「ウケる」を意味する「草」。さらに超える表現とは<ギャル語辞典>
若者言葉のひとつとして一般世間でも注目を集める「ギャル語」。かつてはテンションが上がった際に使う「あげぽよ」や「マジ卍(まんじ)」、“パーティーピーポー”(パーティーが好きな人々)を略した「パリピ」などの言葉が流行した。
とはいえ、若者たちのトレンドは移り変わりが激しいもの。気がつけば、彼女たちの会話の内容をまったく理解できないなんてことにもなりかねない。そこで、渋谷や新宿などに行くことが多いというギャルやキャバ嬢を中心に聞き込み調査を実施。最近よく使っている「ギャル語」を教えてもらった。
「ウケる」といったニュアンスで使われるようになった「草」というワード。今ではその「草」を超える表現があり、ギャルのあいだで一般的に使われているという。
◆Q.「草」以上に「ウケる」を表現する言葉とは?
アイドルの熊山みゆさん(Twitter:@parakiss_MIYU)も「ウケる」の意味で「草」を使用するとか。もともとは「(笑)」と同じ意味のネットスラング「www」が、草の形に見えることから「草」に派生したと言われている。
そこからさらにグレードアップさせた強調表現があるのだという。ヒントは、漢字一文字。
◆A.「草超えて森」「草からの森」
グラビアモデルのれなぴすさん(Twitter:@renapiice)は、「草超えて森」という言い回しだけではなくて「草からの森」という言い方もするそう。れなぴすさんにとってその2つのワードは使われる文脈や言葉の意味も全く同じらしい。「草」という表現がすでに古めかしいため、目新しい表現として「森」を好んで用いるようだ。
<文/二階堂銀河(A4studio)、撮影/藤井厚年>
―[おじさんが知らない「ギャル語」辞典]―