ワイヤレス充電器つきLED照明が人気、コロナ禍で伸びたLEDスタンドライト

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 コロナ禍で売れに売れたWebカメラやPC、ディスプレイ。これら花形商品ほど派手ではないが、やっぱり売れたものがある。LEDスタンドライトだ。テレワークが一般的になり、家庭でも手元照明の重要性が増した。昨年5月以降売り上げが拡大。今年は4月以降、昨年の特需の反動減で、販売台数・金額とも前年比で2桁割れが続いたが、この8月、前年を上回るペースに戻した。

 昨年1月時点での販売前年比は台数で82.7%、金額も74.3%と振るわなかった。ところが、新型コロナウイルス感染症が拡大し、テレワーク需要が顕在化し始めた5月以降販売が伸び始めた。以降、今年3月までおおむね2桁増のペースで販売は推移。この4月以降は、昨年の反動減でマイナスに転じたものの、8月は台数102.7%、金額106.5%と前年を上回った。平均単価(税抜き、以下同)も上昇しており、昨年1月の3780円からこの8月では4580円と2割以上も上昇している。
 製品カテゴリー別の販売台数構成比では、机上に置いて使う「デスクスタンド型」が7割以上を占める主流の製品群。次いで、机などに取り付けるタイプの「クランプ型」が1割強。これら机で使用する製品が8割以上を占める。次いで「フロアスタンド型」や「クリップ型」などが合わせて1割程度、残りがそれらの兼用型という市場構造だ。
 光源の色別では、最も多いのが太陽光に近い「昼白色」で3割強。太陽光よりやや青みがかった「昼光色」が2割、蛍光灯の光に近い「白色」が1割強、黄色みがかった「電球色」が4%前後。また、明るさを調整する調光機能が付いたものが8割弱を占める。また、最近の特徴では、ワイヤレス充電機能を備えた製品が伸びており、照明器具プラスアルファの機能を実現する製品が伸びそうだ。
 メーカー別では、3割前後の販売台数シェアを握るオーム電機がトップ。アイリスオーヤマ、パナソニック、ヤザワコーポレーション、ヤマダ照明と続く。トップシェアのオーム電機は平均単価が2500円前後と安価。室内照明や卓上の明るい照明に加え、補助的な照明ニーズもとらえている。続くアイリスオーヤマは、6月以降シェアを大きく伸ばした。ワイヤレス充電器付きで3000円台のモデルの売り上げがけん引。6月にはオーム電機を追い抜きトップシェアに立つ場面もあった。3位のパナソニックは平均単価が1万円前後とやや高価だが、デザインの良さや質感の高さで支持を集め徐々にシェアを上げている。(BCN・道越一郎)

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  • 9/19 18:30
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