【セントライト記念 枠順データ分析】外枠からでも走れるが、穴の妙味は断然内枠

 20日に中山競馬場で行われるセントライト記念(3歳・GII・芝2200m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2014年はデータの集計対象外とした。

 過去10年、馬番別では最多となる7回の馬券絡みが2番。次点で3回の4番、9番、15番が続き、2回が7番、8番、13番となっている。

 参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠 0-3-2-9/14 複勝率35.7% 複勝回収率153%

2枠 1-0-3-14/18 複勝率22.2% 複勝回収率93%

3枠 2-1-0-15/18 複勝率16.7% 複勝回収率65%

4枠 2-1-0-15/18 複勝率16.7% 複勝回収率24%

5枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率36%

6枠 2-0-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率34%

7枠 2-2-2-16/22 複勝率27.3% 複勝回収率54%

8枠 0-2-1-20/23 複勝率13.0% 複勝回収率26%

【前走6着以下】

1枠 0-3-0-0 複勝率100.0% 複勝回収率576%

2枠 0-0-2-2 複勝率50.0% 複勝回収率135%

3枠 1-1-0-5 複勝率28.6% 複勝回収率145%

4枠 1-0-0-4 複勝率20.0% 複勝回収率44%

5枠 0-0-1-6 複勝率14.3% 複勝回収率40%

6枠 1-0-1-5 複勝率28.6% 複勝回収率80%

7枠 1-1-2-6 複勝率40.0% 複勝回収率87%

8枠 0-0-0-7 複勝率0.0% 複勝回収率0%

 過去10年で7回馬券絡みと、馬番2番が出色の好成績を収めている。昨年も9番人気のラインハイトが4着と人気以上の走りをみせている。1〜4枠と5〜8枠で比較すると、1着数、2着数、3着数すべて、綺麗に5回ずつ。外枠からでも好走できるレースだが、回収率が示す通り、人気薄の好走は内枠に偏っている。そういう意味では、内枠がベターだと考えて良いだろう。

 このレースは、前走6着以下の馬が[4-5-6-35]で複勝率30.0%、複勝回収率104%と前走大敗組の巻き返しに妙味がある。「ダービー大敗からの始動戦で好走」というパターンが大半だが、なかには12年14番人気2着のスカイディグニティのように条件戦6着から巻き返したパターンも。そのスカイディグニティも1枠2番からの発走だったが、前走6着以下の馬が1〜3枠に入った場合、いずれも複勝回収率は100%を超えている。今年も「前走大敗+内枠」の人気薄には注意を払いたい。

2021/9/17 12:50

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます