弘中綾香アナの高級ラウンジバイト疑惑「入会費100万円のラウンジってどんな場所?」

◆宅飲みをバラされた弘中アナに追い打ちか

 9月2日発売の『週刊新潮』で、大学時代の友人との宅飲み写真をスクープされたテレビ朝日の弘中綾香アナウンサーだが、学生時代の写真が週刊誌に持ち込まれて流出の危機に直面しているという噂が流れている。週刊誌記者に話を聞いた。

「その写真とは弘中アナが慶應大学時代に勤務していたと言われている会員制ラウンジの様子を写したものだと言われています。そのラウンジは会員になるだけでも100万円近くかかる超高級ラウンジで、弘中アナが学生時代に高級ラウンジに勤務していたのは記者達の間では有名な話。各社裏取りに走っています」

 弘中アナが高級ラウンジでバイトをしていたか否か……その真偽の程は、週刊誌記者埜方に任せるとして、今回は高級ラウンジとは一体どんなものなのかをまとめてみたい。

◆実態は脱法キャバクラ

 高級ラウンジといえば、銀座や六本木にある高級クラブのカジュアル版を連想する人も少なくないだろう。関西でラウンジというとその類となるが、弘中アナが勤務していたとされる2012年、都内の高級ラウンジは少々特殊なものだった。

 すでに週刊誌にも取り上げられているが、弘中アナが勤務していたとされる高級ラウンジはキャストの女性が全員女子大生。皆、美人で一流大学の在校生というのがウリと業界内でも有名な店だったという。このようなキャンパスラウンジとも呼ばれるラウンジは2010年当初、六本木や西麻布に多数存在した。しかし、そのほとんどがいわゆる”脱法キャバクラ”に近いものだった。

◆山口もえの元夫も経営していた高級ラウンジ

 例をあげるとすれば、2011年にタレントの山口もえの元夫である尾関茂雄が風俗営業禁止区域にある会員制クラブで女性従業員に同席接客をさせたとして逮捕された。尾関氏が経営に関わっていたとされている「Birth NISHIAZABU」は2004年にダイニングバーとして出店。だが、飲食店で女性の接待が伴う場合、風営法2号営業の許可が必要となる。

 なお、2016年からの風営法の改正で現在は風営法1号営業の許可が必要とされる。さらに「Birth NISHIAZABU」があった西麻布では都の条例で12時までの営業しか認めらていない。しかし、当時の「Birth NISHIAZABU」ではHPに深夜4時までの営業と明記されていた。毎晩、派手に深夜営業を続けた結果、警察に目をつけられて摘発に至ったのではという話を当時よく耳にした。

◆私服で接客、客はパパ活おじさん

「Birth NISHIAZABU」ではないが、筆者は過去にこのような脱法ラウンジに客として訪れたことがある。弘中アナが勤務していたといわれるほどの高級店ではないが、料金はセットで3万円程度。女性キャストのほとんどは大学生で一般的なホステスのようなドレスではなくワンピースなどの私服で接客していた。

 これは、万が一警察が来たときに働いているのではなく男性客と一緒に来た客のフリをするためだと言われている。当時のラウンジ関係者に話が聞けた。

「あくまでも普通のバーという建前で、キャストのコたちもバーに遊びに来た女のコという設定。風営法の許可がなければ店員の女性は横に座って接客はできません。店で出会って仲良くなったから席で一緒にお酒を飲むということにしていたんです。普通のコはドレス着て飲みに行かないでしょ。だから基本は私服。でも、これが客にはウケるんですよね、素人っぽいって」

 なお、客は芸能関係者などの業界人よりも経営者などのいわゆる港区男子や、今でいう金持ちのパパ活おじさんが多かった。

◆壊滅状態だったが数年前から復活傾向

 しかしその後、尾関氏の件を皮切りに脱法ラウンジは次々と摘発され、素人女子大生はギャラ飲みやパパ活へと移行していった。だが、2~3年前から港区界隈では会員制ラウンジが再びブームになっているという。業態はキャバクラやクラブと同じだが、店内は驚くほど広くて豪華な内装。女性キャストは店の規模にもよるが多いところで200人以上が在籍する店もあるという。料金はセット2万円前後とリーズナブルで男性会員は30代の若手実業家が多く、婚活やパパ活目的のために働く女性も中にはいるという。

 今となっては高級ラウンジに脱法というイメージを持つ人は少ないだろうが、10年前には少なからず存在していた。弘中アナが勤務していたラウンジが脱法店かは定かではないが、当時のラウンジといえば尾関氏の件もありイメージダウンは避けられないのかもしれない。ましてやアナウンサーはイメージが重視される職業だ。

 過去には現・日テレの笹崎里菜アナウンサーが銀座のクラブでホステスのアルバイトをしていたことが発覚し内定を取り消されたことがあったように水商売に関わっていたというだけでもマイナスイメージと捉えられてしまう。宅飲みスクープのタイミングなだけに、弘中アナの過去は今後もさらに掘り起こされてしまうのだろうか。

取材・文/カワノアユミ

【カワノアユミ】

東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは @ayumikawano

2021/9/19 8:52

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