映画のために猛特訓して歌をマスターした俳優6選【天は二物を与えず…の逆!】

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ハリウッドでは俳優が役のために体重を大幅に増やしたり、過激な減量をすることは珍しくありません。そして、音楽映画に出演するスターのなかには、実際に自分で歌うために猛特訓して美声をモノにする人も! そこで今回は、そんな映画のために努力して歌をマスターした俳優6選を紹介してみたいと思います。

エミリー・ブラント

NEW YORK, NEW YORK - JULY 11: Emily Blunt attends 13th Annual American Institute for Stuttering Benefit Gala at Guastavino's on July 11, 2019 in New York City. (Photo by John Lamparski/Getty Images)

2018年に公開された大ヒット・ミュージカル映画『メリー・ポピンズ リターンズ』でタイトルの主人公を演じ、素晴しい歌声を披露したエミリー・ブラントは、それ以前に出演したミュージカル映画のおかげでメリー・ポピンズ役を射止めることができたようです。

エミリーは、シンデレラや赤ずきんなど童話の人気キャラクターたちが登場するファンタジー・ミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014年)にパン屋の妻役で出演。そして、同役を演じるにあたり歌のレッスンをかなり積んだそうで、以前にエミリーはインタビューで、「いつも人前で歌うことに緊張してしまうの。膝がガクガクする経験だわ」と発言していたことがあり、自分ではあまり歌を得意だとは思っていない様子。

しかし、同作でメガホンを取ったロブ・マーシャルが、『メリー・ポピンズ リターンズ』で再びエミリーとタッグを組んで主役に彼女を起用したことをを考えると、その事実がエミリーの才能を物語っていると言えるのではないでしょうか。

イントゥ・ザ・ウッズ

イントゥ・ザ・ウッズ

2014年/アメリカ/124分

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アン・ハサウェイ

NEW YORK, NY - JUNE 26: Anne Hathaway attends TriStar Pictures with The Cinema Society & Avion host a screening of "Baby Driver" at Metrograph on June 26, 2017 in New York City. (Photo by Jared Siskin/Patrick McMullan via Getty Images)

『プラダを着た悪魔』(2006年)で注目されて人気女優の仲間入りを果たしたアン・ハサウェイは、2012年に公開された『レ・ミゼラブル』でミュージカル作品に初挑戦!

ボーカル・コーチのジョアン・レイダーの下でみっちりとトレーニングを積んだアンは、最高のパフォーマンスを引き出す“ピッチ・パーフェクト”なボーカル・トーンを見つけることに努めたのだそう。

カラオケのシーンなどを撮影するのとは異なり、本格的なミュージカル映画では歌のシーンで肺や喉のスタミナがモノを言うため、アンは週2回レイダーからトレーニングを受けたとのこと。

その結果、アンはミュージカルに初挑戦したとは思えないような迫力ある歌声を見せつけ、アカデミー賞助演女優賞に輝きました。『レ・ミゼラブル』以降にアンはミュージカル映画に出演していませんが、あの美声を再び聴かせてほしいですね!

レ・ミゼラブル(2012)

レ・ミゼラブル(2012)

2012年/イギリス/152分

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ジェフ・ブリッジス

HOLLYWOOD, CA - AUGUST 10: Actor Jeff Bridges arrives at the screening of CBS Films' 'Hell Or High Water' at ArcLight Hollywood on August 10, 2016 in Hollywood, California. (Photo by Jeffrey Mayer/WireImage)

マーベル映画『アイアンマン』(2008年)の悪役や、コメディ映画『ビッグ・リボウスキ』(1998年)の無精者なザ・デュード役など、幅広いジャンルの作品で様々なタイプのキャラクターを演じているジェフ・ブリッジズが、音楽ヒューマンドラマ映画『クレイジー・ハート』(2009年)で落ちぶれたカントリー歌手役にチャレンジしました。

本作でジェフが演じたバッド・ブレイクは酒に溺れて結婚にも失敗し、才能がありながら成功とは無縁の音楽人生を歩んできたキャラクター。そんな哀愁満ちたブレイクに相応しい声質を見つけるために、ジェフは著名なボーカル・コーチであるロジャー・ラブを師と仰いでトレーニングに励んだとのこと。

その特訓についてラブが、初めて会った時に既にジェフは歌うことが好きだったけれど、彼が電話でボーカル・エクササイズを施し、ジェフはブレイクを演じる準備に努めたと明かしていました。

ラブの適切なトレーニングの甲斐あって、ジェフは荒々しくも感情を揺さぶる素晴らしい歌声とその熱演で高い評価を得て、アカデミー賞主演男優賞を受賞! 本作における彼の演技は、まさに“必見”の一言に尽きパフォーマンスです。

クレイジー・ハート

クレイジー・ハート

2009年/アメリカ/111分

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リース・ウィザースプーン&ホアキン・フェニックス

青春サスペンス映画『クルーエル・インテンションズ』(1999年)や、コメディ映画『キューティ・ブロンド』シリーズなどで注目されたリース・ウィザースプーンが新境地を開いた作品が、音楽映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005年)です。

本作は、カントリー音楽界のレジェンドであるジョニー・キャッシュの波乱に満ちた半生を映画化した感動作で、リースは後にジョニーの妻となるカントリー歌手のジューン・カーター役で出演。リースはホアキンと共に劇中で歌うシーンを全て自分たちでこなし、リースは前出のボーカル・コーチ、ロジャー・ラブの下で歌の猛特訓に励んだのだそう。

さらに、リースとホアキンはカントリー音楽業界の伝説的なプロデューサーであるT・ボーン・バーネットと一緒に半年にわたりトレーニングを受け、二人は可能な限りジョニーとジューンに近い声で歌えるよう努力を重ねたとのこと。

その結果、二人ともアカデミー賞で主演男優&女優賞にノミネートされ、惜しくもホアキンは賞を逃しましたが、リースは見事にオスカーに輝きました。

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道

2005年/アメリカ/136分

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トム・ヒドルストン

NEW YORK, NY - AUGUST 08: Tom Hiddleston attends the Broadway Opening Night performance of "Sea Wall / A Life" at the Hudson Theatre on August 08, 2019 in New York City. (Photo by Walter McBride/WireImage,)

トム・ヒドルストンといえば、マーベル映画『マイティ・ソー』で演じたロキの印象が圧倒的に強いですが、2015年に公開された音楽映画『アイ・ソー・ザ・ライト』では、イギリス出身のトムが米カントリー音楽界を代表するハンク・ウィリアムズを演じ、マーベル俳優のイメージ払拭に挑みました。

まず、ハンクを演じるにあたってトムは英国訛りを取り除き、アメリカ南部訛りが強烈なアラバマ州で育ったハンクのアクセントを習得し、歌のコーチであるロドニー・カウエルの助けを借りて、ハンクの鼻にかかったような独特の歌声を獲得したとのこと。

マーベル映画を中心に活躍するトムには、モンスター・アドベンチャー映画『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)などの代表作もありますが、彼がコテコテのアメリカ人を演じ、しかも彼の歌声も堪能できるも『アイ・ソー・ザ・ライト』は希少な作品。よって、ファンならば一度は観賞しておきたい映画ではないでしょうか。

アイ・ソー・ザ・ライト

アイ・ソー・ザ・ライト

2015年/アメリカ/123分

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ブラッドリー・クーパー

LAS VEGAS, NV - APRIL 24: Actor Bradley Cooper attends CinemaCon 2018 Warner Bros. Pictures Invites You to The Big Picture, an Exclusive Presentation of our Upcoming Slate at The Colosseum at Caesars Palace during CinemaCon, the official convention of the National Association of Theatre Owners on April 24, 2018 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Gabe Ginsberg/Getty Images)

『世界にひとつのプレイブック』(2012年)と『アメリカン・ハッスル』(2013年)、『アメリカン・スナイパー』(2014年)で3年続けてアカデミー賞にノミネートされるという快挙を果たしたブラッドリー・クーパー。

そんな演技派の彼が初めて監督にチャレンジした記念碑的な音楽映画『アリー/ スター誕生』(2018年)では、主演&脚本&製作もこなし、しかも世界的なロックスターであるジャクソン・メインを演じるために、初めて歌にも挑みました。

まずブラッドリーは撮影に入る前、1年間にわたってアクセントのコーチであるティム・モニッチの下で独特な訛りを習得し、ジャクソンの父親ボビー役を演じたサム・エリオットの声をモデルに、演じる時の声を変えたのだそう。

そして、アルコール依存症であるジャクソンのしゃがれた声を表現するために、深いバリトン・ヴォイスで歌えるようトレーニングを積み、その熱演が絶賛されてアカデミー賞主演男優賞にノミネートを果たしました。

ブラッドリーは声色を変えるのが得意!?

ちなみにブラッドリーは、マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでアライグマのキャラクター、ロケット役に扮しているのですが、言われなければ絶対にブラッドリーだと判別がつかない声で演じているのです。

ロケットやジャクソン役といい、もしかしたらブラッドリーは声色を変えるのが得意なのかもしれませんね。

アリー/スター誕生

アリー/スター誕生

2018年/アメリカ/136分

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