志尊淳、渋谷で“ゲリラ取材” 10人に無視され...「メンタルもたない」

女優の有村架純、俳優の志尊淳、森ガキ侑大監督が16日、都内にて開催されたドキュメンタリー映画『人と仕事』完成報告イベントに出席した。

同作では、有村と志尊の2人が、新型コロナに打ちひしがれた日本の職場で働く「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる保育士や介護福祉士、農家などの人々や、声なき仕事人たちの現状をレポート。2人の俳優が役としてではなく、いち仕事人として現代社会と向き合い、仕事の意味を再発見し、その価値を改めて見出していく。

志尊は人々に話を聞いていく中で「僕が表面的に思っていた苦悩よりも、はるかに深いところで皆さんそれぞれの環境の中で苦悩を抱いている」と思ったそう。「どの職業がというよりも、ひとりひとりが感じられていることは本当に大きいし、僕は本当に知れてよかった。知ることに意味がある」と作品の意義を感じたことを明かした。

有村も「対“人間”として話すことができたような気がします。短い時間でしたけれども、志尊さんもおっしゃったように表面的な悩みだったり葛藤みたいなものの奥底を、一部分でも知れたことがすごく大きい」としみじみ。続けて「改めて、人と会って話すということができたことをまず大事にしなければいけないなと思いました。人の温もりみたいなものを感じられるのって、実際に会って顔を見てってしないとわからないことって本当にいっぱいあるなと感じました」と人と直接話すことの大切さを改めて実感していた。

職業柄インタビューをされる機会の多い2人。インタビューを“される側”から“する側”になった感想を聞かれると、志尊は「自分がされてうれしいことをしたいなと思っていました。自分に興味を持っていただいたり、自分の好きなものや作品とかを知ってくださると自分はうれしいので、それぞれの職業の方を調べて、その方がどのように今まで来たかとか、その職業について調べたり、出来る限りするようにしました」としたうえで、「本当にいつもインタビューをしてくださっている方には感謝だなというふうに思いましたね」と語った。

一方、有村は「プロのライターさんでもインタビュアーでもないからこそ、聞きたいことだけ聞くんじゃなくて、好奇心だったり、相手の方に興味を持つことを大事にして、そこから話をひろげていくことが出来たらいいなと思いましたし、とにかく寄り添いたいなという気持ち」と振り返った。

今作では、保育士へのレポートで子どもたちと触れ合う場面も。志尊は「僕は保父さんになるのが夢だったんです。だから最初から『行きたいです行きたいです』って言ってて、ものすごく楽しかったのと同時に、毎日されている保育士さんたちはすごいなって思いました」と回顧。

有村は「私もとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。数時間でしたけど、子どもたちと触れ合うことでエネルギーをもらえて、元気になって帰っていった」と笑顔を浮かべつつも、「でもそれはやっぱり毎日じゃなくて、その日だけ行って数時間だけ子どもたちと触れ合って、ってするから『楽しかったな』と思えるだけであって、きっとそれが朝からお子さんたちが帰られる時まで、帰られてから事務作業だったりとか色んなことを毎日過ごすと、より大変な思いをされてるんだなということを実感しました」と保育士の実情を慮った。

さらに志尊は、撮影で辛かったことを尋ねられ「渋谷で『ゲリラで行こう』って森ガキさんと僕で思い付いて行ったものの、画には映ってないと思うんですけど10人くらいに無視されてるんですよ」と暴露。「それが心が痛くて。見向きもしてくれないし『なんですか』みたいな感じで見られたりもするし。それがもう、『森ガキさんメンタルもたないんで帰りたいです』と言っていました」と弱音を吐いてしまったことを明かしていた。

『人と仕事』は、10月8日(金)より全国3週間限定劇場上映。

©2021『人と仕事』製作委員会

配給:スターサンズ/KADOKAWA

2021/9/16 20:54

この記事のみんなのコメント

2
  • ***

    9/21 9:27

    ↓前に千葉の南行徳に転勤で住んでいた頃に駅前ロータリーで勧誘では無いが3分拝ませて欲しいとか言う邪教の男女がいて丁重に断ったがしつこく付きまとわれた、3度程断って4度目に女に肩つかまれて切れてやったわ。下手くそな関東弁で言っていたが関西弁丸出しで怒ったら男女は恐怖に怯えてました。関西弁で本気で起こると関東ではかなり効き目があると初めてわかった、関西では聞きなれた普通の喧嘩なんですが

  • ソフィア

    9/17 9:31

    高架下に座ってたら宗教勧誘食らった。しつこいから移動したら付いてくるしメチャクチャキモかったな。交番通ったらさっさと消えたけど

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