小松菜奈、吉本ばななとの主演作試写「緊張感に押しつぶされそう」

 女優の小松菜奈が1日、都内にて開催された映画『ムーンライト・シャドウ』完成報告会見イベントに、共演の宮沢氷魚、佐藤緋美、中原ナナ、原作者の吉本ばななと共に出席。小松が、吉本と共に同作を試写した際の緊張感を打ち明けた。

 作家・吉本ばななによる短編集『キッチン』所収の同名小説を映画化する本作は、ある日突然、愛する人を亡くした主人公さつきが、死者ともう一度会えるかもしれないという不思議な現象〈月影現象〉を通して、悲しみをどう乗り越えるのかを描く「さよなら」と「はじまり」のラブストーリー。主人公・さつきを小松が、さつきの恋人で突如帰らぬ人になってしまう等を宮沢が演じる。

 オファーを受けた際の気持ちを聞かれた小松は「ばななさんが24歳の時にこの『キッチン』を出したとおっしゃっていて、私が役を演じる時にも24歳だったので、すごく運命的。さつき役を導いてくださって、本当に光栄というかとってもうれしいです」としみじみ。

 続けて「初日は(等を)失ってしまった後のシーンだったんですけど、減量もあって痩せて、どんどん自分の心が薄くなっていく感じというか、さつきの気持ちがふっと入ったときには感動的というか寂しい気持ちになって。全部身に沁(し)みながら、この役を全身全霊で演じたいと思いました」と撮影を振り返った。

 また、映画を鑑賞した吉本が「『こういう感じが書きたかったんだな』ということを思い出せました」と小松らによる実写を称賛すると、小松は「安心しました」と笑顔。「すごく不安なんですよね。試写で原作の方と一緒に観ることがなかったので。緊張感に押しつぶされそうで、『良い』って思ってもらえたらいいなと思いましたし、生みの親であるばななさんが喜んでもらえることが本当に幸せです」と笑顔を浮かべた。

 一方、宮沢は「世の中がコロナウイルスなどで、みなさん辛い思いをされています。この作品でさつきや(佐藤演じる)柊が愛する人をなくしたように、みなさんもなにかをなくしたと思うんです。それは愛する人かもしれないし仕事や住むところかもしれない」とコロナ禍の世界へ思いを馳せる。

 続けて「この作品では生きる希望を見つけようと、必死に生きる人々が描写されています。皆さんの背中をポンと押すような温かい作品になったらいいなという思いで僕たちはこの作品を作りました。この思いがみなさまに届いて、少しでも希望を持っていただけたら僕たちはとてもうれしい」と熱いメッセージを送った。

 映画『ムーンライト・シャドウ』は9月10日より全国公開。

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