不倫がバレて離婚後、再婚したら今度は不倫された妹…「同情できない」姉の胸中とは?
ひとたび発覚すれば、家庭崩壊が避けられないことも多い不倫。本人は割り切った関係だったと言い訳してもパートナーはそれを許すはずがないでしょう。
派遣社員の澤崎唯菜さん(仮名・46歳)は、3歳年下の妹が6年前に不倫が原因で離婚。相手はパート先の上司だったとか。
◆不倫した妹とは半絶縁状態
「妹には当時小学生の男の子がいて、近くに住んでいる私や母がよく預かっていたんです。でも、それで自分は不倫相手と密会を重ねていたなんて……。
その子をどちらが引き取るかで別れる際に揉めたようですが、妹には育児放棄だったと判断されかねない部分があり、結局旦那さんが親権を持つことになりました。あの子は最後まで文句を言ってたみたいですが、自分で蒔いたタネですから」
実は、彼女たち姉妹の父親も子供のころに愛人を作って離婚。そのため、母子家庭で経済的にも苦労したといいます。
「それもあって妹は父親のことを毛嫌いしていました。母からも『不倫だけは絶対にしちゃダメだからね!』と口酸っぱく言っていたのにそれをあっさり破ってしまった妹のことがどうしても許せなくて。
離婚した後は距離を置き、今では親戚の結婚式やお葬式で顔を合わす程度の半絶縁状態です」
◆離婚から2年半後に別の男性と再婚
ちなみにその妹さんは離婚から2年半後に再婚。しかも、不倫相手とではなく別の男性だったそうです。
「ここからの内容はすべて連絡を取り合っている母から聞いた話ですが、離婚から1年も経たないうちに付き合いはじめたそうです。ただ、私は古い考えの持ち主だと言われるかもしれませんが、さすがに早いように思えて……」
それに母親が再婚を知ったのは彼女が入籍を済ませた後。まさかの事後報告だったと聞いて、これには唯菜さんもあきれてしまいます。
◆再婚半年後に夫の不倫が発覚
「もちろん、私のところには連絡すらありません。肉親なのでメールも電話も拒否設定にはしていませんでしたが、妹は私に言ったら再婚を反対されると思って報告するのを嫌がったのかも」
妹の新しい夫は彼女より4つ下。実際に会ったという母親によれば、「別にチャラチャラしている感じもなく普通の真面目そうな男性」とのことでしたが、入籍から8か月と持たずに離婚してしまったそうです。
「二度目の離婚も不倫によるものでした。けど、前回と違って今度は妹がされた側。結婚後、旦那さんの残業や休日出勤が急に増えたらしいのですが、職場の若い女性社員とデキていたらしく彼女とデートするためにウソをついていたみたいです。
妹は証拠をつかんでいたわけではなかったようですが、もともと感情の起伏が激しいタイプ。声を荒げて問い詰めたそうで、最初はしらばっくれていた旦那さんも逆ギレする形で不倫を認めたというのが真相のようです」
しかも、妹さんの夫は口論の後に家を出て行ってしまい、そこからは離婚一直線。彼女は別れることを考えておらず、夫婦関係の再構築を望んでいましたが、夫の意思が固く最終的にそれを受け入れるしかなかったといいます。
◆孤独ですっかり老け込んでしまった!?
「当時、妹もすでにアラフォー。彼と別れてしまったら年齢的に結婚が難しいと思ったのかもしれません。離婚後は母に散々愚痴っていたようですが、『アンタだって前に同じことをしてるくせにどの口が言うんだい!』って叱られて何も言い返せなかったそうです。
一応、あんなのでも妹なので幸せになってほしいと願っていましたが、離婚の件は相手こそ違いますが完全にブーメラン。さすがに同情できませんよ」
おまけに最初の夫は息子さんを連れて遠方の実家に戻って転職。面会は拒否されていないものの、気軽に会いに行ける距離でもありません。
「以前は年2~3回会いに行っていたようですが、今はコロナの影響で1年半以上会えていないようです。それでもまだ新しい彼氏ができていればいいですが、二度目の離婚以降はずっと独り身。
今年、親族の葬儀で久しぶりに会った妹は、私より年上かと思うくらいに一気に老け込んでました。そもそも最初に自分が不倫しなければ、今も家族3人で幸せに暮らせてたはずなんですけどね」
自業自得といえばそれまでですが、その代償はあまりに大きかったようです。
<文/トシタカマサ イラスト/ただりえこ>
【トシタカマサ】
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。