SMAP30周年の「9月9日」に、木村拓哉は「明日に向かって」、香取慎吾は「がんばりましょう」、中居正広は「30周年」連呼!

 2021年9月9日、SMAPが1991年の同日に『Can’t Stop!! -LOVING-』でCDデビューをしてから30周年を迎えた。SMAPは16年末に解散してしまったが、ネットは大いに盛り上がり、《#SMAP30YEARS》がツイッタートレンド入りしたり、ラジオ『Blue Ocean』(TOKYO FM)では「デビュ-30周年記念・勝手に感謝祭」を開催し、2時間にわたってSMAPの名曲を放送したりと、各所で盛大に祝福されている。

 92年~95年に放送されていたSMAPのバラエティ番組『夢がMORI MORI』(フジテレビ系)で司会を務めていた森脇健児(54)も、同じく司会だった森口博子(53)の名前を出し、

《9月9日 SMAP30周年、おめでとうございます、また森口博子さんとキックベースしたいです》

 とツイート。ふだんはリツイートやいいね!は3ケタを超えることはない森脇だが、およそ2400リツイートに7790いいねを記録しており、SMAPファンたちの感激がうかがえる。

「当時、世間的に“アイドル”や歌番組が低迷期を迎えていて、SMAPも人気が伸び悩んでいましたが、『夢MORI』などバラエティ番組路線を開拓し、現在の“国民的アイドル”の地位を確立したことで知られていますね」(女性誌記者)

 まさに歴史的な日となった9月9日の30周年だが、北海道では「ファンの底力」と呼べる出来事があった。

「北海道在住の有志の手により、さっぽろテレビ塔の西側一面が9月3日から9日にかけて、19時30分から毎日20分間、96年に脱退した森且行(47)も含めたSMAP時代のメンバーカラーでライトアップされました。9日夜は、SMAPのグループカラーであるオレンジ色にライトアップされます」(前同)

 ちなみに、順番は3日から順に、

・木村拓哉(48)の赤

・草なぎ剛(47)の黄

・稲垣吾郎(47)のピンク

・香取慎吾(44)の緑

・中居正広(49)の青

・森且行の白

・グループーカラーのオレンジ

 となっていた。

■香取に「がんばりましょう」と送るBASE

「東京タワーでも、9月9日が“重陽の節句”と呼ばれる、古来より邪気を払い長寿を願う日であることからコロナ終息を願い“青・赤・白・ピンク・黄・緑”でライトアップされたことで、《SMAPカラーだ!》とネットは大盛り上がりでした。

 ちなみに東京タワーは昨年12月28日にも、クラウドファンディングでSMAPファンたちが資金を集め、メンバーカラーのスペシャルライトアップをしていました。東京タワーはSMAPの、特に香取が思い入れの強いスポットとして知られていますね」(アイドル誌記者)

 メンバーの香取慎吾は、歌番組で華やかな衣装で踊るまさに“アイドル”に憧れてジャニーズ事務所の門を叩いた。

 1月7日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で、仕事が大変だった小学生時代、「パッと振り返ると東京タワーが見える」「“いやいや、頑張れよ”と言ってくれる感じがした」「僕がいまだに東京タワーが好きだと言い続けている理由は、あの頃支えられた記憶があるから」と語っていた。

「また、香取が18年からCMを担当しているネットショップ作成サービス『BASE』は、9月15日まで期間限定で3年間を振り返る特別動画を公開。CM撮影の裏側の映像と香取に対する感謝のメッセージをつづる動画を公開していますが、投稿時刻が“午前9時9分”であることや、メッセージの端々に仕込まれたSMAPを想起させるフレーズに、ファンは《不意打ちで涙が。》《素敵な動画をありがとうございます》と絶賛の嵐です。

 たとえば《香取さんへの感謝の気持ちを伝えるには、5、60年あっても足りません》という言葉があるんですが、《5、60年》というのはSMAPが6thベストアルバムでファン投票1位を獲得したこともある人気曲『STAY』の歌詞《5,60年それだけでいい》の明らかなオマージュですよね」(前同)

 動画の締めのメッセージ《どんな時もくじけずに頑張りましょう》についても、多くのファンが反応していた。森が所属していた94年に発表され、脱退後もずっと歌われてきた『がんばりましょう』のサビの部分を、そのまま引用していたからだ。

 ちなみに、『がんばりましょう』には木村と森のソロパートがあったことでも知られている。

「木村については、9日にインスタグラムを更新しましたが、文中の《体調管理をしっかりして、明日に向かって行ったりましょうね!》という部分に、多くのファンが反応しています。

 SMAPの楽曲の1つに95年発表の『俺たちに明日はある』という歌がありますが、これは『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)で、史上初にして唯一SMAPが全員総合司会を務めた2014年版で全員主演のスペシャルドラマのタイトルに引用されたり、解散後も昨年に木村がソロライブツアーで披露していた曲。なみなみならぬ思い入れがあるんです」(前同)

■デビュー記念日が悪天候なのはむしろ奇跡

 ちなみに、ドラマ『俺たちに明日はある』の内容は、「もしSMAP解散騒動があったら?」をイメージしたモキュメンタリー形式(※フィクションのドキュメンタリー)だった。

「2年後に本当に解散してしまうとは、ファンは夢にも思わなかったし、思いたくなかったでしょうね……。

 また、元SMAPメンバーで数多くの地上波番組のMCを担当している中居は、9月7日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)や4月2日放送『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)などで、隙あらば“30周年”という発言をしていて、こちらもファンを喜ばせています」(専門誌記者)

 また、2021年9月9日は北、東日本の広範囲で雨、関東や東海は局地的に激しい雨という悪天候になったが、これすらもSMAPファンにとってはむしろ「奇跡」「エモい」「運命」という声も聞こえてくる。なぜなら、SMAPの伝説は、雨から始まったからだ。

「SMAPはCDデビュー前日の91年9月8日に西武園ゆうえんちでデビューイベントを行いましたが、この日が台風15号接近の影響でひどいどしゃ降り。デビュー曲『Can‘t Stop Loving』を歌うはずが、漏電で電源が切れて音が出なくなってしまい、マイクも音が飛び飛びになるトラブルが起きました。

 しかし、ここで中居や木村が観衆に向かって呼びかけたことで、会場に集まった1万5000人のファンをひとつにしたという伝説的なMCは、ファンならみんな知っているでしょう」(前同)

中居「今日……十年に一度の大きな台風が、この西武園に訪れてます。でもこの台風は!俺たちの幸運を呼んでいますと!雨なんかに負けねえぞーっ!」

木村「一緒にシャワー浴びようぜ! ……気を取り直して! マイクの調子も戻ったみたいだから、もう1回行くよ! OK、レッツゴー!」

 とMCで盛り上げ、改めて『Can‘t Stop Loving』が流れた。当時から、中居に“リーダーでMC”の素質が、木村に“スターのキムタク”の素質があったことがよくわかる。

 当時「この団結力はどこにも負けない。こんなコンサートはSMAPだけ」、「歌の題名どおりSMAPはCan‘t Stopでいくから、みんな遅れないで」と話していた中居と木村。

 いつの日か、また5人、いや、森も含めた6人でファンの前に立ってほしいーー。

2021/9/10 7:15

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます