ひろゆきが抱く違和感「親の重要性、過大評価しすぎ」

拡大画像を見る

―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

「親ガチャ」「学歴」「いじめ」ー-繊細な問題もストレートな発言が話題になる、日本屈指のインフルエンサーであるひろゆき氏。著書『僕が親ならこう育てるね』では、子育て&教育問題について、ひろゆき的思考で論じている。では、ひろゆき的思考はいかにして育まれたのか。今回は、ひろゆきの子ども時代の話を聞いた。

◆そもそも僕も親が、そんなに重要ではなかった

――ひろゆきさんの教育&子育て論の根幹を知るうえで、少し子ども時代の話を聞かせてください。放任主義だったというのを聞きました。

ひろゆき:僕は自分が大事だと思われていないなあ、と思うくらい放任主義でした。でも、だからって親のことが嫌いだったわけじゃなくて、そもそも僕も親が、そんなに重要ではなかったというのがあったりします。

――「親が重要でない」は衝撃的ですね。

ひろゆき:住む場所を提供してくれるという意味では重要なんですが、いつか親元は出ていくものですし、出て行った後も家族仲良く団欒とかに憧れたり、懐がったりしないだろうなと思っていましたね。

 小学校のときに友達みんなと仲が良くても、卒業して別の学校に行ったらほぼ連絡取らないじゃないですか。それと同じだと思っていたんです。あくまでも集合体として存在していて、生活習慣が合わなくなれば、接点もなくなる。家族も小学校の友達と同じなんだろうなって。

◆「家族がお別れします」は必ずしも不幸ではない

――普通の人間はそんなこと思いませんよ。なぜそう考えるようになったんですか?

ひろゆき:何をもって普通かによるんですけど。愛情豊かに育ちましたって人は「普通」なんでしょうけど、世の中にはそうじゃない人もいます。僕の子ども時代、周りには離婚家庭とかシングルマザーが多かったんです。

 だから、「家族がお別れします」っていうのは、結構当たり前。家庭が永遠にあって、子どもを守るのが当然という価値観がそこまで強くない人が多かった気がします。でも、だからってそうした家庭で育った人たちが今、幸せじゃないかといえば、そんなことはありませんから。僕は小さいころからそういうのを見てきたので、その影響を受けたのかもしれませんね。

◆子どもに「自分を重要ではない」と思われる可能性が高い

――でも、それってやはり悲しいですよね。いまの日本社会では、そうした家庭は昔よりも増えています。どうすればいいと思いますか?

ひろゆき:共働きが増えたために、時間に余裕がない家庭が増えましたよね。男女の揉め事の定番で「わたしと仕事どっちが大事?」があると思うんですが、それは子どもにも当てはまる。

 仕事に行ってほしくないのに、行ってしまう親を見て「仕事のほうが大事なんだね」と。それがだんだん積み重なって「自分って必要なのかな?」「お荷物なんじゃないかな?」と思われてしまったとき、「そんなことないよ」と言える材料が乏しい。

 親に時間的余裕がないと、子どもは自分を重要視していないと思ってしまう可能性が高い。でも、先ほど話したように、だから子どもが幸せなれないわけじゃない。それを悲しいと思うのは親なわけで、嫌なら仕事に行かないで子どもといたほうがいいと思いますよ。

―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。『僕が親ならこう育てるね』という初の子育て論本が発売。著者印税は児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられる

関連リンク

  • 9/20 11:54
  • 日刊SPA!

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます