保阪尚希、芸能人がCMに出たがる理由を明かす 「だって1日で1年分、2年分もらうから」

18日放送の『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)に保阪尚希がゲスト出演した。彼は30分間、立て板に水のごとくひたすら喋りまくったが、ネット上では「保阪尚希さんの話がめちゃくちゃ面白い。何時間でも聞きたい」「最初は保阪尚希ってわかんなくてウケた。おしゃべりが達者で、どこぞのネット論客かと思った」となかなか好評であった。

1986年にドラマデビュー、同年に放送された学園ドラマ『このこ誰の子?』の出演で注目を集め、1992年公開の映画『パ★テ★オ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞してから保阪は一時代を築く人気俳優となる。

そんな保坂によると、芸能界も通販業界も“椅子取りゲーム”だという。芸能の仕事で最も利益が出るCMを取りにいくため、熾烈な争いが繰り広げられるのだ。たとえば“良きパパ”像の俳優がいればそれでひと枠が埋まり、高額なギャラのCMが次々に舞い込んでくる。プロダクションも本人も“良きパパ”のイメージを守るために私生活にも細心の注意を払い、イメージに合わない仕事は全て断るという徹底ぶりらしい。「だって1日で1年分、2年分もらうんだもん」「そのためにどんな商品がきても笑う」となかなか手厳しい。

保阪が俳優として人気を博していた90年代はSMAP、TOKIO、V6、KinKi Kidsという誰もが知るジャニーズの人気グループが活躍しており、同年代の男性芸能人がCMを獲得するのは非常に難しかったそうだ。そこで保阪は「芸能の場合は自分が商品だから、自分で開発しなければならない」と考え、皆が“イメージが悪くなるから”と嫌がるような役を引き受けていったという。ドラマなら女癖が悪い高慢な医者やエリート官僚役、映画ならさらに人を殺める役など、企業が自社のCMに出演させようとは思わない役柄ばかりを演じたのだ。

また当時は女性スキャンダルで週刊誌の紙面をよく賑わせていたが、「そういう記事を見たい人もいるだろうから」と放っておいたという。その中には相手が妹だったり、一度も会ったことがない女性も含まれていたそうだ。だがこうしてクールでスキャンダラスなちょっと異質な存在となった保阪を、CMに起用する企業が出始める。特に女優の高岡早紀(48)と結婚していた頃は、良き夫や父親をアピールする様々な業種のCMに出演していたものだ。

優れた自己プロデュース力、最も活躍できる“穴”を見い出して突き進んだ保阪尚希。しかし肝心の海外ビジネスやテレビ通販に関する話をあまり聞くことができなかったのが残念でもあった。

画像は『TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」 2021年9月18日付Instagram「予定していた内容の3%くらいしかお話しできませんでした(笑)」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 みやび)

2021/9/19 15:42

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