総数7万個のラバーダックが川下りダービー 勝者には最新型シボレー(米)

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今月5日午後1時、米シカゴ川をまたぐコロンブス橋に停まった大型トラックの荷台には、溢れんばかりの黄色いラバーダックが積まれていた。大勢の人が見守る中でカウントダウンが行われると、7万という大量のサングラスをかけたアヒルが川に投入され、ダービーレースが開始された。

これは知的障がいのあるアスリートのために活動する世界的団体「スペシャルオリンピックス(Special Olympics)」のイリノイ州支部が毎年開催している「Chicago Ducky Derby」というチャリティイベントで、ラバーダック1つを5ドル(約550円)、または6つセットを25ドル(約2700円)で購入することでダービーに参加できる。

シカゴ川には黄色いロープでコースが作られ、そこにめがけて落下したラバーダックたちは、ぎゅうぎゅう詰めになりながらゴールを目指す。途中スタッフが後ろからホースを使って流れを作り出し、ラバーダックを鼓舞するシーンも見られた。

ゴール地点にはラバーダック1つだけが通れる細いプラスチック製の筒が用意されており、そこを最初に通過したラバーダックが優勝を飾った。

1位だったラバーダックの持ち主には、2021年の最新型シボレー・トレイルブレイザーが贈られたという。また2位、3位にはそれぞれ、美しいリゾート地として知られるメキシコのリビエラ・マヤ地域にある宿泊施設「リウ・パレス・メキシコ」のオールインクルーシブの旅行券や現金2000ドル(約22万円)分などが贈呈されたそうだ。

今年のイベントアンバサダーとして活躍したスペシャルオリンピックス・アスリートのマロリー・テイラーさん(Mallory Taylor、24)は、8歳の頃からスペシャルオリンピックスのアスリートとして活躍している。

これまでにボッチャ(パラリンピック正式種目である球技スポーツ)、ゴルフ、バスケットボール、バレーボール、サッカーなどのスポーツで75個以上のメダルを獲得しているマロリーさんは、このレースで優勝したラバーダックを手にし、大勢の観客の前で堂々と掲げた。

マロリーさんは他の25人のアスリートと共に所属する「Darling Ducklings」というチームで、計1万3千個以上もラバーダックを販売したという。「スペシャルオリンピックスのイリノイ支部は、私にとって特別な存在です。皆さんのサポートに感謝しています。とても素晴らしい経験となり、誇りに思います」とマロリーさんは今回のイベントへの思いを明かした。

今回のイベントでは、当日午後の時点で310340ドル(約3420万円)の寄付金が集まったという。これらの寄付金は同団体に所属する23100人以上の知的障がいのあるアスリート、知的障がいの有無に関わらず2~7歳の13000人以上の若きアスリートたちが、18のスポーツを対象に年間を通じてトレーニングや競技を行うための資金に充てられる。

同イベントでコミュニケーション・コーディネーターを務めたアレクサンドラ・マクミランさんは(Alexandra MacMillan)「7万個ものラバーダックを販売することができたのは、大変大きな成果です」とイベントの成功を喜んだ。

ちなみにレース終了後には、スタッフたちがしっかりとすべてのラバーダックを川から引き揚げていた。

画像は『The Sun 2021年8月6日付「DUCKY DERBY 70,000 rubber ducks in sunglasses dropped into Chicago River in annual fundraising event」(Credit: Alamy)(Credit: Rex)』『Chicago Sun-Times 2021年8月5日付「Ducky Derby races 70,000 rubber ducks in the Chicago River, raises money for Special Olympics Illinois」(Pat Nabong/Sun-Times)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 8/10 6:00
  • Techinsight japan

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