マヂカルラブリー・野田クリスタル「生まれ変わり」松本人志の前での「大失態3連発」にも「絶賛の声」が止まらない理由

 9月15日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に、マヂカルラブリーの野田クリスタル(34)が出演。MCのダウンタウンも含め誰も予想していなかった事件を起こし、野田本人が《この日の放送の感想は受け付けてません!すぐに忘れて下さい!》《M-1最下位以来の大恥かきです。感想は全部無視します!》とツイートするほどの事態となった。

「この日は“強い意思があれば寝た後の体もコントロールできる説”の実証実験として1時間タライのヒモを握ったまま眠り続けられたら説立証というルールで安田大サーカスの団長安田(47)、サンシャイン池崎(39)、オードリー春日俊彰(42)、そして野田の4人で順番に検証したんです」(制作会社関係者)

 団長はわずか10分で就寝し、しっかりヒモを握っていたが17分後に手が緩んでしまい落下。池崎はほんの少し手元が緩んだ状態がずっと続いたため、タライもゆっくり降下し、41分12秒後に頭上にそっと乗っかった。春日はそもそも朝まで眠れなかったせいで検証できないという予想外の事態が発生し、「すまんね」と哀愁を漂わせてスタジオを後にした。

「そんな三者三様のVTRがあって、トリが野田だったんです。野田は環境が変わると眠れないタイプなので、寝酒にウィスキーをロックで飲んだ結果、わずか10分で就寝。ところが、開始早々5秒も持たずにタライが落下し、椅子もろとも転げ落ちたんです。これは眠りに入ったはずみで紐を下に強く引っ張ってしまったためですが、ここから予想外の出来事が起きたんです」(前同)

 スタッフが話しかけると野田は「恥っず」「やめてぇ。でもダウンタウンさんの番ゴミ(番組)かぁ。しょうがねぇ」「松ちゃん見てるからなぁ……」「寝るしゅん前(寸前)ですね」と、明らかに様子がおかしい。

「実は野田はかなり酒に弱く、完全に酔っぱらってしまっていたんです。“(眠れないと)みんなが帰れないと思って……”と、下戸なのに酒をあおった結果“みんなもこれで帰れるならいいれす”“俺気を使っちゃうんすよ気にしいなんす……”ごめんなさいみんな寝てください“とベロンベロンに謝りながら、泣き上戸だったのか鼻水を垂らしながら号泣する始末。松本人志(58)が”何コイツ!?“と困惑していて、シラフの野田がツイッターで凹むのも当然の光景でした(笑)。

 ちなみに、現在は多少マシになったそうですが、酒の強さについては07年に自身のブログで“ビール2杯で吐いた”とするレベルです」(前同)

■自分のための説なのに真っ先に脱落したことも

 少し酔いがさめたあとも、

「自分のために誰かが苦労しているのを知ると泣いちゃうんです」「普通のちゃんとした両親に育てられたんです。人に迷惑かけるなって……」

 と野田はやはり号泣。「最後はどういう感じで見れば……よかったんですかね?」と松本が感想に困る場面もあったが、誠実な姿にむしろスタジオの朝日奈央が「かわいい」「いい人」としたほか、視聴者からも、

《破天荒キャラのように見える野田》《水ダウの野田クリちゃん見たけどめちゃめちゃ愛おしいやん……》《水ダウ、野田クリの人の良さが想像以上ww》

 と好意的な声が多かった。

「野田は学生時代に松本の著書『遺書』(朝日新聞社)を同級生に布教したり、自分のことを“松本人志の生まれ変わり”と語るほど松本に心底憧れています。くわえて、野田は『水ダウ』と相性がいいのか悪いのか、毎回出るたびに予測不可能な出来事を引き起こしているんです。野田も自覚していて、空回ってしまったのではないでしょうか」(前同)

 今年では8月11日放送回で「マヂカルラブリーの『つり革ネタ』級にゆれる電車があっても野田クリスタルなら最後まで立っていられるはず説」を行った際も、予測不能な出来事があった。

「説のタイトル通り、マヂカルラブリーが優勝した『M-1』で披露して物議をかもした“揺れのひどすぎる電車で必死な様子を無言で披露する野田と、それを説明する相方の村上(36)”をモチーフにした説です。実際に千葉県の小湊鉄道で走行する電車の揺れに耐え、転ぶかつり革をつかんだら即失格の対決だったんですが……」(前同)

 野田、品川庄司・庄司智春(45)、ダーリンハニー・吉川正洋(43)、オラキオ(44)、ミスターSASUKEこと山田勝己(55)ら5人で勝負したのだが、野田はまさかの一番最初に脱落してしまったのだ。

「しかも、せめてネタ通り激しく転ぶかつり革を掴むならまだしも、上の金具を掴んでしまったため松本に“こいつクソだわ!”“つり革掴むか、それか何もつかまずにコロコロンってなれや”と辛らつな言葉をかけられてしまったんです。

 ちなみに、相方の村上については2ndステージでずっと激しく揺れるバスでMCをしなければならなかった件を“でも一番バスで大変やったのは村上やんな、実はな”と労っていました」(前同)

■『水ダウ』の説検証を根本から壊しかけたこともある

 また、野田が本格的にブレイクする前の19年6月26日放送回で行われた「打ち合わせ中 隣の部屋からカレーの匂いを送り続けたらその後全員カレー食う説」でも、野田は番組スタッフの意に反した行動をしていた。

「あばれる君(34)、バイきんぐ・西村瑞樹(44)、ANZEN漫才のあらぽん(35)、マテンロウ・アントニー(31)、安田大サーカス・クロちゃん(44)ら5人が全員打ち合わせ中カレーの匂いに反応し、尾行すると見事に全員がカレーやカレーうどんを注文したんですが、野田だけ打ち合わせ中に何も反応せず、食事も焼き鳥を食べに行きました。

“実は、カレー嫌いなんですよね”と野田が告白したことで“検証結果:カレーが嫌いな人もいる”というオチがついたんですが、これは意図したものではなかったんです」(専門誌記者)

 ちなみに、野田以外のメンバーは「なぜカレーを食べようと思ったのか?」と改めてスタッフが質問しても、ややしつこく尋ねないと理由が思い出せなかった。ターゲット全員が無自覚にカレーに誘導されていたことから、「怖っ!」「洗脳やな」と松本らスタジオメンバーは驚愕していた。

「当時、視聴者は”オチをつけるためにカレー嫌いな野田を用意した”と考える人も多かったですが、今年4月12日に投稿されたYouTubeチャンネル『よしもと芸人出演トーク番組「よしログ」』の動画で野田が意外な真相を明かしたんです」(前同)

 野田によれば、

「(カレー嫌いを明かした瞬間に)顔面蒼白よ、カメラマンたち」「あ、やっちまったと思った。企画ぶっ壊れた(と思った)」「ホント、そんな(カレー嫌いな人がいる)ワケないと思ってたんだろうね」

 と本当に偶然だったことを明かし、カレーに関心がなさすぎて、打ち合わせ中にしていた「カレーの匂い」に本気で気づいていなかったせいで、

「まず匂いに気づかないと(VTR)使えないと思うんだよ」「打ち合わせの時間30分(のはず)だったんだけど、1時間くらい打ち合わせしてて。結局気づかなかったんだよね」

 と裏側を暴露。しまいには、焦ったスタッフが打ち合わせ中なのに、不自然に携帯電話で指示を仰ごうとしていたという。

「まあ裏を返せば、予定調和的なものを破壊して、毎回ダウンタウンも度肝を抜くVTRを見せてくれる、ということで番組的にはありがたい存在なのかもしれません(笑)。

 それにマヂカルラブリーは昨年の『M-1』で優勝してから絶好調です。優勝会見で史上初の“R-1、M-1、キングオブコントのお笑いメインタイトル3冠”を目指すと話していましたが、実際に10月2日放送の『キングオブコント2021』にもファイナリストとして出場します。そこで、これまでの失敗を取り返す活躍をしてくれると思いますよ」(前同)

 ある意味で、おいしい絵面を何度も提供してくれる野田クリスタル。今回の放送についても「四者四葉で面白かった」「当たりの回だった」と視聴者の評価も上々。これからも、『水ダウ』にお声がかかるかも!?

2021/9/20 12:00

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