「身長が高い男性」は死亡リスク17%高まる!? がんで「死ぬ人・死なない人」

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 酒もタバコもやらないのに、がんで亡くなった。身近に、そんな人はいないだろうか。実は最新の研究で、「がんにかかりやすい人の特徴」が明らかになってきた。

「国立がん研究センターによると、日本人男性で身長168センチ以上のグループは、160センチ未満のグループより、がん死亡リスクが17%高かったそうです。中でも、大腸がんの死亡リスクが高くなるそうです」(医学雑誌編集者)

 欧米でも同様の研究が進んでおり、米カリフォルニア大学の研究データでは、身長が10センチ高いと、がんの発症リスクが10%高まるという。

 東大附属病院放射線科の中川恵一特任教授は、次のように説明する。

「考えてみると当たり前で、身長が高いほど細胞の数が増え、同時に、がん化する細胞、がんの候補も多くなるわけです。心臓や甲状腺などは、体が大きくなっても、臓器そのもののサイズは変わりません。ところが、大腸は身長の分だけ長くなるため、リスクも高まるんでしょう」

 一方、肥満も、がんリスクを高める。予防医学に詳しい新潟大学の岡田正彦名誉教授は、こう言う。

「男性の場合、肥満度を示すBMI指数が25〜30、つまりWHO(世界保健機関)の基準で“前肥満”にあたる人は、同指数が24以下の人に比べて、大腸がんになるリスクが34%上昇します。同指数が30以上の“肥満”にあたる人は、75%もリスクが増します」

 また、男女とも、同指数で30以上にあたる人は、腎臓がんや食道がんのリスクが2倍になる。つまり、体脂肪が増えると発がんリスクが高まるわけだ。

「体脂肪の増加は、コレステロールや中性脂肪が活性酸素などによって酸化した“過酸化物質”につながり、がんの原因を体内に蓄えてしまうためだと考えられます」(前出の岡田氏)

 興味深いことに、血液型が発がんリスクに関係しているという研究結果もある。

「スウェーデンの大学の調査では、日本人に多いA型は、胃がんのリスクがO型の1.2倍に上るといわれます。他の研究では、B型は、すい臓がんのリスクがO型の1.72倍に、O型は他の血液型に比べて皮膚がんのリスクが高いとか」(前出の医学雑誌編集者)

 現在発売中の『週刊大衆』8月30日号では、歯磨きや飲酒ががんリスクに及ぼす影響も掲載している。

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  • 8/15 18:00
  • 日刊大衆

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