自然とお金が貯まる!貯蓄体質になるために“やめた”3つのこと

コロナ禍で外出できず、貯金が増えたという人も少なくない今。一方で、「旅行をしていないから」「外食をしていないから」という理由でつい散財してしまい、思うように貯まらない人も。そこで今回は、FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を持つ筆者が、お金の流れを整えるために“やめたこと”を紹介。無理せず、ラクに続けられる貯金のコツとは?

1. 家計簿をやめたら、やりくりができるようになった

貯金といえば、やはり家計簿。毎日しっかりつけなくちゃ…と思っている人もいるかもしれません。

もちろん家計の収支を把握することは大切ですが、食費、生活費、娯楽費、お小遣い…など、細かく管理しなくても大丈夫。自分が管理しやすいように見直してみましょう。

例えば、「電気代、ガス代、水道代」はまとめて「光熱費」というように、いくつかの項目をまとめて管理するようにします。

細かく数字をつけていたときは、家計簿をつけることさえ難しかった筆者ですが、項目をまとめることで余裕ができ、全体の予算と実績を見てやりくりできるようになりました。もし食費がいつもよりかかっていると感じたら、日用品費を節約してカバーするという具合です。

すると細かい家計簿をつけるのをやめて半年ほどで、生活費が5000円ほど余る月も出てきました。余った予算は貯めておき、少し贅沢な外食をする、家族旅行の足しにするなど、楽しみを感じられる使いみちを決めておくのがおすすめです。

2. 大きい財布をやめたら、ムダ使いが減った

最近の小さなバッグやお財布ブームで、買い替えた人もいるのではないでしょうか。筆者も以前はやはり長財布タイプの大きいものを使っていましたが、小さなバッグに合わせて、お財布も二つ折りの小さなものに買い替えました。

長財布はたくさんモノが入るので、つい溜め込みがちになります。筆者もカードやレシート、クーポンなど、お金以外にもさまざまなものを入れていました。

しかし小さなお財布の場合は、入れるものを厳選しないと入りきりません。現金を多く持たないようになったほか、持ち歩くポイントカードも減らしました。

するとポイントが貯まるお得感から買い物をすることもあったため、自然と出費が減るように。結果的に小さい財布がムダ使い防止につながりました。

3. セールで服を買うのをやめたら、被服費が減った

筆者は服が好きでよく買うのですが、とくにセール品に目がありませんでした。「2点購入で10%オフ」「タイムセールでレジにて20%オフ」のようなお買い得商品に弱かったのです。

しかし冷静になって考えてみると、そうやって買った服は本当に欲しかったわけではなく、お得感につられただけ。結局、タンスの肥やしになることがよくありました。

そこでセール品を狙うのはやめて、本当に欲しいデザインやアイテムを買うようにしました。すると1着あたりの値段はセール品よりも高くなりますが、購入する枚数は減っていきます。新しい服を1着も買わないシーズンもあり、被服費トータルで見ると激減しました。

「貯金」や「節約」と聞くと、細かく家計簿をつけたり、安いスーパーをチェックしたりと、地道な努力やガマンが必要に思えるかもしれません。しかし、ポイントを押さえれば、誰でも貯蓄体質に変われます。筆者の体験を参考に、ぜひ真似できそうなことから始めてみてくださいね。

(ライター/marunon)

2021/9/16 10:40

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