「GUの新作チェックシャツ」ユニクロには絶対に出せない完成度のワケ

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―[MBのヘビーユース108(心底惚れ込んで愛用しているアイテム)]―

◆100/108 スリットロングシャツ(GU)2480円

 オーバーサイズのカジュアルアウターは素材に注意が必要です。

 何しろ「オーバーサイズ」というだけで少しくだけた印象になるわけで、さらに粗悪そうな素材とくれば「お兄ちゃんの服を借りてきた中学生男子」みたいになる。くだけて着るなら素材が肝心となるわけです。

 そこでこのチェックシャツ。これが「GU?」と私の周りのアパレル関係者も驚愕していました。ネット通販では一見普通のチェックシャツっぽいのですが、手に取ると肉感と光沢のある上質な素材感。

 もちろん5万~6万円のチェックシャツと比べれば見劣りするでしょうが、1万~2万円クラスのものなら負けないくらいの完成度です。

◆シルエットが崩れにくい仕様に

 加えてオーバーサイズでも体形を綺麗に見せてくれる落ち感のある素材。サイドスリットでお腹まわりの垂るみを逃し、またスリットは深く入っており、ポケットに手を突っ込んでもシルエットが崩れない仕様に。

 さらにアメリカンなチェックシャツで見かけるグラデーションチェックも、こちらは中間色で品の良い発色にまとめています。

 同じチェックシャツでもヨーロピアンな雰囲気を醸し出してくれる。素材の良さもあって安っぽさやヤンチャな印象は一切ありません。

◆ユニクロには手が出せないジャンルで存在感

 このように最近のGUは素材感や作りにこだわっている印象。兄弟ブランドであるユニクロの穴を埋めようと、ユニクロが手を出せないこうしたデザイン服や靴などの小物を強化しています。

 靴は今年になり本革モデルを強化、リアルレザーのローファーやストレートチップが3000円台で手に入るようになりました。

 チェックシャツ一つにしても他ブランドを凌駕する品質とデザインでもうお手上げ。ユニクロとGUで一体どれだけのブランドを追い込むつもりなのか……。

◆最近では「大人に向けて提案」を強化

 以前は10代向けの安かろう悪かろうなイメージでしたが、今は大人が手を出せるデザイン服からベーシックウェアまで揃う印象。

 こちらも若年層向けかと思いきや、モデルは落ち着いた20代後半から30代の男性を採用して大人に向けて提案しているのも理解できる。

 ややゆったりめのテーパードスラックスなどに合わせれば、割と簡単に「ぽく」なりますよ。

商品、衣装/すべて私物 撮影/山川修一(商品) 岡戸雅樹(人物)

―[MBのヘビーユース108(心底惚れ込んで愛用しているアイテム)]―

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』ほか関連書籍が累計100万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)

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  • 日刊SPA!

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