福岡、鹿島に対し“シーズンダブル”達成! フアンマ2発など敵地で3発完勝

 11日、明治安田生命J1リーグ第28節が行われ鹿島アントラーズとアビスパ福岡が対戦した。

 前節終了時点で3位の鹿島は今月上旬にルヴァン杯で敗退したものの、現在リーグ戦では2連勝中。前節は横浜F・マリノスを相手にアウェイで0-2の勝利を収めており、ACL出場権の獲得に近づくためにも勝利が欲しい一戦となった。一方、同9位の福岡も現在2連勝中。鹿島を相手にはホームで戦った第5節でも勝利を収めており、“シーズンダブル”の達成にも期待がかかる。

 序盤から互いに激しい攻防を見せ、両チームともに主導権を握れない展開に。17分には福岡FWフアンマ・デルガドが倒されPKを獲得するも、FW山岸祐也のシュートはGK沖悠哉が防ぎスコアは動かない。

 それでも26分、福岡が先制に成功する。敵陣右サイドから鮮やかな連携を見せると、最後は山岸のパスからフアンマがペナルティエリア中央付近から右足ダイレクトでシュート。沖の逆をついたボールがゴールネットを揺らし、福岡がリードを奪う。

 鹿島も反撃を見せるが、次の得点も福岡だった。41分、DF湯澤聖人が敵陣中央から右サイドをMF金森健志とのワンツーで抜け出し、右足で低く鋭いクロスを供給。このボールにゴール前へ走り込んだフアンマが右足ダイレクトで左のサイドネットへと流し込み、スコアは0-2に。結局試合はこのままハーフタイムを迎える。

 勢いに乗る福岡は、後半にも追加点を記録する。64分、敵陣ペナルティエリア右で金森がパスを受けると、反転から左足でクロスを供給。これを山岸がペナルティエリア中央からヘディングで合わせ、ボールは沖の手を弾きながらゴールへと収まった。福岡は前節徳島ヴォルティス戦に続き3得点を記録する。

 3点を追いかける展開となった鹿島は、MF遠藤康やFWエヴェラウドなど4選手を立て続けに投入。73分にはMFディエゴ・ピトゥカが左足でミドルシュートを放つが、福岡GK村上昌謙が弾いたボールはクロスバーを叩き得点には至らない。その後も鹿島は相手ゴールに迫るが、福岡も粘り強い守備でゴールを許さず。

 結局試合は0-3で終了し、アウェイの福岡が鹿島に対するシーズンダブルで3連勝を飾った。一方、鹿島の連勝は2でストップしている。

【スコア】

鹿島アントラーズ 0-3 アビスパ福岡

【得点者】

0-1 26分 フアンマ・デルガド(アビスパ福岡)

0-2 41分 フアンマ・デルガド(アビスパ福岡)

0-3 64分 山岸祐也(アビスパ福岡)

2021/9/11 19:59

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