クレジットカード、ポイントを2重取り&3重取りする使い方を大公開

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<女性が一生、お金に困らないためのレッスン vol.10/経済評論家・佐藤治彦>

 最近のクレジットカードは、たいていポイントがついていますが、皆さんうまく貯めていますでしょうか?

 今回は、ポイントのお得な貯め方・使い方をご紹介します。
(以下、佐藤治彦さんの寄稿です。)

◆きちんと得するために「しっかりもらって、効果的に使う」

 今回のテーマは、「きちんと得する」。それは、「しっかりもらって、効果的に使う」ことです。

 しっかりもらうのキーワードは2重、3重にもらうこと。

 効果的に使うとは、バラバラのポイントを集約すること、そして、1ポイントを1円以上の価値にして使う、ということです。1回仕組みを知ってしまえば簡単です。

◆クレジットカードはポイントがつくので現金で買うよりお得

 クレジットカードにはいろんな利点がありますよね。ネットなどで買い物をするときにもカードがあるからこそ簡単に支払いができます。

 これが、カードがないと、申し込みの後で、銀行口座に振り込んで、相手にそれを確認してもらうという段取りが必要になったりする。もしくは、受取り時の支払いで手数料がかかったり、現金を用意する必要がある。こうして、手間も時間もかかる。

 クレジットカードのおかげで、ショッピングするときに手持ちの現金がなくても買い物ができるし、お釣の小銭が出ない。便利でスマートです。また、たとえ紛失や盗難となっても、カードには保険がついてて、ほとんどの場合は自己負担なく処理されます。

 でも、一番嬉しいのは現金で買うよりお得だということです。

 多くのクレジットカードは1万円の買い物をしたら、50円分お得になるポイントがつく。多くのカードの場合で還元率は0・5%。前回紹介したように、カードによって0・3%から1・5%といろいろです。

◆今はポイントの特典の過渡期

 かつてはクレジットカードの買い物で貯まったポイントというのは、お買い物券や商品券、フライパンや食品などの景品に換えることが主流でしたが、今は、多くのカードで現金のように使える電子マネーのようなポイントがつくことが主流になりました。

 主なものは、ポンタポイント、Tポイント、楽天ポイント、dポイントなど。すべて1ポイント1円で使えます。

 他にも、ポイントにも電子マネーにもなる、流通系独自のWaonポイントや、nanacoポイントなどいろいろとあります。さらに、今はPayPay、LINE Payなど、スマートフォンなどでのQRコード決済に使われるもの、スイカやイコカなど電車やバス、売店などでも使える交通系ICカードの電子マネーが入り乱れます。これらは、きっと5年もしないうちに、集約されていくでしょう。今は過渡期です。

 ざっくり言って一般的にはクレジットカードがお得で、安全です。キャンペーンの時にはスマホ決済も魅力的です。

◆まずは貯まったポイントをひとつにまとめる

 今回はクレジットカードのポイントについてまとめておきます。

 クレジットカードを使うことによって、ポイントが貯まっていきます。

 まずは、このポイントを集約する。ひとつにまとめることを考えてほしいです。自分のカードがどういう仕組みになっているのか、チェックをして欲しいです。

 まずは貯まるポイントがすぐに使えるものなのか、有効期限もチェックしたいところです。すぐに使えるポイントとは、ポンタポイントやTポイントなどのように、全国何十万というお店ですぐに使える電子マネーのようなポイントとして貯まるのかということです。

 例えば、リクルートカードなら、リクルートポイントが自動的に貯まっていきます。しかし、リクルートポイントは使える範囲が限られている。ただし、サイトにアクセスすれば、簡単な操作でポンタポイントに変換できます。1リクルートポイントは1ポンタポイントです。

 また、P-ONEWizカードで貯まるポイントも、使い勝手のいいTポイントなどにサイトで変換できる。大して面倒ではありません。年に数回、1分ほどの時間を使って手続きをするだけです。

◆ポイントの2重取りにこだわってほしい

 ここでこだわってほしいのがポイントの二重取りということです。

 例えば、ローソンで買い物をすると、現金で支払おうが、どのクレジットカードで支払おうが、ポンタポイントがもらえます。スーパーのマルエツで買い物をすると、Tポイントカードはありますか?と聞かれます。現金で買っても、カードで買っても聞かれます。

 ここで何がおきているかというと、ローソンであれば、クレジットカードで支払えば、クレジットカードにポイントが貯まり、それとは別にポンタポイントが貯まるということです。マルエツなら、クレジットカード払いで、そのカードのポイントが貯まり、別にTポイントが貯まる。ポイントの二重取りができるのです。

◆トモズや東急ストアなどでポイントの3重取りも

 さらに、僕がよくいくトモズというドラッグストアがあります。医薬品だけでなく日用品やちょっとした食料品も扱う便利なコンビニ系ドラッグストアです。

 ここでは、ドラッグストア自体のトモズカード、ポンタカードの提示を求められます。どちらにもポイントが貯まります。さらに、クレジットカード払うとクレジットカードのポイントも貯まります。つまり、ポイントの3重取りができるのです。

 特にトモズの場合には月に10日近くもトモズポイント10倍デーなどが設けられているので、どんどん貯まります。

 同じく東急ストアでも、クレジットカードのポイント、東急ストアのポイント、楽天ポイントと3重取りすることができます。

 インターネットでの買い物でも、例えばヤフーショッピングで買い物すると、PayPayボーナスポイントやTポイントももらえる。さらに、クレジットカード払いで払うので、クレジットカードのポイントが貯まる。

 このように2重、3重にポイントをもらう環境を整えておくことが必要です。
 ポイント2倍デーなども上手に使ってください。

 例えば、ローソンの場合は買い物時間によって付与されるポイントが違ったりします。

 まあ、あまりポイントのことばかりに頭がとらわれると変テコなポイントオタクになってしまいますので、ほどほどの知識をつけておきましょう。

◆ポイントはそれぞれのメインカードに集約

 いろんなところでいろんなポイントが貯まるのです。それをできるだけひとつのものに集約していく。

 僕の場合なら、できる限り、ポンタポイント、Tポイントにしていくことにしています。ここでちょっと不思議なことが起こります。

 リクルートカードで貯まったリクルートポイントはポンタポイントに変換します。そのポンタポイントは、ローソンポンタカードにいきます。カードからカードにポイントが移っていくのです。なぜなら、僕のリクルートカードにポンタポイントの集約先として登録しているのが、ローソンポンタカードにあるIDナンバーだからです。

 僕のローソンポンタカードは、セゾンカードというクレジットカードの機能、ポンタポイントカードとしての機能、そして、実は日本航空のマイレージカードの3つの役割を兼ね備えたカードなので、カードにそれぞれの3つの番号が記録されているのです。

 同じようにTポイントはファミリマートのカードのTポイントに集約しています。このように、手続きによってAカードでもらったポイントをBカードに移動させる。そうやってポイントを集約させてしまう。

 前回はクレジットカードのメインカード、サブカードの話をしましたが、ポンタポイントのメインカードはこれ、Tポイントのメインカードはこれと決めて、集約させてしまうのです。

 ポイントは、2重取り、3重取りでもらう。そして、ポイントはそれぞれのポイントのメインカードに集約させる。相当のポイントが貯まるはずです。

◆1ポイントは1円でなく、1円以上の価値にして使う

 さて、次にこのポイントをどう使うかです。

 ポンタポイントもTポイントも、1ポイント1円として使えます。しかし、そこを1円以上の価値にすることはできないかという工夫です。

 例えばポンタポイントなら、ローソンに設置されているロッピーという端末でお試し引換券に交換することができます。ローソンで販売されている新商品やキャンペーン商品に交換できます。

 例えば、120ポイントで240円のビールに交換できたりします。1000円のワインを500ポイントで交換できたりもします。お酒ばかりですいません。

 他にも食パンやスイーツ、惣菜、時にはサプリメントなど日用品も含めてさまざまな商品に交換可能です。商品は毎月入れ替わり、先着順なのですが何万枚と数は少なくないので、それほど難しいわけではありません。

 240円のビールを120ポイントで手に入れられれば、1ポイントは1円でなく、2円の価値を持ったことになります。もちろん必要なものが交換できるのであれば、という条件はありますが、獲得したポイントの有効利用になるでしょう。

◆ポンタポイントをJALのマイレージにして航空券に

 僕の場合、集めたポンタポイントは、だいたいJALのマイレージに変更してしまいます。

 2ポンタポイントは1マイル。こうして交換して溜めたマイレージは、海外旅行にいくときのビジネスクラスの航空券にしてしまいます。

 それも、年に数回あるマイレージキャンペーンで、通常よりも少ないマイルで交換できるときに航空券にしてしまう。しばらくコロナで海外旅行は行けてませんが、その分、マイルもガンガン貯まってます。ヨーロッパかアメリカに貯まったマイルを使ってビジネスクラスで旅行しようと計画しているところです。

 しかし、不思議です。
 リクルートカードで買い物してもらったリクルートポイントが、ポンタポイントになり、それが、マイレージになり、ビジネスクラスの航空券になるのです。

◆「2重、3重で貯めて、集約して賢く使う」を実践して

 今回は複雑でわかりにくい文章でしたよね。よく最後までお読みいただきました。

 でもね、これで生活が少しでもお得になり、僕のようにだいたい何でも最低3%くらいは得をするという生活をしていくとね。例えば、月20万円のいろんな支出で得をすると年間で7万2000円変わってくる。10年で72万円も変わってくるんです。30年だと…。

 読んだだけじゃ得しません。

 お願いだから、次の買い物から「2重、3重で貯めて、集約して賢く使う」を実践してくださいね。

 では、原稿を書き終わった僕は、ポンタポイント70ポイントでもらった、アイス「爽」のお気に入り梨味を楽しむことにいたします。

<文/佐藤治彦>

【佐藤治彦】
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。著書に『年収300万~700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』、『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』、『しあわせとお金の距離について』『急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術』など多数 twitter:@SatoHaruhiko

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