M・アロンソがヒザつきポーズ取りやめ…「No Room for Racism」バッジを指さし差別反対表明

 チェルシーのスペイン代表DFマルコス・アロンソが人種差別に反対するため、キックオフ前に行われているヒザをつくポーズを取りやめると明かした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグでは、人種差別への反対を表明することを目的として、ヒザをつくポーズを行ってきた。しかし、M・アロンソはその取り組みをやめ、ユニフォームの袖にある「No Room For Racism」のマークを指すことで人種差別反対を示すようだ。

 M・アロンソはこのポーズが形骸化し効力を失っていると主張。「人種差別をはじめ、すべての差別には全面的に反対している」と自身のスタンスを明かした同選手は「他の国のスポーツやサッカーで行われているように、人種差別に反対するバッジに指を添えて反対するほうが良いと思っているんだ」と語った。

 そして「もちろん、人種差別に反対しているし、すべての人をリスペクトしているということは明確にしたい」としつつ「僕はこの方法を選びたい。ほかに方法もあるだろうけど、これは僕のやり方だ。だから、僕はこのやり方で、人種差別との戦いを全面的に支持していることを示したいんだ」とコメントしている。

 チェルシーでは、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーやイングランド代表DFリース・ジェームズなどの選手が人種差別の被害に遭っている。M・アロンソはチームメイトに話したかと問われると、次のように応じている。

「僕らは更衣室をともにする家族のような存在だ。僕は全員と良い関係を築いているし、愛している。今までは特にその話はしていないしその必要もなかった。これから話す時が来ればこのまま伝えるし、それで何も問題はない」

 プレミアリーグでは、クリスタル・パレスのコートジボワール代表FWウィルフリード・ザハも「試合前のルーティーンの一部となってしまっている」と拒否する姿勢を見せている。

2021/9/21 20:08

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます