あおり運転は米国でも ハンマーが飛んでくる戦慄の映像

今回のトラブルが発生したのは、米ワシントン州シアトルの州間高速道路の付近。通報を受けた同地域を管轄するキング郡警察の調査によると、被害者が合流地点で高速道路へ入った際に容疑者の男がクラクションを鳴らしたという。

容疑者は執拗に被害者の車を追いかけてクラクションを鳴らし続けていたため、危険を感じた被害者はすぐに高速道路を降りようと近くの出口へ向かった。

しかし容疑者は猛スピードで被害者の車を追い抜くと、進路を妨害して被害者の車を無理に停車させた。すぐに車から降りてきた容疑者の手には、なんとハンマーが握られていた。そして何のためらいもなく大きく振りかぶると、ハンマーを被害者の車に向かって投げ飛ばしたのだ。

ハンマーはフロントガラスに突き刺さったようで砕けたガラスが飛び散り、フロントガラスにはヒビが入っている。男は被害者を睨みつけながら車に乗り込むと、中央分離帯を越えて元来た道を走り去っていった。

いったい何に不満を覚えてこのような暴挙に出たのか、その理由は明らかになっていない。高速道路であおり運転の被害を受けただけでも恐怖を感じるはずだが、さらにハンマーが飛んでくるとは被害者も虚を突かれたに違いない。ドライブレコーダーが捉えた映像には、ハンマーが飛んでくる際に被害者がバックして避けようとする様子も映っていた。

警察がドライブレコーダーや周囲の監視カメラの映像をもとに捜査を進めて容疑者の男を特定すると、3日後の先月30日にシアトルの公園で男の身柄を確保した。

容疑者の名前は明かされていないが47歳の男で、今回とは別に強盗や重罪にあたるヘイトクライムと警察からの逃走、別件の窃盗など複数の罪で指名手配されていたことが判明している。

この映像を見た人からは、「こんな恐ろしい人間が社会にいることが怖すぎるよ」「ドライブレコーダーを付けておくのは本当に大事だね」「大人になってこんなことをしている人には、子どもと同じ躾が必要だ」など恐怖や非難のコメントが多数寄せられた。

なお同郡警察は「あおり運転に巻き込まれたと思ったら、最寄りの警察や消防署に車で向かうことを検討してください。ほとんどの容疑者は捕まってしまうような場所には行かないはずです」とコメントしている。

画像は『King County Sheriff’s Office 2021年8月10日付Facebook「Road rage is real, especially when some whacked out driver throws a hammer at your windshield.」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 iruy)

2021/8/17 21:00

この記事のみんなのコメント

4
  • トリトン

    8/18 16:42

    アメリカなら拳銃で撃たれなかったのは幸いですね。

  • 50年くらい塀の中に入れておいて!!、すぐに出すと同じ事しかしないし被害者が増えるだけだから( -д-)

  • 加害者が被害者に暴行を加えていたら、どうなっただろうか?

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