全米がビックリ!かぼちゃ味のカップヌードルを日清USAが発売

拡大画像を見る

 アメリカ人はパンプキン風味の食べ物がとにかく大好き。毎年秋になると関連食品がスーパーやコンビニ、コーヒーショップなどに並びます。

 今年そのパンプキン戦争の口火を切ったのが、日清カップヌードルの「パンプキンスパイスフレーバー」発売のニュース。「エープリルフールの冗談ではなくて?」という見出しとともに、各メディアがその意外な組み合わせを取り上げています。

◆甘くて香ばしいスパイスの効いたソースタイプの洋風麺

「パンプキンスパイス」は、パンプキンパイを作る際に用いるシナモンやナツメグ、ジンジャー、クローブ、オールスパイスなどをブレンドした北米ではメジャーな調味料です。

 振りかけるだけでパンプキンの香りと風味を感じさせる便利な調味料で、近年ではスターバックスやダンキンドーナツなどアメリカ発大手コーヒーチェーンが、秋冬の主力商品としてパンプキンスパイス風味のドリンクを発売し、人気を集めています。

『NYデイリーニュース NY Daily News』によると、日清が今回発表した「パンプキンスパイスフレーバー」のカップヌードルは、世界初のカップ麺である“カップヌードル”の誕生50周年を記念したもの。ハロウィーンシーズンに突入する10月下旬より全米のウォルマートで販売される期間限定商品です。

 従来のスープ麺ではなく、こってりしたソースでいただくタイプのカップ麺のようで、味は甘くて香ばしいスパイスの効いたものになっているそう。

◆ネットの反応は半信半疑

 以前、パンプキンスパイス風味のスパムがホーメル社から発売されたときには、「やり過ぎでは?」「警察に通報させていただきます」などとSNSで批判が殺到したこともあったため、かぼちゃ風味のカップヌードルにも半信半疑の声が寄せられていますが、日清側には勝算があるよう。

『トゥデイフード TODAY FOOD』の取材に対し日清フードUSAのマーケティング担当は、「少し興味があれば試してみてください。あなたは嬉しい驚きを感じるでしょう」と語り、その出来栄えに自信をみなぎらせています。

 本商品は、水を少しふりかけ電子レンジで4分加熱するだけで完成(アメリカのカップ麺作りはお湯ではなく水を入れ電子レンジを使うのが主流)。お好みでホイップクリームを加えると、「今まで味わったことのないカップ麺が体験できる」といいます。

◆米国人はパンプキン風味大好き。ヨーグルトまで

 日清フードUSAの発表では、全米のZ世代(11~25歳)の半数以上がパンプキンスパイス風味の食べ物や飲み物に夢中で、うち10%は「パンプキン風味の何か」を1年中食べたいと切望しているという調査結果が出ているとか。

 たしかに前述したスターバックスの「パンプキンスパイスラテ」に至っては、「今年はいつ発売が開始されるのか?」が8月初旬からメディアで議論されるほど、その人気が加熱しています。

『ピープル PEOPLE』の「ベストパンプキンフレーバーフード&ドリンク」を見ても、チョコレートとパンプキンスパイスのクリームを挟んだクッキーやマフィン、シェイクなど味の想像のできる商品から、本物のパンプキンを使ったというクリームチーズやヨーグルトなどちょっと微妙な商品まで。実に様々な食べ物にパンプキンスパイス風味が侵食しているのが分かります。

◆パンプキン香る布製マスクも

 今やアメリカ人のパンプキン愛は食だけにとどまらず、フレグランス商品やキャラクターまで発売するまでに発展。

 パンプキンスパイスの香りを放つルームディフューザーやキャンドル、オレンジ色の楕円形の物体にしか見えないぬいぐるみを「パンプキンスパイスラテ人形」として発売するなど、その例を挙げればキリがありません。

 そしてなんとコロナ禍の今年は、着用するとパンプキンスパイスの香りがするという布製マスクまで発売される始末。

 日本でも2015年に日清が「パンプキンポタージュ」味のカップヌードルが発売されていたらしいのですが、その後、同様の商品が再発売されたというニュースは聞きません。

 国が違えば人気商品や食文化がこんなに違ってくるのかと、驚かされるニュースでした。

Sources:「NY Daily News」「Today」「People」「Pop Sugar」

<文/橘エコ>

【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

関連リンク

  • 8/29 15:45
  • 女子SPA!

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます