パラリンピック閉幕後こそ応援しよう!パラスポーツの支援先まとめ

日本がホスト国として迎えた東京2020パラリンピックが閉幕しました。大会期間中、無観客ながら選手たちの活躍はテレビやインターネットなどを通して報じられ、多くの人がそのパフォーマンスに驚き、人間の可能性を感じたのではないでしょうか。

今回は、東京パラリンピックでパラリンピック、パラスポーツに興味を持ち、大会後こそ何か支援をしたいと考えている人に向けて、個人でも気軽に支援ができる寄付先や各競技団体の賛助会員(※1)情報をご紹介します。ぜひこの機会に、寄付の使い道や決済方法などとあわせて、それぞれのWEBサイトもチェックしてみてください。

※1 賛助会員とは、活動趣旨に賛同し、登録する会員。入会金・賛助会費による支援が可能。

(本記事は2020年9月掲載の記事を編集して掲載しています)

■気になる競技団体を応援!

テレビの特集やニュースなどで気になっている競技があるという人は競技団体へ寄付してみては? 支援金はパラリンピックでメダルを目指す日本代表の強化資金として使用されるほか、スポーツの楽しさを伝える普及活動などに充てられる場合も。

・ブラインドサッカー

毎月1,000円から継続的に寄付できる特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会の「ブラサカみらいパートナー」。競技はもちろんのこと、視覚障がい児に運動の楽しさを伝える事業などにも使用される。その他、単発の寄付もWEB上で1,000円から可。また、不要になった古本やDVDを寄贈し、買い取り額をクラブチームなどに寄付できるプロジェクトもある。

▶詳細はこちら

(https://join.b-soccer.jp/)

・パワーリフティング

さらなる競技人口の拡大を目指す、特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟。Yahoo!ネット募金のプロジェクトでは、日本のパワーリフターたちの強化合宿をはじめとする強化活動の費用をクレジットカードで100円から寄付できる。Tポイントでも1ポイントから可能。

▶詳細はこちら

(https://donation.yahoo.co.jp/detail/5204001)

・車いすフェンシング

同じくYahoo!ネット募金のプロジェクトでは、特定非営利活動法人日本車いすフェンシング協会への寄付も、クレジットカード(一度きりでも毎月の支援でも可)やTポイントで行うことができる。寄付金は、車いすフェンサー育成のための練習場所使用料、車いすを固定する「ピスト」と呼ばれる大型装置の購入費やその輸送代などに充てられる。

▶詳細はこちら

(https://donation.yahoo.co.jp/detail/5087001/)

・車いすテニス

一般社団法人日本車いすテニス協会は、世界トップで活躍する日本の車いすテニス選手に続く次世代を担う若手選手を育成。Yahoo!ネット募金では、車いすテニスを知ってもらう目的の普及講習会や車いす選手指導のためのコーチ・トレーナー講習会開催に使用される費用を募っている。

▶詳細はこちら

(https://donation.yahoo.co.jp/detail/2053001)

・バドミントン

東京2020パラリンピックから正式競技となりメダルラッシュに沸いたパラバドミントンの国内統括組織、一般社団法人日本障がい者バドミントン連盟への寄付も、Yahoo!ネット募金で可能。クレジットカードやTポイントで寄付することができ、海外遠征費、大会運営費、国内強化合宿などに使用される。

▶詳細はこちら

(https://donation.yahoo.co.jp/detail/5085001)

・陸上競技

特定非営利活動法人日本知的障がい者陸上競技連盟は、競技の普及、振興、強化を目的とした支援金の寄付を受付。申し込み時に、連盟運営、その他(大会運営、国際大会への選手派遣)から寄付の使い道を選択する。また、1口3,000円の賛助会員も募集している。

▶詳細はこちら

(https://www.jidaf.org/jidaf)

・カヌー

一般社団法人日本障害者カヌー協会への寄付は、その返礼品も魅力。1口2,500円で「Let's out on the Water!! 」の文字が入ったTシャツ、1口1,800円でカヌーや水辺の遊び用のマスクを申し込むことができる(2021年9月現在)。また、1口2,000円から受付する賛助会員も募集している。

▶詳細はこちら

(https://www.japan-paracha.org/ご支援-ボランティア-会員登録/)

・パラアイスホッケー

「公益財団法人お金をまわそう基金」の助成先団体に認定されている一般社団法人日本パラアイスホッケー協会。基金を通じて、主に競技人口を増やすための体験会で使用する、用具の購入費用への寄付ができる。また、Yahoo!ネット募金での寄付は、海外遠征費用や、平均年齢の高い日本代表チームの課題となっている次世代育成(発掘イベントの開催や若手選手の練習費用の負担)に活用される。

▶詳細はこちら

(http://sledgejapan.org/2019/03/14/kifu/)

https://donation.yahoo.co.jp/detail/3719001/

・ボート

公益社団法人日本ボート協会では、パラローイング委員会への寄付金の申し込みを受け付けている。支払いは年額で、各年毎、もしくは希望する年間分を一括して支払うことも可能。寄付金は日本代表や強化指定選手、育成選手らが負担する費用や、艇・オール・シートなどの装備品などに充てられる。

▶詳細はこちら

(https://www.jara.or.jp/para/current/)

■賛助会員&サポーターになって応援!

「お気に入りの競技をバックアップしたい!」という人は、各競技団体の賛助会員としてパラスポーツを応援する方法もある。活動趣旨に賛同の上、年会費を払う賛助会員やサポーターは、競技団体の運営を支える重要な資金になる場合も。少額から支援できることも多いので、まずはWEBサイトをチェックしてみよう。

・柔道

特定非営利活動法人日本視覚障害者柔道連盟は、WEBサイト上で国内強化合宿、海外遠征費、タレント発掘事業、指導者の確保などに活用される支援金を募集。賛助会員になると、応援団長(キャラクター)クムトパス君のピンバッジがもらえるなど、ランク別の特典がある。その他、寄付制度もあり。

▶詳細はこちら

(https://judob.or.jp/support/#your-support)

・車いすバスケットボール

一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟のサポーター制度。地域ブロックの活動支援、競技を支えるスタッフの支援、日本代表チームU23/U25ジュニアチームの強化、日本代表チーム(シニア・世代別)の強化活動への支援に活用される。会員ランクがあり、イエローは無料、シルバーは3,000円、ゴールドは12,000円の年会費。ランクによって特典が異なる。

▶詳細はこちら

(https://jwbf.gr.jp/support)

・ボッチャ

日本代表「火ノ玉ジャパン」の活躍もあり、知名度上昇中のボッチャは、一般社団法人日本ボッチャ協会のWEBサイトで、賛助会員(年会制)を募集中。WEBサイト上で簡単に手続きでき、1口2,000円から支援できる。

▶詳細はこちら

(https://japan-boccia.com/my/support/)

・馬術

障がいのある人たちが安心して乗馬を楽しむために、特殊馬具の購入やインストラクターなどの養成が不可欠。一般社団法人日本障がい者乗馬協会(JRAD)では、1口3,000円の賛助会員(年間)を募集していて、会員には会報「JRAD通信」が送付される。

▶詳細はこちら

(https://jrad.jp/para/begin/)

・水泳

一般社団法人日本知的障害者水泳連盟は、賛助会員を募集。1口10,000円(年間)から支援でき、賛助会員になることで、知的障がい者水泳の振興と発展、同連盟の維持に寄与できる。

▶詳細はこちら

(https://jsfpid.com/touroku-kanyu/)

・自転車

一般社団法人日本パラサイクリング連盟では、パラサイクリングの普及振興、選手やスタッフの育成・強化、国際大会への派遣、国内大会やイベント、練習会などを開催しており、それらの活動に関心を持ち、支援を行ってくれる賛助会員を募っている。

▶詳細はこちら

(https://www.jpcfweb.com/contact/registration)

・卓球

知的障がい者スポーツの普及・振興を図り、障がい者のスポーツ活動や積極的な社会参加の推進、生活の質の向上などを目的として活動している一般社団法人日本知的障がい者卓球連盟。同連盟でも賛助会員を募集しており、個人会員の場合は1口1,000円(年会費)。

▶詳細はこちら

(http://jttf-fid.org/sponsor/)

■応援グッズにもなる! 物品購入で応援

プロチームでなくとも応援に欠かせない各競技のグッズなどを販売している競技団体もある。会場での応援はもちろんのこと、自宅からのリモート観戦用に準備をしておくのもよさそうだ。

・水泳

▶詳細はこちら

(https://paraswim.jp/jpsfpr.html)

・車いすバスケットボール

▶詳細はこちら

(https://jwbf.gr.jp/goods)

・ブラインドサッカー

▶詳細はこちら

(https://store.b-soccer.jp/)

■パラアスリートを広く応援!

ひいきの選手や競技はないけれど、なんとなくパラスポーツやパラリンピックに興味があるという人は、パラスポーツを広く応援できる支援先を選んでみてはいかがだろう。

・日本パラスポーツ募金

パラリンピックメダリストへの報奨金に使用される、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会の「日本パラスポーツ募金」。報奨金だけでなく、次世代選手の育成と強化、パラリンピック・ムーブメントの促進などを目的とした事業の資金となる。

▶詳細はこちら

(https://www.jsad.or.jp/support/fundrasing.html)

・JPCパラリンピック選手強化寄付プログラム

ワールドワイドスポンサーとして、オリンピック・パラリンピック競技大会をサポートしているVisaによる「JPCパラリンピック選手強化寄付プログラム」。Visaカードで寄付をすると、Visaが同額を寄付する。寄付金は、各競技団体を通じ、東京パラリンピックを目指すアスリートのための合宿遠征費、コーチ派遣費、用具購入費として活用される。1口500円から受付。

▶詳細はこちら

(https://www.jsad.or.jp/paralympic/donation/)

・東京2020パラリンピック応援クリック募金

東京2020ゴールドパートナーのENEOSによる「東京2020パラリンピック応援クリック募金」。該当サイト上で1クリックするだけで、無料で1円募金できる(1日1回のみ)。3ヵ月ごとに支援対象大会が変わり、現在は「文部科学大臣杯争奪 第50回全国身体障害者アーチェリー選手権大会 フェニックス大阪大会」のクリック募金が行われている。過去の実績を見ると、募金はゴールボールや自転車など各大会のポスターやSNSでの発信に使用されていることも多く、気軽にパラスポーツの認知度アップに貢献できる。

▶詳細はこちら

(https://www.eneos.co.jp/company/csr/click_sports/)

ここで紹介した以外にも、地域の障害者スポーツ協会、健常者団体と統合されているパラスポーツへの支援もあるほか、クラウドファンディング、選手の後援会、ふるさと納税を活用した応援など方法はさまざま。ぜひ定期的に情報収集してみては?

text & photo by TEAM A

2021/9/10 14:35

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