夫の“すっぴんイジリ”がつらい。「冗談だから」と言いつつ浴びせるサイテーな一言とは?

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 恋人にすっぴんを見せるのは、勇気がいるもの。幻滅されたり引かれたりしないだろうか……とハラハラしたことがある人は多いのではないでしょうか。

 今回取材に協力してくれた高木美優さん(仮名・29)も、すっぴんにまつわる悩みを抱え続けてきた女性。

「私のすっぴんに対する夫の言葉がツラいです。正直、離婚を考えることもあります」

◆「メイクがあってよかったね」元カレの言葉がトラウマ

 共通の友人からの紹介により、美優さんは現在の夫・陽介さんと出会い、交際をスタート。しかし、彼女にはひとつだけ悩みがありました。

「私は自分のすっぴんに本当に自信がなくて……。いつも彼氏ができるたびにお泊りデートをイヤだなって思っていました。メイク時とすっぴん時ではかなり顔が違うから、歴代の彼氏にも散々ディスられてきました」

 自信が持てない顔を少しでも好きになるため、美優さんは10代の頃から濃いメイクを好むようになりました。

 そのため、すっぴんとのギャップがより際立ち、これまで付き合ってきた彼氏からは「こんなんなら元カノのほうがかわいかった」や「メイクっていうものがあってよかったね」など、失礼な言葉を言われ続けてきました。

◆すっぴんを見ても何も言わない彼と結婚

「すっぴんを見せた後に音信不通になることも、何度かありました。だから、夫と付き合っているときも不安だったんです」

 初めてのお泊りデートの日、美優さんは「どうせ、また傷つけられるだろう…」と覚悟し、陽介さんにすっぴんを披露します。

 しかし、陽介さんは感想など何も言わず、いつも通り他愛もない会話で美優さんを笑わせてくれました。

「何も言われないことなんて初めてだったので、本当に嬉しかった。ありのままの私を受け入れてもらえたように感じました」

 優しさに触れた美優さんは「この人と生涯を共にしたい」と思い、交際1年で逆プロポーズします。陽介さんは快く応じてくれ、ふたりは夫婦になりました。

◆知らなかった夫の本音が心にグサリ…

 順風満帆かのように思われた結婚生活でしたが、半年が経ったある日、美優さんは酔った陽介さんの口から悲しい言葉を聞いてしまいます。

「私の顔を見て、突然『ずっと言えなかったけど、お前って化粧してるときとすっぴんの落差がハンパないよな』と笑われました」

「初めて見たとき、驚きすぎて笑い話で気を逸らすしかなかったわ」そう笑う陽介さんの声は、美優さんの心をえぐりました。

 それ以来、陽介さんのすっぴんイジリはどんどんエスカレートしていきます。

 寝起きの美優さんを見るたびに「猿みたい」と言い、就寝時には「寝顔が気持ち悪い」と笑われる日々。さすがに傷ついた美優さんは、すっぴんに自信がないことや、これまでに何度も傷ついてきたことを伝え、からかうことをやめてほしいと頼みました。

 しかし、陽介さんは「冗談なのに本気で怒るなんて面白くないヤツ」と、逆ギレ。口をきいてもらえなくなり、家庭内の空気が悪くなってしまいました。

「話し合おうとするたび毎回、そんな状況になるので、もう私が我慢して笑ってやり過ごせばいいんだろうなと思うようになりました」

◆すっぴんで夫を迎えに行ったら、悲劇が…

 しかし、その後、美優さんの心を深く傷つける出来事が起きます。ある日、陽介さんが同僚と食事へ行ったときのこと。その後、同僚宅で飲むこととなったため、美優さんが迎えにいくことになりました。

「迎えに来てほしい」と連絡が来たのは、午前1時。すでに入浴を済ませていたため、美優さんは服だけ軽く着替え、同僚宅へ向かうと、初めて会う夫の同僚に挨拶をし、陽介さんを車に乗せました。

 ところが、同僚と別れた途端、陽介さんは車内で美優さんを罵倒し始めました。

「なんで化粧してこなかったの。こんなブスな女と結婚したのかと思われたら恥ずかしいじゃん! 俺の気持ち、考えろよ」

 思わぬ夫の言葉に美優さんは驚き、悲しくなりました。

 そして、この一件以来、陽介さんは「俺を迎えに来るときには必ず化粧をしてこい」と言うようになり、迎えに行く前にはメイクした顔を写真に撮って送るという手間が美優さんに課せれるようになりました。ここまで来ると、モラハラと言っても過言ではないでしょう……。

「たしかに私はブスです。でも、ここまでされるとなんで私と結婚したんだろうって思うし、夫にとって私はなんなんだろうとも考えてしまいます」

 美優さんと同じように、自分のすっぴんに対する周囲の人の反応に傷ついてきた人は多いはず。容姿の好みは人それぞれですが、誰かの顔をけなし、心を傷つけないよう、意識していきたいものです。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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