バルサ前指揮官、監督業引退を示唆? 「もう二度とチームを指揮することはない」

 2019-20シーズンの途中からバルセロナを指揮していた同クラブの前監督、キケ・セティエン氏が自身の現在について語った。12日付けでスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今回の取材に応じたセティエン氏は、昨年の8月にバルセロナの指揮官を解任されて以来、とあるクラブから監督就任のオファーがあったことを明かした。しかし、同氏は現在の生活に満足しているようで「もう二度とチームを指揮することはないだろう。全く興味がなくなってしまったんだ。ここ数年私が経験してきたサッカーは、私が好きなサッカーではない。私はサッカーをすることが好きだったわけで、自分が指導者になるとは思っていなかったんだ」と語り、監督業から退く可能性を示唆した。

 そして取材の中でスペイン国外のクラブからオファーがあったことも明かしたセティエン氏だが、自身の心に火をつけたチームはいないという。むしろバルセロナ時代の苦い経験が未だに心に残っているようで「あのようなドレッシングルームに入ったことはなかった。チームは何かが噛み合っていなかったんだ。幸せではないドレッシングルームで、自分ではコントロールできないことだった。とてもショックを受けたし、40年間のサッカー人生で見たことのないものだったよ」と振り返っている。

2021/8/13 16:09

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