母は重賞3勝のモーリス産駒、グランプレジールが石橋脩騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

【9月25日(土) 中山芝1600m】

◆グランプレジール(牡、父モーリス、母バウンスシャッセ、美浦・堀宣行厩舎)

 ゼンノロブロイ産駒の母は重賞3勝(フラワーC、中山牝馬S,、愛知杯)の他、オークス3着などの実績を残した。その弟・妹にムーンクエイク(京王杯SCの勝ち馬)、コントラチェック(重賞3勝=フラワーC、ターコイズS、オーシャンS)がいる。夏に札幌、函館で調教を積んでから美浦に移動。先々週(9日)、先週(16日)はオールカマーに出走予定のサトノソルタス、ブレステイキングと併せ、ラスト1F11秒台をマークした。鞍上は石橋脩騎手を予定しており、仕上がり次第で出走を延ばす可能性もある。

【9月26日(日) 中山芝2000m】

◆サインオブサクセス(牡、父ハービンジャー、母セレブリティモデル、美浦・伊藤圭三厩舎)

 キングカメハメハ産駒の母は忘れな草賞の勝ち馬。祖母の全兄にGI3勝(菊花賞、有馬記念、天皇賞・春)のマンハッタンカフェがいる。先々週(9日)からウッドチップコースでの追い切りを開始。3頭併せの真ん中で負荷をかけ、この一本で良化。先週(15日)は長めから時計を出し、オールカマーに出走予定のゴールドギアに先着を果たした。「ひと追いごとに良くなってきた。まだ気性的に幼いところもあるけど、いいモノを持っています」と伊藤圭三調教師。鞍上は横山武史騎手を予定している。

◆デインティハート(牝、父エピファネイア、母スペルバインド、美浦・黒岩陽一厩舎)

 ゴールドアリュール産駒の母は芝で4勝を挙げた他、チューリップ賞4着、スイートピーS2着など活躍した。その兄・弟にはシックスセンス(京都記念を勝利した他、皐月賞2着、ダービー3着、香港ヴァーズ2着など国内外で活躍)、デルフォイ(京都新聞杯2着)がいる。先週(15日)の追い切りはウッドチップコースで長めから時計を出し、ラスト1F11.6をマークした。「牝馬にしては大きな馬格。まだ緩いけど、ひと追い毎に反応が良くなっています。ひと夏を越し、体もしっかりしてきました。ワンペース気味なところがあるので、長めの距離が合いそうです」と黒岩陽一調教師。鞍上はM.デムーロ騎手を予定している。

◆ワーキングスタイル(牝、父オルフェーヴル、母ワーキングプライド、美浦・田中博康厩舎)

 ハービンジャー産駒の母は芝の中距離で4勝。近親にクラフトマンシップ(函館記念の勝ち馬)、クラフトワーク(重賞3勝=アメリカジョッキークラブC、函館記念、中山金杯)がいる。先週(16日)の追い切りはウッドチップコースで年長馬を追走し、ラスト1F11.5をマークした。「精神面に気をつけながら進めてきたけど、現時点では走るほうに気持ちが向いている。デビュー前としては体力も十分。もう少し淡々と走るタイプかと思っていたけど、芝向きのスピードもありそう。中身は整ってきたし、初戦から期待しています」と田中博康調教師。鞍上は横山和生騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

2021/9/21 18:00

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