60円程度安くなる割引券の有効期限に? 「別の意味で使えなくなりそう」「急がねば」

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飲食店で食事をした際、こんな割引券をもらったことがありませんか。

「次回来店時に○○%割引!」

再来店したら、支払金額が安くなるというものですね。店側からしても、客数を増やす効果が期待できます。

奈良市と生駒(いこま)市にある飲食店『とんかつ店まるかつ』(@marukatsunara)でも、利用客に下記の割引率で、割引券を配布しています。

・定食、弁当を1千円以上の注文で60円引き

・定食、丼、カレー、弁当を1千円未満の注文で30円引き

支払金額が1千円未満でも、割引対象になるのは嬉しいですよね。ですが、有効期限をよく見ると…。

有効期限:2050年12月末日まで。もしくは あなたが宝くじで1等に当選するまで。

2050年までと、有効期限が遠い未来に設定されていますね!

「宝くじの1等当選」も、買い続けていればいつか…と思うと、だいぶ先の将来になりそうです。

同店の割引券に、多くの人が反応しました。

・まだ持っていたことを思い出しました。急いで行かねば…。

・子供の代まで受け継げる割引券ですね!

・早く使わないと、寿命を考えて使えなくなっちゃいそう…。今度行きます。

店主に、この割引券を始めた理由を聞いた

店主によると、配布を開始したのは2017年とのこと。

当時、客が少ないことに店主が頭を悩ませていたところ、「お客が再来店できるきっかけを作りたい」と思って始めたといいます。

配布を始めてから、売り上げが3倍に増加したことがあったといい、大きな効果が出たようです。

同店で食事やテイクアウトをした人に、渡しているというこの割引券。配布をするようになり、こんな変化が見られたと明かしました。

常連さんの中には、何十枚も貯めていて、お友達などに配ってお店を宣伝している人も少なくないようでして…。

本当にありがたいことで、涙が出そうになります。

利用客に愛されながら、経営を続けてきた同店。

「2050年」という、遠い未来を有効期限に設定した理由からも、利用客との深い絆がうかがえます。

有効期限を長くした理由は2つあります。

1つは、県外など遠方からのお客様にも、また奈良へお越しいただくきっかけになれば、ということ。

もう1つは、過去に何度か店が潰れかけたことがあり、「なんとしても続けてやる!」という気持ちも込められています。

私は現在45歳なのですが、おじいちゃんになっても、「30年前にもらったこの割引券、まだ使えますか?」とご来店いただくことを期待しています。

コロナ禍に負けないよう、あと29年はお店を続けなくてはなりませんね(笑)。

割引券をもらっても、都合が合わなかったり、時間の経過とともに割引券やお店を忘れたりして、再来店しない人も多いのではないでしょうか。

あえて長い有効期限を設定したことで、いつでも気軽にまた足を運べる…そう思うと、店主と客の厚い信頼関係で成り立つ、素敵な割引券ですね!

[文・構成/grape編集部]

出典 @marukatsunara

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