【広島vs大分プレビュー】6試合ぶりの白星を求める2チームが激突…前回対戦は広島が接戦をものにする

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■サンフレッチェ広島 D・ヴィエイラは得点力不足を解消する切り札になれるか





【プラス材料】
 足の筋肉系の負傷で戦列を離れていたFWドウグラス・ヴィエイラが前節の浦和レッズ戦で、7月11日に行われた第22節の横浜FC戦以来の出場を果たした。しかも、D・ヴィエイラらしい正確なポストプレーやクロスへの飛び出しを見せ、短い出場時間ではあったが3本のシュートを放つなど、コンディションが上がっていることを示した。

 彼が1トップに入ることによって前線で起点ができ、周りが前を向ける。クロスに対する入り方も悪くないため、サイド攻撃からの得点も期待できるだろう。

 また、コンディション不良のため第25節の川崎フロンターレ戦と浦和戦でベンチから外れたMF森島司はずっと別メニューが続いていたが、今週の紅白戦には参加。体の状況次第では先発もあり得る。

【マイナス材料】
 最近の5試合は3分2敗と勝利なし。3分はいずれも1-0の状態から追いつかれてのもので、2敗はどちらも0-1。もちろん、クリーンシートを達成できていないことも勝ち点ロストの要因だが、それよりも得点が取れないことが痛すぎる。

 チャンスはそれなりに作っており、浦和戦ではボールも握っていた。しかし、ゴールネットを揺らさないことには勝利もおぼつかない。ワンタッチのコンビネーションなども見せているし、例えばMF藤井智也はDF酒井宏樹に対して堂々と戦いを挑むなどチャレンジスピリットを見せているが、ペナルティエリアの中で綺麗に崩そうという意識が強過ぎるようにも見える。もちろん「チームで決める」も正しいが、最後の最後で「俺が決める」というエゴが今のサンフレッチェ広島には求められているのではないか。

文:紫熊倶楽部 中野和也

■大分トリニータ 戦術面に手応えありも、結果が伴わず。ここで結果を残したいが





【プラス材料】
 対戦相手に合わせて戦術を柔軟に変更し、攻撃時と守備時でフォーメーションを変える可変システムが機能している。結果は出ていないものの、試合内容は悲観するほどのものではない。戦術浸透は試合を重ねるごとに良くなっている。

 リーグ再開後の得点はすべてセットプレーから生まれたもの。左のMF下田北斗、右のMF野村直輝に加え、両足ともに精度の高いボールを蹴れるMF長谷川雄志と異なるキッカーがいるのは心強い。また、第24節の横浜Fマリノス戦はFW伊佐耕平、第25節の北海道コンサドーレ札幌戦はFW呉屋大翔、前節のヴィッセル神戸戦はDF香川勇気というように受け手となる得点者に偏りがなく、相手が的を絞りにくいのもプラス材料だ。

【マイナス材料】
 リーグ再開後の4試合は1分3敗と未勝利が続く。ミッドウィークの神戸戦に敗れ、最下位に転落している。J1残留ラインの16位にいる清水エスパルスとは勝ち点8差まで広がり、J2降格が現実味を帯びてきた。

 残り試合を消化するたびにプレッシャーが大きくなり、監督や選手たちからは悲壮感がにじむ。残り12試合で浮上のきっかけをつかみたいところだが、得点を量産できるような選手はいない。今季はリーグ戦での連勝が一度もなく、勢いもないチームの現状が重くのしかかる。

 神戸戦後に片野坂知宏監督は2失点目と3失点目の場面で珍しくジャッジに疑問を呈した。確かに際どい判定であったが、運にも見放されたとなれば、今後も厳しい試合が続きそうだ。

文:totoONE編集部

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