9月までのゲリラ豪雨は全国7,500回…発生時、車を運転していたら…運転手が取るべき“適切な行動”とは?

手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。7月17日(土)の放送では、今夏注意が必要な「ゲリラ豪雨」についてお届けしました。

※写真はイメージです

連日、各地で大雨に関する情報や災害発生について伝えられています。この時期の大雨は雨が降る地域や雨量、雨が強まる時間帯の予測が特に難しく、どこで降ってもおかしくありません。

そして、この時期から夏本番にかけて注意したい気象現象の1つが、「ゲリラ豪雨」です。

ウェザーニューズが発表した「ゲリラ豪雨傾向2021」によると、7~9月のゲリラ豪雨は、全国でおよそ7,500回発生する予想で、去年よりも1.2倍増える可能性があるということです。

地域別では、東京都1,200回、千葉県900回、埼玉県800回、神奈川県500回となっており、関東南部では平年並みの回数となる予想です。

さて、このゲリラ豪雨は、突発的かつ局地的に激しい雨や落雷をもたらします。このとき、あなたが車を運転していたらどのような行動を取りますか?

ここで、あらためて、「ゲリラ豪雨が発生したときの運転時の適切な行動」について確認しましょう。

大雨の際は、急な道路の冠水や川の増水が起こりやすくなっています。高架下や立体交差のアンダーパスなど、周囲より低い場所には絶対に侵入せず、迂回するうにしましょう。

また、水位が上がってからの自動車を使用しての避難は危険ですので、絶対に避けてください。

冠水路は、見た目だけでは水深を判断することが難しいため、いざ進入してしまうと、思いのほか深いことがあります。ただ、運転席にいる限り、車の床面以上の水深があっても、すぐに浸水してくるということはありません。

万が一、車が冠水し、車内にまで浸水してしまった場合は、すぐに車を停めて慌てずにエンジンを停止させましょう。

そのうえで、避難経路を考えることが大切です。

避難する際には、いきなり冠水路に出るのではなく、足を浸けて水深を確認しながら、進みたい方向に歩きましょう。冠水路が濁っていると、道路の状況が外からはつかみにくく、マンホールのフタが外れていてもわからないこともあります。そのため、一歩、一歩確かめながら歩くことが大切です。

車は水が引くまで、その場に置いておきましょう。また、水が引いたからといってエンジンをかけると、破損や感電の危険がありますので、絶対に避けてください。

8月中旬~下旬は、ゲリラ豪雨のピークです。車を運転する機会が多い方は、改めて注意点を確認しておきましょう。

<番組概要>

番組名:防災FRONT LINE

放送日時:毎週土曜 8:25~8:30

パーソナリティ:手島千尋

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/

2021/8/24 20:40

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