『彼女はキレイだった』赤楚衛二、最後まで貫いたイケメンの真骨頂 “主人公”級の存在感

『彼女はキレイだった』(関西テレビ/フジテレビ 火曜よる9時)の最終回となる第10話が放送。SNSでは「濃厚キッスはやばめ」「カミカミケンティー」「ママが作った絵本を手に横断歩道わたるシーン、最後にきて泣けてきた」「はやくも樋口ロス」「5年後の樋口くん、どこかで愛ちゃんが書いた絵本観てるかな~」「樋口くんにも幸せになって欲しかったなぁ」など、多くの反響が寄せられた。

ついに迎えた最終回。物語としては、お仕事を交えたラブコメらしい王道の終わり方。一部、生放送にしたのもにくい演出。それにしても樋口(赤楚衛二)のイケメンっぷりは破壊力抜群だった。最終話にして、樋口がもう一人の主人公だったといっても過言ではないぐらい。

と、その前に宗介と愛のフィナーレをおさらい。樋口のおかげでモストは廃刊の危機をまぬがれた。モスト編集部から総務に異動した愛(小芝風花)は絵本作家、夏川ちかげ(日髙のり子)から「一緒に働いてみない?」と誘われる。一方、宗介はニューヨークから戻ってきてほしいと打診を受けていた。副社長に就任した宮城(本多力)からそのことを知らされた愛は、何も聞いていなかったことで宗介(中島健人)とケンカになってしまう。



だが、夏川の「自分自身が好きだなぁ、楽しいなぁって思える場所が、その人のゴールでその人の居場所」、梨沙の「なんか今、すっごい楽しいの」、樋口の「人生を楽しめ」という言葉を思い出した愛は宗介の家へ突撃。宗介に壁ドンして「宗介、結婚しよう。私と結婚してください」とプロポーズ。身長差があって、壁ドンがちょっとぎこちなく見えてしまう二人の構図が可愛い。


愛は、宗介の薬指に指輪をはめ、自分の指にも指輪をはめると「はい、これで無事、結婚が決まりました」と。ただし宗介に着いてアメリカには行かず、夏川のところで働きたいと告げる。「キレイになりたいって思ったの。人って、やりたいことしてるときすっごくキレイに見える。私もそうなりたい。宗介にもキレイな私を見てほしい。でも、自分のことをキレイだって思えるまでどれぐらいかかるか分からないし、わがままかもしれないんだけど…」という愛に「待ってる」と宗介は即答。「今よりもっとキレイな愛と結婚できる日を楽しみにしてる」と、2人はお互いの思いを確かめ合った。


帰ろうとする愛に「帰らなきゃ、ダメ?」という宗介の言葉に慌てふためく愛。優しい宗介は愛を送り出すが、まもなくピンポンが。「よく考えたら、洗濯は別に明日でもいいし…」と戻ってきた愛を宗介は強引に家に引き入れると濃厚なキス。座り込みながらもいつまでもディープにキスをする2人にキュンキュンしてしまった。2年後、モスト編集部の編集長として帰ってきた宗介は愛と結婚。5年後には2人の子どもの姿があって幸せ満点の終わり方だった。


生放送シーンは、雨の中ビルの屋上にきた宗介と愛。「久しぶりにみ…みたな、この景色」と中島がセリフを噛んでしまったのも生放送ならでは。やっぱり緊張していたのだろう。それでも、そんなことがなかったかのようにセリフを重ねる2人。さらに、生放送中、たまたま降った雨だったのであろうが、5年後の宗介と愛の娘が持っていた絵本のタイトルが「すてきな雨の日」。もちろん、描いたのは愛である。生放送で偶然に降ったはずの雨とリンクしているところは、ミラクルとしか言いようがない。

そして、もう一人の主人公ともいうべき樋口。

自ら楠瀬凛としてインタビュー記事を作成し「どうせいつかはバレる。だったら、最初に出るのはモストがいい。モストを守ってください」と宗介にデータを渡す。インタビュー記事には樋口の生い立ちが赤裸々に書いてあったことから、宗介は楠瀬凛の記事掲載を取りやめた。しかし、樋口が印刷所に記事をねじ込んだことで、モストは売り上げ好調、廃刊は撤回された。編集部には「ありがとう、楽しかった! アデュー!」というメールだけを送り、樋口は姿を消してしまう。せっかく存続したモストなのに、引き継ぎ作業も何もしなくて、ほかの編集部員は大変だったんじゃないの? と思ってしまうが、まぁ、カッコイイ去り方なので問題なし。


その後、まもなくして樋口と再会した愛は「どうして黙っていなくなっちゃったんですか?」と泣きながら「ひどいです。あんな簡単なメールひとつでみんなの前から消えちゃうなんて」と責める。そんな愛を樋口は抱き寄せた。めちゃめちゃ好きだったのに、フラれた相手を抱き寄せるなんて、イケメンにしか出来ない行動。そして愛に言いたかったことが3つあったという樋口。「ひとつ目、俺は佐藤愛が大好きだ。友だちととして、一人の人間として大好き。ふたつ目、納豆混ぜてるときぐらい俺のこと思い出してね。みっつ目、人生を楽しめ」。確かに今までの樋口の行動を見ていると、人生を楽しんでいることがすごくよく分かる。宗介が樋口に嫉妬を覚えても仕方のないイケメンっぷりだ。

梨沙も新しい恋を見つけたみたいだし、みんなが幸せになって大団円。樋口の恋は実らなかったけれど、小説を書きながら人生を楽しでいるみたいだし。楠瀬凛の新しい小説の巻末には「最高の親友 ジャクソンに捧ぐ」と書いてあった。そんな樋口が愛に教えたことはタイトルにもある“キレイ”の意味。宗介や樋口と会う前の愛は自分に自信もなく、人生を楽しんでいなかった状態。それからメイクを覚え、髪型も変え、キレイになった愛だが、本当の意味の“キレイ”は人生を楽しでいる人にこそ、送られる言葉。おそらく宗介もそれが分かっているからこそ、2年ぶりに再会した宗介は「キレイになったね」と言ったのだろう。きっと「人生を楽しんでるね!」と言いたかったに違いない。愛が宗介にプロポーズしたとき、愛が「キレイになりたいと思ったの」という“キレイ”も、もっと人生を楽しみたいという意味が込められていたのであろう。そう考えると、やっぱり樋口は当て馬なんかじゃない、“もう一人の主人公”だったのかなぁと思ってしまう。ともあれ、終始いろいろと楽しめたラブコメディー。出演者、スタッフのみなさま、お疲れ様でした!


文:今泉



『彼女はキレイだった』

毎週火曜夜9時(カンテレ・フジ系全国ネット)

【出演】中島健人 小芝風花 赤楚衛二 佐久間由衣

髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 宇垣美里 寒川綾奈 村瀬紗英 山田桃子

/ LiLiCo 木村祐一 菅原大吉 / 本多力 片瀬那奈 他

【原作】「彼女はキレイだった」ⒸMBC /脚本 チョ・ソンヒ

【脚本】清水友佳子、三浦希紗

【音楽】橋本由香利

【主題歌】Sexy Zone「夏のハイドレンジア」(Top J Records)

【オープニング曲】Awesome City Club「夏の午後はコバルト」(cutting edge)

【制作】カンテレ、共同テレビ



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  • 9/17 20:00
  • dwango.jp news

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