ギニアのクーデターでW杯予選が延期に…モロッコ代表ハリル監督「銃声が聞こえてくる」

 国際サッカー連盟(FIFA)は、6日に予定されていたカタールワールドカップ・アフリカ2次予選ギニア対モロッコを延期することを発表した。5日、公式サイトで伝えている。

 ギニアの首都コナクリでの開催が予定されていた同試合だが、5日に大統領官邸付近で激しい銃撃戦が発生。クーデターと見られ、ギニア軍兵士は国営テレビを通してコンデ大統領が拘束されたと表明していた。

 この状況を受け、FIFAは「全ての選手の安全と安心を確保し、全ての試合関係者を保護するため」W杯予選を延期することを発表。なお、今後の日程については追って発表されるという。

 現在モロッコ代表を指揮するヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、フランス紙『レキップ』の取材に応じ「我々はホテルにいて、一日中銃声が聞こえてくる状況だ。今は空港への出発許可を待っているところだが、動くことができない。空港までは1時間ほどかかるから、セキュリティは100%ではない」「ホテルの外で何が起こっているのか、我々はよく分からない。今朝10時からは銃撃戦が行われており、選手たちに不安があるのは確かだ。不測の事態だが、陛下をはじめとするモロッコ当局は熱心に支援してくれている」と現状について語っている。

2021/9/6 13:55

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