「家に帰って泣く」朝日奈央に“バラエティの便利な女”先輩ベッキーから忠告「30手前で女は揺れるの」真意とは?

 9月8日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で、ベッキー(37)と朝日奈央(27)の新旧バラエティ女王が、バラエティの苦悩を語った。14歳で芸能界デビューし、かつては年間のテレビ出演数400本以上と絶大な人気を誇ったベッキー。しかし昨年2月に同番組に出演した際、「30歳になってパッて20代振り返ったらほぼ毎日泣いてた」「『いいとも!』の帰り道が楽しかったこと一度もない」と売れっ子の過酷さを語った。

 20代の頃は「キャパオーバー」という言葉を知らず、日々ストレスや不満を溜め込んでいたというベッキー。毎日泣いてはいたが、収録中は楽しく、「忙しいってなんか泣きそうになるっていうか」と、多忙すぎてコントロールが効かなかったことを告白。オードリーの若林正恭(42)も「忙しいってダメだよね」とうなずいた。

 一方、かつてのベッキーのようにバラエティで大忙しの朝日。若林が「朝日奈央は楽しんでるんでしょ、今は?」と言うと、朝日は「楽しいときは楽しいですね」と即答。若林が「朝日奈央は今絶対言っちゃいけないよね。移動中泣いてるって」とイジると、朝日は「泣いてないです」と否定したものの、「あのね、家帰っては泣くよね」と衝撃のひと言を放った。

 ベッキーが「マジで?」と心配すると、朝日は「涙腺が激ゆるだから」と笑い、番組での失敗や、求めている立ち位置と自分のやりたいこととの「ズレ」が重なると「この仕事は自分にあってないんじゃないか」と思ってしまうことを明かした。

■ベッキーと朝日は「ちょっと便利」な存在

 ベッキーは「奈央ちゃんと私は、ちょっと言葉の響き悪いかもしれないけど、ちょっと便利だと思うんですよ」「ディレクターさんの要求通りにやっちゃうから」といい、朝日は「最初のほうは“できます、できます”って言いすぎて、できるんだって思われて、実際本番始まったらできなかったことがあったんですよ」と回想。その経験から、朝日は「嘘はダメだ」と思い、できることとできないことをハッキリ伝えるようになったという。

 ベッキーは「わかる」とうなずき、「どっかでちゃんと“ノー”って言わないと、“コイツ何でも言うこと聞いてくれるから”みたいな」「バラエティの打ち合わせでね、“こういうVTR流れるんで、VTR流れて2分後に泣いてください”って言われた」と自身の経験を振り返り、「それ言われたときにね、そこまで便利な女だと思われてるの? と思って」「そんなボタンあるわけじゃねーし!」と憤った。

 またベッキーは、最近のバラエティについて「思ってるのと違う空気になったりとか」と以前との変化に言及。共演者と「いい感じでバトルになるかと思ったらならなかったり、ツッコんだつもりだったんだけど、ただのうるさいおばさんに映ってたりとか」「もうダメなんだ、時代に合ってないんだ」と感じ、バラエティからの引退を考えたと告白。しかし、同い年でほぼバラエティの同期でもある若槻千夏(37)から励まされ、思いとどまったという。

■先輩ベッキーからの「リアルすぎる名言」

 朝日が「30代は丁寧な暮らししたい」「10代は全力でちょっと雑な感じ、20代も探り探りな感じで」と将来の目標を口にすると、先輩であるベッキーは「30手前で女は揺れるの」とポツリ。続けて「プライベートの時間増やしたくなったりとか、人によっては恋したくなったりとか」と、自身の経験を熱弁した。

 売れっ子ならではの2人の悩みに、視聴者からは「毎日テレビで見るってことはそれだけ疲弊してるってことだもんね」「テレビであんだけ明るいのに裏では泣いてるとか辛い」「バラエティ地獄話、深かった」など、同情の声が続出。ベッキーの「30手前で女は揺れる」発言には、「わかりみがすぎた」「30手前で男も揺れる」「30代で恋して大変なことになったもんな」などさまざまな声が上がった。

 元アイドルだが、バラエティが主戦場の朝日は、4月に出演した『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で、みちょぱ(22)、フワちゃん(27)、ファーストサマーウイカ(31)らをライバル視していると明言。他にも、フワちゃんと自身を対比し、「そういうすごい方と比べちゃうと、“なぜ私?”と考えちゃいます」など不安を明かしたり、8月に出演した『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)では、みちょぱなどはやりたくないことをハッキリ断るが、自分は虫を食べさせられたり無茶ぶりされるとバラエティでの立ち位置に不満をこぼしていた。

 37歳でバラエティに再び意欲を燃やすベッキーと、27歳で30代を前に「揺れる」朝日。2人は、今後のバラエティをどう生きて抜いていくのか注目だ。

2021/9/14 7:45

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