『鬼滅の刃』<遊郭編>23時15分枠で秋/冬の日曜放送 内容は「基本的には変えない」

 フジテレビ10月期改編記者発表会が6日に開催され、中村百合子編成制作局編成センター編成部長、片山正康広報局広報宣伝部長をはじめ、新番組の制作担当者、竹俣紅アナウンサーが出席。国内最高興収403億円を突破した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に続く、新たな物語が描かれる『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』の放送が、毎週日曜日23時15分からの新枠で秋/冬にスタートすることが発表された。

 コロナ禍で暗雲が立ち込めたエンターテインメント業界に、救いをもたらした『鬼滅の刃』の大ヒット。中村部長は「集英社さん、アニプレックスさん、ufotableさんのコンテンツをお借りして放送させていただいているのですが、社会現象になっていると言っても過言ではないと思います。視聴者からの大きな反響も励みになっています」と明かすと「こうしたコンテンツを皆さんにお届けできることは、テレビの役割を果たせているのかなと思います」と感想を述べる。

 放送は日曜日23時15分という深い枠。「<遊郭編>という内容を考慮してか?」という質問に対して、中村は「内容ではなく、タイムテーブル全体を考慮して」と回答すると、内容に関しても「通常の精査はしますが、基本的には変えないで放送予定です」と明かした。

 <遊郭編>の放送に先駆け、9月の全5夜にわたり<竈門炭治郎 立志編 特別編集版>を新作映像ありで一挙放送。その後の9月25日には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が全編ノーカットでテレビ初放送され、放送後には<遊郭編>の新情報やキービジュアルに描かれている新キャストなど詳細を発表予定。さらにこの日に『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』の放送日も発表されることが明かされた。

 フジテレビ2021秋改編のテーマは「家族そろってフジテレビ~DEEPなテレビ体験を!~」。なかなか開けぬコロナ禍において、改めてテレビの在り方や意義を模索するなか、1人でも多くの視聴者に「熱狂的な番組コンテンツで日本中の心を揺り動かす!」ことをテーマに番組編成をする。

 改編率は全日で5.7%(11本)、ゴールデン23.3%(6本)、プライム24.3%(9本)となり、新番組として『爆買い☆スター恩返し』のバラエティ、窪田正孝主演月9ドラマ『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』、綾野剛主演月10ドラマ『アバランチ』、江口のりこ主演木10ドラマ『SUPER RICH』、神尾楓珠主演土ドラ『顔だけ先生』などが目玉となっている(改編は変更の可能性あり、ミニ枠、大幅な枠移動なども含む)。

2021/9/6 15:00

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