「意味わかってる?」を連発する彼氏は要注意。“隠れモラハラ男”の特徴4つ

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 女性を中心に、年間300件、のべ3000人の離婚相談に乗ってきたという、弁護士の後藤千絵さん。多くの離婚相談を受ける中で後藤さんが見つけた「結婚してはいけない人」の傾向と、それらを見抜く“秘訣”をまとめた著書『誰も教えてくれなかった「離婚」しないための「結婚」の基本』(KADOKAWA刊)が発売中です。

 本書から「モラハラ夫になりやすい男性の特徴」をお伝する本シリーズ。前回は、モラハラ男性の9つの特徴の1つ目「自分を正当化し、悪いことは人のせいにする」を紹介しました。今回は、4つの特徴をお伝えします。(この記事は同書より抜粋・再構成したものです)

◆モラハラ男の特徴② 頭の回転が速く話はうまいが、自分の意見を押し通す

 モラハラ男は、とにかく口が達者。いわゆる「弁が立つ」タイプが多いです。

 頭の回転が速く話はうまいが、自分の意見を押し通すムキになって反論してくるタイプは要注意です。そういう意味では、日頃から「議論好きな人」は要注意かもしれません。

 ただし、議論好きと言っても、相手の意見を冷静に聞き、自分の意見を堂々と述べ、間っていたら訂正する。こんな人はもちろん大丈夫です。
 そうではなく、妙に負けず嫌いで、反論されると熱くなり、ちょっとした言葉尻を捉えて攻撃したり、自分の意見は絶対に曲げずに押し通そうとしたりする人。

 このタイプは、些細なことであっても、相手が自分の意見に反論したことに不快感を抱き、自分の意見を否定されたと捉えるため、「そうじゃないんだよ!」「言ってる意味、分かってる?」などと、さらに意地になって攻撃をしてきます。怒らせると面倒くさいタイプですね。

 また、このタイプは話やメールが長い傾向にあります。びっくりするぐらいの長文のメールが来たり、何度もLINEを送ってきたり、一晩中でも説教をし続けたりといったことが起きます。
 話がうまいのは長所でもあるので、なかなか気づくのは難しいかもしれませんが、意見がすれ違ったときの相手の反応は慎重に見ておきましょう。ムキになって反論してくるタイプは要注意です。

◆モラハラ男の特徴③ 会話のキャッチボールができず、気づけば自分の話になっている

 モラハラ男は「会話のキャッチボール」が苦手です。自己中心的で他人の話には興味がないため、こちらの話を聞いていても(聞くふりをしていても)、結局は自分の話になってしまいます。いわば会話のドッジボールしかできないのです。
 自慢話が多いのも特徴ですね。基本的に「自分大好き人間」です。
 表面上は何も行き違いが起きていなくても、「話したいことをいつも最後まで聞いてもらえない」「こちらが話したことをほとんど覚えていない」といったことが続くとしたら、注意が必要です。

 ただ、人は基本的に自分の話が大好きなものです。自分の話をすることはけっして悪いことではありません。
 彼が会話のキャッチボールができないとしても、こちらに意見を押しつけてくることがなければ、モラハラとまでは言えないでしょう。
「僕はこんなふうに思うんだけど、そう思わない?」程度だったら大丈夫。

 モラハラ男は、「僕がこうだと言っているのに、そう思わないキミは頭が悪い。最低な人間だ」という感じなので、違いは明白だと思います。人格否定が入ってくるのがモラハラなのです。

◆モラハラ男性の特徴④ とにかく外面がいい

 モラハラ男は、他人からどう見られているかを過度に気にするため、友人知人の前や職場などでは愛想よく振る舞います。
 交際をスタートしたばかりの頃だと、「自慢の彼氏」「理想の結婚相手」と思うタイプです。いわゆる「王子様」タイプもそうですね。
 ただし、少し付き合いが進んできたら、自分と一緒にいるときと外にいるときで、落差があるかを見ることは大切かもしれません。

 落差と言っても、2人でいるときには、自然体でかっこ悪いところも見せてくれる彼氏だったら大丈夫です。そうではなく、友人や知人、職場には愛想がいいのに、2人になると周囲を小馬鹿にした発言を繰り返したり、自分の思うとおりに物事が進まないことにイライラしていたりする人。こんな人は外面がいいぶん、ストレスを溜めるタイプですし、そのストレスの矛先はあなたになる可能性が高いと言えます。

◆モラハラ男の特徴⑤ 他人を見下すような振る舞いが多い

 自分より立場が下と思う人に対しては、平気で見下すような態度や振る舞いを取るのです。特に立場が弱い者に対する態度が顕著です。反対に、自分より社会的に立場が強い人には刃向かっていかず、反抗しません。

 前回記事でも少し触れましたが、お店や業者の人に横柄に振る舞う男性って、一定数いますよね。たとえば、一緒に行った居酒屋の店員さんやタクシーの運転手さん、取引先の業者さんに対して乱暴なもの言いや横柄な態度を取ったり、過度な叱責をしたりする人。立場が弱い(と彼らが判断している)人に対する態度は、後々、あなたに対して向かってきて、「誰のおかげで生活できていると思ってるんだ?」「おまえなんて何の役にも立たないくせに」などといった人格否定発言に結びつく可能性があります。

 表面上はなんということない会話に思えても、「同期の中で、俺、一番いいポジションにいるんだけど」「あいつの彼女、全然可愛くないよな?」といった他人との比較を意識した発言が頻繁に続くようなら注意しましょう。

 とはいえ、これも程度問題です。プチ自慢くらいなら大丈夫ですので、それほど目くじらを立てる必要はありません。誰でも、自慢をしたり、悪口を言いたくなるときってありますよね。その程度ならモラハラでもなんでもありません。
 そうではなく、いつも他人を見下すような発言ばかりをし、他人を褒めようものなら怒り狂う、そんなレベルがモラハラ夫予備軍なのです。

 今回は、モラハラ男性の9つの傾向から4つを紹介しました。次回は、残る4つの特徴をお伝えします。

<文/後藤千絵>

【後藤千絵(フェリーチェ法律事務所 弁護士)】
2017年にスタッフ全員が女性であるフェリーチェ法律事務所設立。離婚・DV・慰謝料・財産分与・親権・養育費・面会交流・相続問題など、家族の事案をもっとも得意とする。なかでも、離婚は女性を中心に、年間300件、のべ3000人の相談に乗っている。

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