機内で犬のように唸る泥酔男、SNSで「狂犬病の検査を受けて」と笑い者に(米)

米ユタ州にあるソルトレイクシティ国際空港で現地時間6日、ロサンゼルスからのフライトでアメリカン航空1802便に乗っていたラスベガス在住のティモシー・アームストロング(Timothy Armstrong、61)が、公共の場で無秩序な行動を取ったとして警察に逮捕された。

泥酔していたティモシーは、客室乗務員や他の乗客に暴言を吐いていたという。その様子は同じ便の乗客であるデニス・ブッシュさん(Dennis Busch)によって撮影され、SNSに動画がシェアされた。『FOX 13 Tampa Bay』によると、酔っ払った状態のティモシーはデニスさんの前方の座席にいたアジア系の女性と彼女の同行者に向かって「座るように」と怒鳴っていたそうだ。

この女性は座りっぱなしだったためか、背中の凝りを解消するために座席から立ち上がっていたようだ。なおもティモシーが怒鳴り続けていたため、デニスさんは親切心から隣に座っていた通勤中のパイロットと一緒にアジア系の女性たちと席を交換し、ティモシーに「落ち着くように」と促したという。

しかしティモシーの怒りはおさまらず、機内前方にいる客室乗務員のもとへ向かって「(女性たちが)ここの場所にはふさわしくない」と大声で訴えた。そんなティモシーに客室乗務員の男性は毅然とした態度で席に座るよう強く指示したところ、ティモシーは一言「ジョー・バイデン! マジかよ!」と叫んで着席したそうだ。

その後もティモシーは席に座ったまま、怒り狂った犬のように「ガウッガウッ」と唸り声をあげてマスクを噛むなどし、行き所のない怒りを抑えているようだった。そして客室乗務員がいる方へ向かって中指を立てたり、「お前らは俺を取り押さえることはできないんだよ」と挑発していた。

同便がソルトレイクシティ国際空港に着陸し飛行機のドアが開くと、3人の警察官がやってきてティモシーはそのまま身柄を拘束された。彼は警察官に連れられて病院で検査を受けることとなり、その後に逮捕されたもようだ。

動画を撮影したデニスさんは、投稿の中で「私たちは素晴らしい訓練を受けた客室乗務員がいてくれてラッキーでした。彼らはフライト中、ずっと冷静に対処していました」と綴っており、拡散された動画には「うわー! この男が狂犬病の検査を受けてくれることを願うよ」「彼は狂犬病の予防接種を受けていないようだね」などのコメントが見受けられた。

なおアメリカン航空は、今回の件について「乗務員のプロ意識とお客様のご理解に深く感謝いたします」と声明を発表している。

画像は『Dennis Busch 2021年9月6日付Facebook「Huge thanks to the impressive and professional」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

2021/9/11 21:50

この記事のみんなのコメント

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  • 昔の犬取りは酷かったなワイヤーて首に引っ掻けて蹴りま繰って、車に乗せてたな、自分の犬も捕まって遠くまで引き取りに行ったな、初めの犬はまだ元気だったか何日めかの犬は諦めていたな。それを見て捨てる奴に殺意を覚えたな。まあ今は狂犬病はないけどね。

  • 脱走兵

    9/20 18:25

    猫やコウモリも持ってますよ。野良は特に。日本に野良犬はいなくなりましたが。

  • あきひろ

    9/11 23:03

    狂犬病はその名の通り犬が持っているウィルス。発病すれば100%しぬ恐ろしい病気ですからね。

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