「エアコンの冷房効率」を悪化させるNG行為。電気代が高くなる要因にも…

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―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆意外に知らないエアコンの正しい使い方とは?

 前回は、スポーツのお供にピッタリな「高性能ワイヤレスイヤホン」を取り上げました。今回はテーマを大きく変えて、「意外と知らないエアコンの賢い使い方/やってはいけない使い方」を紹介したいと思います。

 本記事で取り上げるテーマは以下にまとめた3つです。

①節約につながる温度設定と自動運転
②室内の空気むらを減らすためのひと工夫
③見落としがちな室外機のトラブル


 特に③は知らない方が多いと思うので、ぜひ最後までチェックしてください!

◆①節約につながる温度設定と自動運転

 エアコンの電源は、こまめに切ったほうが電気代を節約できると考えている人が今も少なくありません。

 ですが、エアコンは設定温度に室温を下げるまでのあいだが、電気代がいちばんかかると言われています。

 頻繁にスイッチを付けたり切ったりしていると、かえって電気代がかかる可能性が高いのです。

◆自動運転を続けるほうが効率的

 エアコンの自動運転の性能も、昔と比べて優秀になっているので、低すぎない設定温度で自動運転を続けるほうが効率はいいと思います。

 室内を効率的に冷やすために、カーテンなどで日光を遮断するのもかなり効果があります。フィルターが汚れていると電気代がかってしまうので、定期的に掃除を行うのも節約に有効ですよ。

 とはいえ、24時間つけっぱなしにすると、当然電気代はかかってしまいます。ちょっとだけ外出するときや、外と室内の気温の差が激しい日などに、自動運転をつけっぱなしで利用するといいでしょう。

◆遠隔操作を上手に活用する

 なお、長時間外出するときは、入りタイマーやスマホの遠隔操作の機能の出番です。

 電気代を節約できるうえ、帰宅時間を見計らってエアコンを作動させることで、すぐに涼しい部屋で過ごせますよ。

 スマホに対応したエアコンは増えているので、新たに購入する際はチェックしてみるといいでしょう。

◆②室内の空気ムラを減らすためのひと工夫

 暑い日は、クーラーを下に向けて風に直接当たるという方もいるのではないでしょうか。確かに気持ちいいのですが、部屋を効率よく冷やしたいなら逆効果です。

 そもそも空気は、温度が高いと上に、低いと下にいこうとする性質があります。

 エアコンを付けたときも、冷たい空気が下のほうに溜まって室内に温度ムラができてしまうので、エアコンの冷気は水平か上向きにして室内を循環させたほうがいいですよ。

◆扇風機やサーキュレーターと併用

 さらに、扇風機やサーキュレーターと併用すれば効果は抜群です。空気を散らしてムラのない室温にしやすいので、ぜひ活用してください。

 この機会に扇風機やサーキュレーターを新調しようと考えている方は、オススメの機種を紹介した以前の記事を参考にしてもらえるとうれしいです。

◆③見落としがちな室外機のトラブル

 エアコンは注意しながら運用していても、室外機まで気が回っていない方が多い印象です。そもそも室外機には、室内の熱を部屋の外に排出する重要な役割があります。

 その室外機が正しく運用できていないと、熱の排出効率が悪くなり、室内を涼しくする力が弱まってしまう可能性も……。

◆排熱効果を下げてしまう意外な要因

 排熱効率を下げる要因として考えられるのは、室外機の吹き出し口の前に物を置いたり、日除けカバーで覆ったりしてしまうこと。

 特にDIYに凝っている方は注意が必要です。オシャレな室外機カバーを自作している方もいるようですが、吹き出し口は絶対に塞がないようにしてください。

 また、日除けカバーを使用している方は、エアコン使用時に外すのがおすすめですが、使い方を間違えると熱がこもってしまうかもしれません。工事オプションで付けてもらえる場合があるので、気になる方はエアコン購入時に相談してみてはいかがでしょうか。

◆室外機を守る方法は?

 室外機を守る方法として、日陰を作ってあげることも有効です。室外機から1mほど離れた場所にすだれをかけたり、影ができるような植物を植えたりするといいでしょう。これで室外機の周囲の温度が高くなるのを防ぐことができ、電気量を抑えられますよ。

 エアコンに関して何かトラブルが発生したときは、購入した家電量販電で相談するようにしてください。

 エアコンは、商品のトラブルのほかに、設置時のミスが要因となるトラブルも考えられます。プロの販売員に相談すれば、すぐに解決できると思います。

―[家電屋さんのトリセツ]―

【家電量販店のスズキ】
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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  • 日刊SPA!

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