マンガの映画化作品のおすすめ9選!原作もセットで読むと楽しい名作を紹介

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ここ数年どんどん増えていく漫画の実写映画化。かつては失敗するイメージしかなかったが、実は良作も増えているんです。 おすすめ作品を紹介します。

バクマン

バクマン。

バクマン。

2015年/日本/120分

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あらすじ
“俺たち2人で漫画家になって、ジャンプで一番目指そうぜ!”2人の高校生が抱いた壮大な夢。優れた絵の才能を持つ“サイコー”こと真城最高(佐藤健)と、巧みな物語を書く“シュージン”こと高木秋人(神木隆之介)。クラスメイトの亜豆美保(小松菜奈)への恋心をきっかけにコンビを組んだ2人は、人気漫画雑誌、週刊少年ジャンプの頂点を目指す。編集者・服部(山田孝之)に見出され、次々に漫画を生み出してゆくた最高と秋人。そうして2人は、ジャンプ編集部や新進気鋭のライバルたちとしのぎを削ることになる。しかし2人の前に立ちはだかるのは、同じ高校生漫画家として遥か先を走り始めた若き天才漫画家・新妻エイジ(染谷将太)。果たして2人は、ジャンプの頂点に立つことができるのか?!

出典元:https://eiga-board.com/movies/82909

『デスノート』の大場つぐみ×小畑健のコンビが週刊少年ジャンプで連載した漫画家を目指す二人の青春模様を描いた人気漫画を『モテキ』の大根仁が映画化。

原作は主人公の漫画家を目指す動機に大きく恋愛が絡んでいたが、映画版では設定を整理し、二人がとにかく漫画が好きで純粋に突き進んでいく物語に純化しており、筆者は個人的に映画のほうが好きです。

プロジェクションマッピングを使った漫画執筆の演出、佐藤健×神木隆之介のイキイキとした演技、そして最高に漫画愛を感じる映画史に残るエンドロール、見どころしかない漫画実写化成功例の代表格。

アイアムアヒーロー

アイアムアヒーロー

アイアムアヒーロー

2016年/日本/127分

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あらすじ
漫画家アシスタントの鈴木英雄(大泉洋)は35歳で、彼女とは破局寸前。しかし彼の平凡な毎日は、ある日一変する。英雄が徹夜仕事を終えアパートに戻ると、彼女は異形の姿になっていた。謎の感染によって人々はZQN(ゾキュン)という生命体に変貌を遂げ、街に溢れ出す。日本中が感染パニックに陥るなか、標高の高いところでは感染しないという情報を頼りに、英雄は富士山に向かう。その道中で、女子高生・比呂美(有村架純)と元看護師・ヤブ(長澤まさみ)と出会った英雄は、彼女たちとともに生き残りをかけた極限のサバイバル挑む……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/84605

花沢健吾の同名漫画の実写化にして、日本映画界初の大規模予算で作られたゾンビパニックムービー。

ゾンビだけでなく、主人公が銃を放つ場面もあり、いろんな意味で邦画ではかなりの挑戦だったのだが、大泉洋の主人公完コピ演技も含め、原作ファンも大満足、世界のゾンビ映画の中でも屈指の名作といってもいい作品となった。

序盤のゾンビパンデミック爆発までの丁寧な演出の積み重ね、圧巻のスペクタクルのパニックシーン、よくR15で済んだなと思うような容赦ないゴア描写、起承転結がしっかりした脚本、そしてゾンビ映画では珍しい”ラスボス戦”とすべてがハイレベルでエンタメ性にあふれており、みんなで見ればかなり楽しい映画。

ヒメアノ~ル

ヒメアノ~ル

ヒメアノ~ル

2016年/日本/99分

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あらすじ
“なにも起こらない日々”に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働いている岡田(濱田岳)は、同僚の安藤(ムロツヨシ)から想いを寄せるユカ(佐津川愛美)との恋のキューピット役を頼まれる。ユカが働くカフェに向かった岡田は、そこで高校時代の同級生・森田正一(森田剛)と出会う。ユカは岡田に森田からストーキングされていることを告げる。高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、岡田は不穏な気持ちを抱くが……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/84669

古谷実の同名漫画を『さんかく』『麦子さんと』の吉田恵介が実写化。

原作も古谷節全開で、うまくいかない人生を送る若者の悲哀と、ゾッとするようなバイオレンス、そして印象に残りまくる終わり方のキレ味など見どころだらけながら、映画版は基本設定をもとに大きく改変していて別の味わいのある名作になっている。

ラブコメからサイコサスペンスに切り替わる斬新な脚本と、じわじわ緊張感と不快感をあおる絶妙な演出、そして殺人鬼役でまさかの怪演を見せたジャニーズ森田剛となどなどいろんな要素が積み重なって、吉田恵介映画の中でも屈指の人気作となった。

ただ怖いだけでなく、見終わったらかつて仲良かったのに疎遠になった友達のことを主出してしまう切ない後味の映画です。

ミスミソウ

ミスミソウ

ミスミソウ

2017年/日本/114分

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あらすじ
雪に覆われた過疎の町。東京から大津馬中学校3年1組に転校してきた野咲春花(山田杏奈)は“部外者”として扱われ、日々壮絶なイジメを受けていた。春花の唯一の味方である同じく転校してきたクラスメイトの相場晄(清水尋也)を心の支えに、必死に耐える春花だったが、クラスの女王的存在・小黒妙子(大谷凜香)の取り巻きのイジメグループによる嫌がらせは日に日にエスカレートしていく。そんなある日、激しく燃え上がる炎が春花の家を覆い尽くす。春花の妹・祥子(玉寄世奈)は大火傷を負いながらも辛うじて助かるが、両親は命を落としてしまう。思いもよらない悲劇に遭遇した春花の心が次第に崩壊していくなか、事件の真相が露見することを恐れたイジメっ子たちは春花に自殺するよう強要。だが、それをきっかけに春花は事件の真相を知り、家族を奪った彼らに己の命を懸けた凄惨な復讐を決意する……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/89008

読めばトラウマ必至と名高い押切蓮介の上下巻のバイオレンス青春群像劇を『先生を流産させる会』の内藤瑛輔が映画化した異色のスプラッター映画。

今を時めく若手女優・山田安奈が初主演で、血みどろの復讐ヒロインを熱演、その他のキャストもいじめっ子を的確に演じ、エクストリーム過ぎてリアリティがなくなりそうなストーリーを絶妙なラインで成り立たせている。

強烈で容赦がなく、しかしどこかユーモラスなバイオレンス描写、まさかの展開だらけのストーリー、そしてほとんど原作に忠実な内容ながら、ラストの一つの改編でなんだかんださわやかな余韻を残す後味と、グロ耐性がある方にはぜひ見てほしい名作です。

キングダム

キングダム(2019)

キングダム(2019)

2019年/日本/134分

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あらすじ
紀元前 255 年。春秋戦国時代の中華・西方の国・秦。戦災孤児の信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、天下の大将軍を夢見て、日々剣術に励んでいた。そんなある日、漂は王都の大臣・昌文君(高嶋政宏)によって召し上げられ、王宮へ。信と漂は別々の道を歩むこととなる。だが、王宮では王の弟・成(本郷奏多)によるクーデターが勃発。戦いで致命傷を負った漂は、何とか信のいる納屋に辿り着き、“お前に頼みたいことがある”と告げる。血まみれの手に握られていたのは、ある丘に建つ小屋を示す地図だった。“今すぐそこへ行け”と言い残して力尽きる漂。泣き叫びながらも、信は漂が手にしていた剣と地図を握りしめ、走り出す。そして辿り着いた場所で信の目に飛び込んできたのは、冷静に佇む漂の姿。だがそれは、玉座を奪われ、王都を追われた秦の若き王・政(吉沢亮:二役)だった。政に瓜二つの漂は、政の身代わりとなって命を落としたのだ。激高する信だったが、国を背負う政の強さと漂の意思を受け止め、政と共に行動することを決意。2人は王宮を奪還するため立ち上がる。だがそれは、政にとっての第一歩に過ぎなかった。戦乱の世に終わりをもたらす中華統一。未だかつて誰も成し遂げたことのない夢を、政は心に秘めていた。信は天下の大将軍を、政は中華統一を。その夢の前に横たわるのは、途方もない修羅の道。若き2人の戦いが幕を開ける……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/91184

秦の始皇帝による中華統一までの史実と、一人の奴隷の少年がのし上がるまでの熱い物語を合わせた歴史ロマン超大作漫画「キングダム」の映画化。

こういう超大作系、直球の少年漫画の実写化が一番失敗例になりがちだったのだが、そこはさすが『アイアムアヒーロー』の佐藤信介、しっかりと時間と手間とお金をかけて原作の世界観を再現、さらに5巻までのストーリーを手短にまとめる手腕を見せ、興行的にも批評的にも成功を収めた。

中国ロケによるスケール感あふれる映像、激しいアクション、特にクライマックスの信役・山崎賢人とラスボス左慈役の知る人ぞ知るアクション俳優・坂口拓のすさまじい剣戟は必見。

宮本から君へ

宮本から君へ

宮本から君へ

2019年/日本/129分

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あらすじ
文具メーカー“マルキタ”の営業マン、宮本浩(池松壮亮)は、笑顔がうまく作れず、気の利いたお世辞の一言も言えない不器用な男。にもかかわらず、人一倍強い正義感で、日々の仕事をこなしていた。会社の先輩・神保(松山ケンイチ)の仕事仲間で自立した女性・中野靖子(蒼井優)と恋に落ちた宮本はある日、靖子の自宅での食事に呼ばれる。だが、そこに現れたのは、靖子の元恋人・裕二(井浦新)だった。裕二を拒むため、宮本と寝たと告げる靖子。怒りに任せて靖子に手を出した裕二に対して、“この女は俺が守る”と言い放つ宮本。この出来事をきっかけに、心から結ばれた宮本と靖子に、ひと時の幸福が訪れる。やがて、営業先の真淵部長(ピエール瀧)と大野部長(佐藤二朗)から気に入られた宮本は、飲み会の誘いを受ける。靖子と共に参加し、気合いを入れて日本酒の一升瓶を飲み干す宮本だったが、最後は泥酔。見かねた大野が車で送ろうと、真淵の息子・拓馬(一ノ瀬ワタル)を呼び出す。ところが、やって来たのは、ラグビーで鍛えあげた肉体を持つ巨漢の怪物だった……。泥酔する宮本と宴会を楽しむ靖子。2人の間に人生最大の試練が立ちはだかる。究極の愛の試練。愛する靖子のため、“絶対に勝たなきゃいけないケンカ”に挑む宮本の運命は……?

出典元:https://eiga-board.com/movies/91693

新井英樹の伝説の漫画を原作終了から四半世紀の時を超えて、2018年のドラマを経て映画で完結した実写化作品。

『ディストラクション・ベイビーズ』の真理子哲也が相変わらずの容赦ないバイオレンスと熱量で、原作のすさまじい筆致で描かれたクライマックスの怒涛の展開を空気含めてしっかり実写化しているのが驚異的。

宮本役の池松壮亮、靖子役の蒼井優の圧巻の熱演もすさまじいが、悪役の拓馬役のために30キロ近く増量した一ノ瀬ワタルの怪演、佇まいだけでも伝わる威圧感も見どころ。

きれいにまとまっている映画ではなく、いろいろといびつで見終わった後も「あれどうなったんだろう」と思ってしまう部分もあるのだが、そのきれいに終わらずにもやもやする味わいも新井英樹風味を再現しているといえる。

エンドロールで流れる宮本浩次の「Do you remember?」の作品とマッチした名曲ぶりもたまらない。

殺さない彼と死なない彼女

殺さない彼と死なない彼女

殺さない彼と死なない彼女

2018年/日本/123分

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あらすじ
何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送る高校3年の小坂れい(間宮祥太朗)。ある日、小坂は教室で殺されたハチの死骸を埋葬しているクラスメイト・鹿野なな(桜井日奈子)に出会う。虫の命を大切に扱う心優しい一面を持ちながら、ネガティブな言動で周囲から孤立し、リストカット常習者で“死にたがり”の鹿野に興味を抱く小坂。そんな2人は、ハチの埋葬をきっかけに一緒にいることがあたりまえのようになっていく……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/91322

世紀末のTwitter初の人気4コマ漫画を実写化にした異色の青春ラブコメ。

原作は4コマを繋げながら徐々に登場人物の関係性が変化していったり、いきなり衝撃の事実が明らかになる普通の漫画の定石とは違う内容になっているのだが、その雰囲気をしっかり実写化し、6人のメインキャラの3つのコミカルなやり取りを繋げつつ、その3つのストーリーが予想外にリンクする斬新な内容になっている。

間宮祥太朗、桜井日奈子、恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろうと若手実力派たちが絶妙な演技を見せており、不器用な恋愛、友情にニヤニヤしていると、まさかの展開に心を引き裂かれ、最後には号泣してしまう。

ラストまで見るとタイトルの意味がずしんとくる。

のぼる小寺さん

のぼる小寺さん

のぼる小寺さん

2020年/日本/101分

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あらすじ
壁を見るとウズウズしてしまう小寺さん(工藤遥)は、クライミング部所属の女の子。いつも大好きなボルダリングのことばかり考えていた。隣で練習する卓球部の近藤(伊藤健太郎)は、なぜかそんな小寺さんから目が離せない。小寺さんと喋れることが嬉しくて、いつしか惹かれていく近藤。しかし、小寺さんを見つめているのは、近藤だけではなかった……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/93286

珈琲原作の人気青春漫画を実写化した青春群像劇。個人的にはヒリヒリ感少な目の『桐島、部活やめるってよ』といった印象を受けた。

クライミングに夢中な小寺さんだが、決して熱血なわけではなく、天然でかわいらしくて、しかし熱量と実力は本物。そんな独特なヒロインを工藤遥が不思議な雰囲気と実際に特訓を積んだ見事なクライミングの身のこなしを見せてしっかり体現していて、それがこの映画の勝因になっていると思う。

全体的に穏やかなトーンで、誰かが熱血なセリフを発したり、熱血な音楽が流れたりするわけではないが、丁寧な演出の積み重ねで見ているほうが自然と熱くなれてしまう見事なスポーツ映画。

クライマックスの絶妙な胸キュン展開からのスパっとエンドロールに入る切れ味も素晴らしい。

ザ・ファブル 殺さない殺し屋

ザ・ファブル 殺さない殺し屋

ザ・ファブル 殺さない殺し屋

2021年/日本/131分

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あらすじ
どんな相手も6秒以内に仕留める伝説の殺し屋“ファブル”(岡田准一)はある日、ボス(佐藤浩市)から「一年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられる。猫舌で変わり者の彼は、佐藤アキラという偽名で、相棒・ヨウコ(木村文乃)と普通の兄妹のフリをして暮らし始め、バイト先の社長(佐藤二朗)と同僚のミサキ(山本美月)と関わりながら、プロの普通を極めるため奮闘していた。一方、この街では、表向きは子供を守るNPO団体・子供たちを危険から守る会の代表だが、裏では緻密な計画で若者を殺す最狂の男・宇津帆(堤真一)が暗躍していた。彼は凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)と共に、かつて弟を殺したファブルへの復讐に燃えていた。そのころアキラは、4年前のある事件で自分が救えなかった車椅子の少女・ヒナコ(平手友梨奈)と偶然再会するが、これが後に大騒動を引き起こすことに……。

出典元:https://eiga-board.com/movies/94622

南勝久の同名漫画を実写化した2019年の一作目に続く続編。

ジャニーズ俳優の枠を超えて世界でも屈指のアクション俳優といってもいい岡田准一が、自らアクションコーディネーターを務めた圧巻のスタントと、一作目よりも的確に整理されたストーリー、さらに元欅坂46の平手友梨奈、堤真一、安藤政信がそれぞれ名演を見せるなどいろいろとパワーアップしている。

もちろんアクションありきで作られている作品ではあるのだが、そのアクションに持っていくためのストーリーがしっかりしているので、アクションをノイズなく楽しめ、ストーリーにも切迫感、緊張感が生まれているという理想的なアクション映画といえるだろう。

特にクライマックス手前の団地の建設現場を舞台にした高所アクションは世界映画史に残る名場面として語り継がれていくのではないだろうか。

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