クロップ監督、2得点の南野拓実を称賛「誰も心配する必要はない」

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、2得点を挙げたMF南野拓実を称賛した。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 南野は21日に行われたカラバオ・カップ3回戦のノリッジ戦に先発し、今季公式戦初出場を果たすと、4分にゴール前のこぼれ球に反応し先制点を記録。さらに、2-0で迎えた80分にはエリア内でパスを受けた南野がキックフェイントで相手のタイミングを外して追加点を挙げた。南野はフル出場し、3-0での勝利に貢献した。

 2得点を挙げた南野についてクロップ監督は試合後、「それはただ理にかなったことだ。彼は今とても良い状態にある。あまりプレーしていなかったことはわかっているが、彼は悪い瞬間にケガをして戻ってきた。時々それは簡単なことではないが、彼は最高な特性を持っており、今夜の試合を楽しむことができた。これは彼にとっても、私たちにとっても重要なことだ。これが彼の助けにもなり、私たちの助けにもなる」と賛辞を送った。

 また、今季ここまで公式戦で出場機会がなかったことに南野が不満を抱えていたかと聞かれたクロップ監督は「イライラしていたかどうかはわからない」と語りつつ、今後の同選手の活躍に期待を寄せていることを強調した。

「サッカー選手がプレーしたいと思っていることは普通なことで、しばしば起こり得ることでもない。彼は代表チームでケガをして戻ってきたから、すぐに起用することはできなかった。16週間とかプレーできなかったわけではないが、ケガをした後の時間が必要だった。他の選手もケガをしたら復帰するのに時間がかかるが、タキ(南野)はトレーニングをうまくやっていて良い状態にあったから、2ゴールに値したと思う」

「最初のゴールは本当に反応が早く、すぐに理解して、決めることができた。2点目は100パーセント見えなかったが、ボックス内の短く狭いスペースでの加速は素晴らしかった。彼は素晴らしいプレシーズンを過ごして、開幕を迎えたが、ケガをしてしまった。そして、今日から残りのシーズンが始まった。誰も心配する必要はない。タキに問題はないよ」

2021/9/22 11:13

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