酒井宏樹がデビューの浦和、江坂任の初ゴールで鳥栖撃破! 4戦ぶり白星

 明治安田生命J1リーグ第24節が14日に行われ、浦和レッズとサガン鳥栖が対戦した。

 浦和は今夏に加入した酒井宏樹と平野佑一がスタメンでデビュー。キャスパー・ユンカーや小泉佳穂らはメンバー外となり、江坂任がトップ下、明本考浩がワントップ起用となった。一方の鳥栖は、今夏に加入した白崎凌兵が初出場を飾り、同じく新加入の小泉慶と岩崎悠人はベンチから出番を待ち、小泉は59分から、岩崎は70分から出場した。

 試合は4分、鳥栖に最初の決定機。左サイドから仕掛けた小屋松知哉が右足アウトサイドを使って折り返し、山下敬大が左足ダイレクトで合わせたが、相手GK西川周作のファインセーブに阻まれた。

 こう着状態が続くなか、先に試合を動かしたのは浦和だった。35分、槙野智章が前方に浮き球を供給すると、江坂は胸を使って相手DFの背後にパスを供給。抜け出した明本は右足でゴール左下に流し込んだ。鳥栖はこの場面でカバーに入った島川俊郎が左足を痛め、ファン・ソッコとの交代でピッチを後にした。

 鳥栖は前半アディショナルタイムに追いつく。右サイドから飯野七聖が低くて速いクロスを送ると、飛び込んだ小屋松がワンタッチでボールを浮かせて、ボールは中央に流れる。山下が右足ボレーで合わせたシュートは、相手GKの股の間を抜けてゴールに吸い込まれた。試合は1-1で折り返す。

 浦和は51分、田中 達也が右から供給したクロスを大久保 智明が頭で折り返し、江坂がダイレクトで合わせる。しかし、シュートは相手GK朴 一圭の好セーブに阻まれた。52分には西大伍が浮き球を供給し、明本が飛び出した相手GKよりも先に頭で合わせたが、枠を捉えられない。

 鳥栖は60分、中野 嘉大の折り返しに合わせた小屋松が強烈なシュートを放つが、相手GK西川に防がれる。61分にはゴール前のこぼれ球に反応した山下が左足を振り抜いたものの、わずかに枠を外れる。

 すると84分、浦和は明本が倒されてPKを獲得。江坂がキッカーを務めると、左に突き刺して加入後初得点を記録。浦和が勝ち越しに成功する。

 試合はこのまま終了し、浦和は4試合ぶりの白星、鳥栖は5試合ぶりの黒星となった。また、浦和は終了間際にアレクサンダー・ショルツもデビューを飾っている。次節は21日に行われ、浦和は敵地で徳島ヴォルティスと、鳥栖は敵地で柏レイソルと対戦する。

【スコア】

浦和レッズ 2-1 サガン鳥栖

【得点者】

1-0 35分 明本考浩(浦和)

1-1 45+2分 山下敬大(鳥栖)

2-1 84分 江坂任(浦和)

2021/8/14 20:56

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