メッシですらバルサ一筋ならず…5大リーグで1クラブの在籍期間が最も長い選手は?

 欧州主要リーグの夏の移籍市場閉幕まで、残り約1週間となった。例年に比べてビッグディールが多く、あのリオネル・メッシもバルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍。時代の変化もあって、クラブ一筋を貫くことは一層、難しくなっている。

 では現在、欧州5大リーグで最も忠誠心の高い選手は誰なのか。移籍情報サイト『Transfermarkt』の情報をもとに、「1クラブに在籍した期間が最も長い選手たちトップ10」をランキング形式で紹介しよう。

※情報はすべて8月23日時点のもの

[写真]=Getty Images

▼10位 在籍期間:12年11カ月

セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)

 ジョゼップ・グアルディオラ監督に才能を見いだされ、2008年9月にトップチームデビューを果たすと、バルセロナで公式戦600試合以上に出場。メッシが今夏退団したことで、現役選手の歴代トップに躍り出た。今季からは第一キャプテンとして、チームをけん引する。

▼6位タイ 在籍期間:13年1カ月

ジェラール・ピケ(バルセロナ)

 マンチェスター・Uからバルセロナに帰還したのが2008年夏。以来、公式戦500試合以上に出場し、リーグ戦では昨シーズンを除く全てのシーズンでゴールを挙げてきた。将来的にバルセロナの会長就任を目指している彼だけに、クラブとの付き合いはまだまだ続きそうだ。

マルセル・シュメルツァー(ドルトムント)

 33歳の元ドイツ代表DFは、ドルトムントの生え抜きとして2008年にトップチームデビュー。全盛期には香川真司らと共にタイトル獲得に貢献した。昨年6月半ばのマインツ戦を最後にケガで長期離脱を余儀なくされているが、クラブとの契約は延長されているという。

ヴァンサン・マンソー(アンジェ)

 今年7月に32歳の誕生日を迎えたマンソーは、6歳からアンジェでプレー。人生の8割程度を一つのクラブに捧げている。移籍が活発化する欧州サッカー界において、まさにレア中のレアと言える存在だ。

ステファン・ラドゥ(ラツィオ)

 2008年夏にディナモ・ブカレストからラツィオへ加入すると、3度のコッパ・イタリア制覇に貢献。今年1月には、セリエAのクラブ歴代最多出場記録を樹立した。今夏は2023年まで契約を延長。“在籍15年”が現実味を帯びている。

▼5位 在籍期間:13年8カ月

オイエル・サンフルホ(オサスナ)

 オサスナの下部組織で育ち、2008年9月にナチョ・モンレアル(現レアル・ソシエダ)との途中交代でラ・リーガデビュー。以降、2部降格や1部昇格を経験しながら、300試合以上でピッチに立ってきた。絶対的なキャプテンであり、若い選手たちの模範的存在である。

▼4位 在籍期間:14年7カ月

マルセロ(レアル・マドリード)

 セルヒオ・ラモスの退団に伴い、チームの最古参選手に。さらにレアル・マドリードでは、117年ぶりの外国人主将となった。昨季最終節にはマドリディスタとして公式戦528試合目の出場を果たし、同胞の“先輩”ロベルト・カルロス氏の記録を上回った。

2位タイ 在籍期間:16年1カ月

フランチェスコ・マニャネッリ(サッスオーロ)

 2005年から在籍し、クラブと共に4部からセリエAまで駆け上がってきたサッスオーロの“バンディエラ(旗手)”。21日に行われた2021-22シーズンのセリエA開幕戦でも途中からピッチに立ち、クラブ歴代トップの出場記録をまた一つ更新した。

ジョルジョ・キエッリーニ(ユヴェントス)

 一部ではユヴェントス退団も噂されたが、8月2日に契約延長を発表。“ビアンコネーロ”(ユヴェントスの愛称)”で17年目のシーズンを迎えた。欧州王者に輝いたEURO2020でも、パーフェクトな守備を披露。14日に37歳の誕生日を迎えたが、老練なプレーは今季も見逃せない。

▼1位 在籍期間:17年7カ月

マーク・ノーブル(ウェストハム)

 欧州5大リーグで在籍期間が最も長いのは、ウェストハムのノーブルだった。地元ロンドン生まれのレジェンドは、今年3月に2022年6月末までの契約延長と、2021-22シーズン限りでの退団を発表。新シーズンを迎えるにあたって、妻のカーリーさんからは「何があっても、とにかくトライして楽しんで!」とのメッセージを貰ったそうだ。

(記事/Footmedia)

2021/8/24 18:58

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