白熱の攻防戦はレアルに軍配! 終了間際ロドリゴの先制弾でインテル破る

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループD第1節が15日に行われ、イタリア王者インテルとレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。

 インテルは9分、ラウタロ・マルティネスが右サイド深くからシュートを放つ。しかしこれはレアル・マドリードの守護神ティボー・クルトワがゴールを割らせない。対するレアル・マドリードは14分、カゼミロがミドルシュートを放つがゴール右に外れる。

 インテルは19分、イヴァン・ペリシッチの精度の高いクロスにラウタロ・マルティネスが頭で合わせるがGKに再びセーブされる。一方のレアル・マドリードはルーカス・バスケスのクロスにファーサイドのカリム・ベンゼマが反応するがミートせず、チャンスを物に出来ない。

 スコアは動かないものの、前半は一進一退の激しい攻防が続く。インテルは10本以上のシュートを放つが、GKクルトワがことごとく立ちはだかりゴールとはならない。

 インテルは54分、エディン・ジェコのヘディングからミラン・シュクリニアルらがゴール前で畳みかけるがレアルが必死の守備で守り切る。

 徐々に攻撃の時間を増やすレアルは57分、ベンゼマからダニエル・カルバハルにフィードが送られると、カルバハルはそのまま強烈なシュートでゴールを脅かす。しかしインテルのGKサミール・ハンダノヴィッチもパンチングでチームの窮地を救う。

 両者攻撃的な選手を投入し攻撃の変化を試みるが、やはり決定的なシーンを決めきれずスコアは動かない。

 すると89分、ついに均衡が崩れる。レアル・マドリードは途中出場のエドゥアルド・カマヴィンガがダイレクトで浮き球のクロスを入れると、ロドリゴがボレーで流し込んで値千金の先制ゴールを挙げた。

 試合は1-0で決着。レアル・マドリードは前半はクルトワのセーブが光り、最後はロドリゴが土壇場で試合を決めて白星スタートで飾った。インテルは前半から攻撃の形を多く作ったものの、決定機を決めきれず課題の残る一戦となった。

【スコア】

インテル 0-1 レアル・マドリード

【得点者】

1-0 89分 ロドリゴ(レアル・マドリード)

2021/9/16 5:52

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