見合ったものとして不平不満を抱かないこと。
出典:https://kotobank.jp/
欲張りになってしまいがちな自分を律したい方におすすめの四字熟語が「知足安分」です。周囲への優しさを表現したくても、「自分(だけ)が得をしたい」衝動に勝てず利己的な行動をとってしまうことはありませんか?
「私はもう十分な物や立場・環境を持っている」と満足する意識を座右の銘として持っておくと、欲が出そうな場面でも周囲のことを考えたフラットで熱くなりすぎない行動をとれるようになるでしょう。
大人な優しさを得られる四字熟語
飲水思源(いんすいしげん)
ー物事の基本を忘れないという戒めの語。また、他人から受けた恩を忘れてはいけないという戒めの語。
出典:https://dictionary.goo.ne.jp/
どっしり落ち着いた大人の優しさを手に入れたい方には、「飲水思源」という四字熟語を座右の銘にすることをおすすめします。わたしたちに今見えている周囲の人の言動・性格の背景には必ず理由や努力・苦労などがあるものです。
親しい人や友人・知人と考えが合わなくてもこの四字熟語を胸に「この人はどのような考え方なんだろう」と一拍置くことで、衝動的に強い言葉を発したり傷つけたりする言動を避けられますよ。
座右の銘にしたい四字熟語《仕事》
人生80年だとして、仕事している時間はそのうちの一割程度と言われています。しかし、仕事は毎日することであり、給与・報酬はライフスタイルにも大きく影響するものなので軽視するべきではないでしょう。
恋愛や育児・趣味などを充実させるためにも、仕事を頑張れる四字熟語をひとつ選びましょう。
では、頑張ることにポジティブになれたり、面倒な業務でも踏ん張れたりする座右の銘としてぴったりの四字熟語にはどんなものがあるのでしょうか?
周囲にアピールできる四字熟語
有言実行(ゆうげんじっこう)
ー言ったことは必ず実行すること。
出典:https://kotobank.jp/
目標意識をしっかり定めて仕事したい方におすすめの座右の銘が「有言実行」です。有名な四字熟語ですが、「目的を周囲に公言して絶対に成し遂げる」ことを実践してる人は決して多くありません。
しかし、口に出すことは「目標の方向性が定まる」「周囲の協力や情報が得られる」などメリットもたくさんです。この座右の銘とともに実際に情報収集や努力を重ねることで、普段以上に一生懸命仕事をこなせますよ。
辛い仕事も踏ん張れる四字熟語
初志貫徹(しょしかんてつ)
ー初めに心に決めた志を最後まで貫き通すこと。
出典:https://dictionary.goo.ne.jp/
仕事で夢がある方におすすめの四字熟語が「初志貫徹」です。すでに座右の銘として人気の四字熟語で、聞くだけでもポジティブなイメージがありますよね。
「憧れの職業で確固たる地位・成果を築きたい」という目標のほか、「仕事をてきぱきとこなして自分の時間を確保する」「収入を意識して子供の学費を賄う」なども立派な目標です。
辛い残業や苦手な業務などもこの座右の銘を思い出すとぐっと踏ん張れるようになれます。
素敵な社会人になれる四字熟語
質実剛健(しつじつごうけん)
ーかざりけがなく、まじめで、強く、しっかりしていること。また、その様子。
出典:https://kotobank.jp/
どっしり構えた素敵な上司・管理職になりたい方には「質実剛健」という四字熟語をおすすめします。知識が豊富で頼りがいのあるたくましい人は上司だけでなく部下・後輩からも人気がありますよね。
この四字熟語を常にそばに置き意識すると、誠実な態度で仕事をして周囲からも認められるでしょう。また、実直な態度で上司・同僚と接することで自分の仕事スタイルも大事にでき、座右の銘にふさわしい人になれますよ。
仕事も生活も丁寧にこなせる四字熟語
一日一生(いちにちいっしょう)
ー一日は貴い一生なので、これを空費してはならない。
出典:https://kokugoryokuup.com/
仕事も生活も大事にしたい方におすすめの四字熟語は「一日一生」です。生活に占める仕事の割合は時間以上に大きく、仕事によって生活が変わることも多々あります。
「仕事にばかり注力していたら生活が楽しくない」や反対に「趣味や恋愛にかまけて社会的な居場所が無い」といった極端なライフスタイルにならないよう一日一日を丁寧に生きられる、誰に言っても誇れる座右の銘になるでしょう。
座右の銘にしたい四字熟語まとめ
今回は座右の銘におすすめの四字熟語をご紹介しました。前向きになれたり、堅実な心を守れたりしそうな素敵な格言を4文字で言い表せるのが四字熟語です。とはいえ、最初はかっこいい四字熟語に気後れしてしまうかもしれません。
それでも、今後の人生で座右の銘として常に意識して行動すると、いつの間にか四字熟語にふさわしい人になれるでしょう。この機会に座右の銘を定めて、積極的に行動してみましょう!