乃木坂46山崎怜奈「けっこう泣きました…」作家・金原ひとみのコロナ禍を描いた最新刊「アンソーシャル ディスタンス」を絶賛

乃木坂46の山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」。9月14日(火)の放送は、芥川賞作家の金原ひとみさんが登場。最新刊を交え、コロナ禍での“営みの難しさ”などについて語りました。

金原ひとみさん(右)とパーソナリティの山崎怜奈

金原さんの最新刊「アンソーシャル ディスタンス」(新潮社)が、8月23日(月)に第57回谷崎潤一郎賞を受賞しました。本作は緊急事態宣言の発出直後に書かれた作品集で、表題作「アンソーシャル ディスタンス」はコロナに翻弄され、心中を図ろうとする男女を描いています。

「常に社会の現状と自分との立ち位置みたいなものを書くことで、確認している」と話す金原さん。本作も、自身の心情が5篇それぞれに表れていると言います。れなちも本作を読み、あらためてコロナ禍について考えたそうで、「個人の対立と分断がすごく明確になっていく感じがした。自分にとってなにが大事で、なにを犠牲にしても大丈夫なのか、すり合わせをしなくてはいけないのにそれを埋めがたい……」と心境を語ります。

金原さんもうなずきつつ、「『お前、どうするんだ?』と銃を突きつけられ、問われているとき。飲みに行くことすら重大な選択になる。なにを選び、どう人生を生きていくか。(コロナ禍は)生き方の問題につながる」と話します。

一方で「個人個人が満足のいく決断を下しながら、行動を決めていかなくてはならないのは、けっこう酷な話。なにが正しいのか、絶対的なルールもないので」とも。不要不急が叫ばれるなか、決断の難しさについて語ります。

れなちは、本作を読み終えたとき「無茶苦茶苦しくなって、最終的に楽になった。こういう救われ方もあるんだなと思いました」とあらためて感想を伝え、「自分だったらこのときどんな判断をするか、どんな沼に落ちるのか。いまだから欲しかった鋭利さ。この作品に救われる方は多いと思う。けっこう泣きました」と絶賛していました。

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聴取期限 2021年9月22日(水) AM 4:59 まで

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<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈(乃木坂46)

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

2021/9/16 19:40

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