「白Tシャツの最高傑作」4選…コスパ最強はチャンピオンの990円Tシャツ

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―[メンズファッションバイヤーMB]―

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第339回目をよろしくお願いします。

「夏に使える無地Tシャツがほしいけど、同じ見た目ばかりでどれがいいのかわからない……」

 そんな人のために今日は「超個人的無地Tのすすめ」をお届けしましょう。年間1000万円以上服を購入するプロが選ぶ無地Tのおすすめ。個人的な感想から点数もつけてみました。

 ぜひ購入時の参考にしてみてください。

◆▼どこのお店でも見かけるヘインズ・ジャパンフィットの実力は?
・Hanes×SHIPS: 別注 NEW Tシャツ Japan Fit (2枚組) 2970円

 数年前から定番のパックTシャツ。二枚組で3000円以下というとんでもないコスパを誇るのは、さすが肌着メーカー「Hanes/ヘインズ」です。

 ジャパンフィットシリーズは日本人の体型に合わせてフィッティングを変えたモデル。体の線が出やすい肌着のシルエットではなく、あくまで外着用のサイジングにしてあります。リラックスフィットでどんな体型の人もある程度カバーできるでしょう。

◆やや厚手で「乳首透け」の心配もなし

 また、生地は肌着のヘインズより少し厚手にしてあり、「乳首透け」などが起きにくいようになっています。

 格安で2枚組、サイズ感もほどよく乳首透けも起きない……使いやすいのは間違いないのですが、やはり値段相応に「ペラっ」とした風合いは否めない。

 日常着としてガンガン使えるアイテムだと思いますが、「主役級」のTシャツではない……そんなイメージですね! 得点をつけるなら80点!

◆▼990円でこれだけ質が高い! さすがチャンピオン!
・Champion チャンピオン ロゴ ワッペン 無地 ベーシック オーバーサイズ 半袖 クルーネック Tシャツ 990円

 コスパだけなら今回紹介しているモデルの中でこれがダントツ! なんと990円。ユニクロよりも安いです。トレーナーで有名なチャンピオンですが、さすがこちらもこだわりのある作り。ボディの左右に縫い目のない「丸胴」で作られています。

 通常、Tシャツは「前身頃」「後身頃」「右袖」「左袖」と主に4つのパーツから作られます。それを布地から切り出し、縫い合わせて完成ですね。

 しかし、チャンピオンのこのモデルは身頃パーツが一枚でできており、縫い合わせが存在しない。前も後も大きな一枚の布でグルッと胴回りを覆うようにできています。

◆技術力へのこだわりが伺える製法

 立体的な「丸胴」はヴィンテージでよく見る昔ながらの製法。これにより着心地が圧倒的によくなるわけでもシルエットが格段によくなるわけでもないのですが(縫い合わせ部分のハリが少なくなるので多少はよくなりますが)、それだけこだわって作っていることの現れでもあります。

 生地感も990円とは思えないほど頑丈です。ヘインズジャパンフィットは少し華奢な素材感ですが、こちらはガサガサとした肉感のあるもの。アメリカンなタフなイメージがありますね。

 シルエットはヘインズより少しゆるめ。リラックス感があり、今のトレンドにはこちらの方が適しているでしょう。

 コスパを考えると文句ないアイテム。990円で実現できる最高のTシャツじゃないでしょうか。

 チャンピオンロゴの好き嫌いはあるでしょうが、日常使いとしては文句なし! 90点!

◆▼分厚い生地でアメリカンが好きな方には最適!
・CAMBER(キャンバー) 301 マックスウェイト Tシャツ 7150円

 7000円と他と比べて格段に値が上がりますが、それでもzozoではランキングに食い込むほど支持されています。

 20年前なら「7000円のTシャツ」って相当安かったですが、今はユニクロも無印も出てきて、格安良品Tシャツが当たり前になってしまった。「安いTシャツ」となると1000円台が普通です。このご時世で7000円のTシャツがちゃんと売れるのは奇跡に近い。

 しかし、モノが届いてそれも納得。生地感はハンパなくいいです。「マックスウェイト」と書かれているだけあってガッシリとした肉感。今回、紹介している4商品の中で生地感は一番タフで頑丈です。

◆ネックの詰まり方に大きな特徴

 何度か洗って着てみましたが、ヘタリやヨレも少ない。チャンピオンの990円Tシャツも頑丈ですが、何度か洗っていくとさすがに毛羽立ちは増えてきて袖や裾は丸まっていきます。

 ところが、キャンバーのものはそれがほとんどない。タフさは値段相応です。シルエットもリラックスフィットで体の線を出さない作り。袖も長めで太いので腕まわりがたくましい方でも対応できるでしょう。

 ただし、キャンバーは4モデルの中、一番ネックが詰まっています。少し首に圧迫感を覚えるほど。あまりに生地が固く、頑丈すぎて少し暑苦しい。このへんは好き嫌い分かれるところかも。

 タフで長く使えるリラックスサイズのTシャツ、というならおすすめですが……生地が厚すぎて首周りまでガッシリと作られすぎていて「窮屈」と感じる人も。ここを考慮して得点は80点!

◆▼タフさも高級感もトレンドもおさえた最強のTシャツ!
・【別注】 <Hanes(ヘインズ)> BEEFY-T/ビーフィー Tシャツ 2750円

 個人的に一番気に入っているのがヘインズの別ライン「ビーフィー」の無地Tシャツ。上のジャパンフィットと比べると生地感がまったく異なります。

 分厚い生地ですが、それでいて光沢がある風合い。キャンバーは分厚い生地が特徴でしたが、光沢が少なかった。ビーフィーは厚手な上に光沢もありタフさと高級感を両立しています。もちろん乳首透けもない。

 サイズもリラックス感のある程よいもの。さらにネックも少し開き気味なので、息苦しさ窮屈さもありません。

◆ユニクロ二枚分の価値はある

 値段も2750円とまあまあの価格帯。ユニクロの基本価格である1500円よりは高いですが、それでもユニクロ二枚分の価値は断然あります。

 光沢感があり、タフでトレンドライクなシルエット、タグさえ見なければブランドものだと思ってしまうでしょう。

「ユニクロよりちょっといいものを」と思う人には最適なアイテム! 主役級になれる無地Tシャツです。100点!

 以上、超個人的「最強無地Tのおすすめ」でした!

―[メンズファッションバイヤーMB]―

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』ほか関連書籍が累計100万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)

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