張本勲氏の問題発言巡り『サンモニ』にブーメラン、森喜朗会長を批判したジャーナリストが張本氏の謝罪に違和感

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8日の放送で張本勲氏が「女性でも殴り合い好きな人がいるんだ」、「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね…こんな競技好きな人がいるんだ」などと発言したことを知ってか知らでか、入江聖奈選手がその後で放送された『サンデー・ジャポン』に出演した際、フワちゃんから「殴られて青アザできたりするじゃん」と聞かれ「そもそもアザとかあまりできない。ボクシングは安全で痛くないですし、皆さん始めてほしいなと思います」と笑顔で話したことは、ボクシングに対する誤解を招かないためにも救いとなった。

だが張本氏の発言は問題視され、『サンモニ』オンエアから数日経つと国際政治学者の三浦瑠麗氏が11日にTwitterで「張本氏、ついにやっちまった感がありますが…張本氏は悪気のない無邪気なひとだというなら、そりゃ森元総理だってそうだろう…」とツイートしたのをはじめ、政治評論家でタレントの東国原英夫氏は「価値観・哲学・意識等、根っこにあるものは(金メダルを噛んだ)河村市長と同じなんだろうな。残念だ…」と嘆き、信州大学特任教授・原田曜平氏は13日に「森会長、河村市長、張本氏。ここずっと昭和的価値観から抜け出せない高齢者への批判が続く…」とツイートした。

張本氏の発言から当時東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長だった森喜朗氏による女性蔑視発言問題や、東京五輪ソフトボール・後藤希友投手の金メダルを噛んだ名古屋市・河村たかし市長の騒動を振り返っており、時代に合わせて変化対応せねばならないと指摘している点で一致する。

識者からそのような声が上がるなか、15日放送の『サンモニ』で問題となった張本勲氏の発言についてサブキャスターの唐橋ユミがおよそ20秒にわたり謝罪文を読み上げて頭を下げると、司会の関口宏が「私も会話の途中でも間違いを正せばよかったかと反省させられました」とコメント。リモート出演した当の張本氏は「今回は言い方を間違えて反省しています。以後気をつけます」とコメントするにとどまった。

それに対してTwitter上では「唐橋アナが謝罪文を読み 嫌々セリフを言う張本氏…今日の話題なら安田菜津紀氏に話を振るのが番組の筋。また、森喜朗氏を辞任に追い込んだTBSラジオの澤田大樹記者は何もツイートしてない…」、「案の定サンデーモーニングの張本の件も謝る気持ちなんかさらさら無い様子でしたね。この番組は女性蔑視発言をした森喜朗について偉そうに断罪していたようですが?」と疑問視する声が見受けられた。

以前に2月7日放送の『サンモニ』で森喜朗氏による女性蔑視発言を取り上げた際、コメンテーターのフォトジャーナリスト・安田菜津紀氏は森会長が行った謝罪会見について「中身の伴わない形だけの謝罪会見」と批判したうえ「今回の発言がその場で黙認され、まかり通ってしまったことも重く受け止めねばならない」と指摘していた。その安田氏はこのたび15日放送の『サンモニ』でオンエア中にコメントすることはなかったが、後にTwitterで「張本さんの発言を『蔑視と“受け取られかねない”』ものと表現されたこと、それを女性のキャスターの方が伝える形をとったことは、再発防止にはつながりえないものだと私は考えます」と主張している。

一方で、唐橋ユミのTwitterアカウントには「唐橋さんが何故謝罪。おかしい。見てていたたまれなくなりました」、「唐橋さんがお詫び? 謝る? 意味がわからん!」、「アナウンサーの仕事といえ心が痛みました」といった声が多数寄せられた。番組が取ったやり方では張本氏の発言に対する謝罪として世間の理解を得られず、『サンモニ』のコメンテーターを務める安田菜津紀氏でさえ納得していないだけに今後の展開を注視したい。

画像は『サンデーモーニング 2020年4月12日付Instagram「4月12日放送サンデーモーニング マラソン有森裕子さん(日本陸連理事)中継で登場」、2021年8月8日付Instagram「8月8日放送のサンデーモーニング スポーツコーナー「週刊御意見番」あっぱれ11個でした!」』『サンデージャポン【公式】 2021年8月8日付Instagram「#サンデージャポン生放送始まります!!#東京五輪 #ボクシング 金メダル #入江聖奈 選手がスタジオ生登場」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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  • 8/17 15:48
  • Techinsight japan

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