“バカ売れ”新井恵理那アナ「個性が見えないアンバランスさ」が人気の理由!?

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テレビの中の女たちvol.61新井恵理那

「毎日のようにテレビに出ている」という表現は誇張であることが多いけれど、彼女の場合は本当に毎日テレビに出ている。セント・フォースに所属するフリーアナウンサー、新井恵理那のことだ。

 現在レギュラー出演している番組を曜日別に列挙すると、月曜から金曜までは『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)、土曜は『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)、日曜は『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』(テレビ朝日系)や『所さんお届けモノです!』(TBS系)など。月曜から日曜まで毎日テレビに出演している状態だ。2021年上半期のテレビ番組の出演本数ランキングでは、新井は201本の番組に出演、タレント部門では5位となっている(ニホンモニター株式会社調べ)。

 しかし、である。そのテレビ露出の多さに比べ、世間が新井恵理那について知っていることはどれだけあるだろう。あまりに少ないはずだ。上述の番組出演本数ランキングのタレント部門1位のフワちゃんについては、失禁グセがあることも知っているのに。2位のみちょぱこと池田美優については、元カレが早朝に逮捕された話まで知っているのに。

 テレビ出演の多さと、知られている情報の少なさ。そのアンバランスさは何よりも、彼女がテレビのなかでアシスタントや進行役を務める機会が多いためだろう。

 彼女は番組の進行を確実にアシストする。たとえば、『オールスター感謝祭'21』(TBS系、2021年3月27日)のワンシーン。複数人の俳優のなかで激辛麻婆豆腐を食べたのは誰かを当てるゲームに、回答者として参加した彼女は、「(重岡大毅さんは)プレートを1人だけ、最初見たときにそのままジッと目を離さなかったんですよ。他のみなさんはチラッと目が横に泳いで、どんな演技しようかなって考えてるように見えたんです。その隙がなかった」などと、俳優の細かな動きを言葉で描写しながら推理した。些細な表情や視線の動きなどから予想するのが楽しいこの手のゲームの醍醐味を、視聴者に的確に伝えるアシスト的なコメントだ。

 ただ、特にバラエティ番組では彼女が前に出る場面もある。たとえば『シンパイ賞!!』では、普段は進行役として爆笑問題や霜降り明星など芸人をアシストする立場にある彼女。しかし、霜降り・せいやが孤独に悩んでいると吐露し始めると「孤独なときはZOOMしたらいいんじゃないですか」と彼のゴシップと絡めてコメントするなど(2020年11月22日)、しばしば失礼ボケのようなものを返して確実に笑いどころを作ったりする。

 あるいは別の番組では、普通の餃子よりひと回り大きい餃子の食リポのシーンでその大きさを「浜口京子さんが笑ったときの口ぐらい」と大喜利的に表現した。そのコメントを聞いたミキ・亜生が、笑いながら「それ一瞬で出てくる?」と驚いていたのが印象的だ(『霜降りミキXIT』TBS系、2021年8月16日)。

 新井恵理那は一方で、普段はアシスタントや進行役に徹して番組に馴染み、前にはあまり出てこない。私たちが彼女についてあまり知らないのは、彼女の特色のなさというよりもむしろ、フリーアナウンサーとしての堅実な仕事ぶりを示しているのだろう。

 しかし他方で、彼女は自身にコメントを振られた際は確実に結果を残す。個人的にはもう少し、彼女の“面白さ”がテレビを通じて世間に知られるようになればいいのにとも思う。

(文・飲用てれび)

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  • 8/30 17:00
  • 日刊大衆

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