3COINSヒット商品「シリコーンラップ」。水の入ったグラスで試してビックリ

 作り置きのおかずや夕食の残り物が盛り付けられたお皿をサッと覆って、ペタッとラップをかけるのは、日常的によくあること。だけど最近、そのラップをはがして、クシャッと丸めて捨てるのがもったいないというか、罪悪感があるというか。自炊の回数が増え、流しにはがしたラップの小さな山ができているのを見て、ふとそう思ったのです。

 そこで、“エコ”なラップはないものかと探してみたところ、300円ショップ〈3COINS〉にこんな商品が!

◆スゴい売れてる、3COINS「シリコーンラップ」

 ラップと言ったら、一度使ったものは“捨てる”のが一般的。なのですが、よくよく思い返してみると、その回数って結構多くないですか? 一月にどのくらい使っては捨てているのかを考えたら、経済的にも、ゴミを減らすことでの環境への配慮という点でも、繰り返し使うことができるラップがあったらいいなと。

 そんな時、3COINSで「シリコーンラップ」を発見! “スゴい売れてます”の張り紙まであり期待が高まります。

◆1枚110円で電子レンジもOK

 一体どのような代物なのでしょうか。

「伸ばして吸着するシリコーンラップ」(330円/税込)は、名前のとおりシリコーンゴム製のラップ。

 食べ物を盛り付けた器類を覆って鮮度を保ったり、水分を保ったりするラップの役割はもちろん(電子レンジ・冷蔵庫での使用も可能)、瓶の蓋をあけるときにも役立つ繰り返し使えるエコラップなのだそう。

 サイズは大、中、小の3種類。

 大は外径が18cm以下、中は13cm以下、小は8.8cm以下の容器に使用できるそうです。

※サイズ(約):大/縦19cm×横19cm、中/縦14cm×横14cm、小/縦9.8cm×横9.8cm

 使用方法はというと、ラップを引っ張りながら容器に押し付けるように吸着させる。ただ、それだけ。触ってみた感じは、「ザ・シリコン」で特有のくっ付く感はありますが、器にペターッと付くのかどうかは半信半疑です。

 はたして……?

◆さっそく使ってみたけど、あれ……

 まずは、普段からよく使用しているプラスチック製の割れない器に張り付けてみましょう。

 器に対して、縦・横それぞれ1cm以上大きめの「シリコーンラップ」がいいようです。

「シリコーンラップ」をフィルムからはがします。

 ああ、もうすでにペタッと……。

 ですが、くっ付いてしまうとはがすのが大変だったり、破れたりしてしまうラップとは違って、すぐに広げられるものシリコンのいいところ。

 気を取り直して。凹凸面を上にして、いざラップ貼り。

「ラップを引っ張りながら容器に押し付けるように吸着させる」、ですよね。……ところが、付きません。

 驚くほど付かず、ただ上に乗っているような状態。サイズが小さすぎたのかと、“中”に変えてみてもくっつく様子はゼロ。

◆もしや使い方を間違えている?

 そんなわけはないと、器の種類を変えて、陶器の茶わんとマグカップで再挑戦。

 かろうじて張り付いているけれど、隙間もあるしこれではラップの意味をなしていないような……。サイズ感も合っていません。ちょっとガッカリ、しないでください!

 実はこれ、“伸ばし”が足りていないだけなのです。

◆グイーンと伸ばしてからつけたら、ピタッと密着した!

 「グーン」程度の引っ張りではなくて、「グイーン!!」くらい大きく伸ばして使うのです。表面の凹凸が伸びるくらいに。

 しっかりと伸ばしたら、その状態を保ちながら容器に押し付けるように軽く引き下げます。

 すると。まるで吸いつくかのように、ピタッと。これです、これ。くっ付きました!※プラスチック製のコップに使用

 はじめは、「こんなに引っ張っていいのか」と思いましたが、どうやら大丈夫なようです。ただし、伸ばしすぎると破損する恐れがあるのでご注意を。

 では、どのくらいくっ付いているのかをチェックしてみましょう。※このような使い方をするものではありませんので、あくまでも参考程度に。

 水を注いだコップに「シリコーンラップ」をかけて、傾けていきます。

 すごい! セーフ! こぼれてきませんでした。密着性の高さがうかがえます。

 コツさえ覚えてしまえば、簡単に扱える「シリコーンラップ」。手先の器用さには自信がない筆者の場合、10回ほどの練習で無事にマスターできました。

◆プラスチックの器も再チャレンジしてみた

 最初に失敗したプラスチック製の器もこのとおり。

 吸いつく感じがなんとも気持ちがいいです。はがすときの、「バイーン」感も好きです。“中”ではなく、よく伸ばした“小”で、陶器の茶わんとマグカップもリベンジ成功。

◆水や油が付着してるとくっつかない

 唯一失敗したのは、水分が多いフルーツを盛った底が浅い器でしょうか。

 引っ張って押し付けるときに、「シリコーンラップ」に水分が付着して張り付かず(油も同様)。器も「シリコーンラップ」も、乾燥した状態で使用するのが望ましいようです

 ※先にもお伝えしたように、「シリコーンラップ」は繰り返し洗って使えます。中性洗剤を溶かして洗い、よくすすいだあとは、水分を切って陰干ししましょう。

 おかげでラップの使用頻度が激減。一週間以上、ほぼ毎日使用していますが、まだまだ現役バリバリ状態。この調子で、できることからエコな暮らしを続けていきたいと思う所存です。

 そうそう、手が滑ったり、力がうまく入らなかったりしてなかなか開けられなかった瓶の蓋も一捻りでしたよ。

<文/高木沙織>

【高木沙織】

美容ライター/ヨガインストラクター/ビューティーフードアドバイザー/スーパーフードマイスター。多角的に美容・健康をサポートする活動を行っている。過去には『AneCan』『Oggi』の読者モデル、ファッションモデル、ナレーター等も経験。Instagram:@saori_takagi

2021/9/18 8:45

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