画像はこちらから( https://otonasalone.jp/236452/ )

さまざまな種類と読み方がある漢字。中には、組み合わせた漢字が一字違うだけで読み方が変わってしまう紛らわしい漢字もあります。

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

第1問：「施行」の本来の読み方、知っていますか？

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/236452/ )

「施行」に

せこう

しこう

の2種類の読み方が浮かんだのではないでしょうか？どちらも正しく、どちらも間違っている・・・そんな気がしてしまいます。

「施行」が読み間違いやすい背景には、1文字違いの「施工」があります。それについて説明する前に、まずは正解を発表します！

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/236452/ )

正解は「しこう」です。

「施行」とは

１ 実際に行うこと。政策・計画などを実行すること。実施。せぎょう。しぎょう。

２ 法令の効力を発生させること。せこう。

引用元：小学館　デジタル大辞泉

を意味します。

専門家などの間では「せこう」と読む慣用もあるようですが、公共放送を担うNHKでは本来の読みである「しこう」で統一されています。

なお「せこう」と間違われやすい理由は「施工」にあります。

「施工」とは

工事を実施すること

引用元：小学館　デジタル大辞泉

のこと。

頭がこんがらがりそうですが、

政策なら「施行（しこう）」

工事なら「施工（せこう）」

と覚えてしまいましょう。

第2問：「出色」の読み方は？

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/236452/ )

「出」も「色」も小学校で習いますし、日常生活でもよく見かける漢字かと思います。ただ、出色という言葉に馴染みがない人も少なくないはず。

出色は

他より目立ってすぐれていること。

出典元：小学館　デジタル大辞泉

を意味します。

そんな出色の読み方は「でいろ」ではありません。「出」と「色」の音読みで読んでみてください。

正解は…

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/236452/ )

「しゅっしょく」です。

“他より目立ってすぐれていること”を指す出色は「出色の作品」「出色の出来栄え」などの形で用いられます。岩淵悦太郎『語源の楽しみ』（毎日新聞出版、1983年）にはその語源について「色やつやがきれいによく出るところからであろうか」と書かれています。

第3問：「柔弱」の読み方は？

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/236452/ )

「柔弱」とは

気力や体質が弱々しいこと。また、そのさま。

出典元：小学館　デジタル大辞泉

を意味します。

「柔弱」の「弱」は、なんとなく「ジャクと読むんだろうな…」と推測できたと思うのですが、問題は「柔」。

「柔」の読みは

音読み　ジュウ・ニュウ

訓読み　やわ（らか）・やわ（らかい）（常用漢字表外）やさ（しい）・やわ（らげる）

とあります。

まずは正解を見てみましょう。

正解は…

画像はこちらから( https://otonasalone.jp/236452/ )

正解は「にゅうじゃく」です。

辞書には「じゅうじゃく」とも記載されているので、「じゅうじゃく」と読んでも決して間違いではありません。ただ、「じゅうじゃく」の項目には“「にゅうじゃく（柔弱）」に同じ。 ”と記載されているのがほとんどなので、本来の読み方である「にゅうじゃく」と覚えておいた方が良いでしょう。

「柔」を含む言葉の中で、「柔」を「ニュウ」と読む言葉を調べてみると

柔弱

柔和（にゅうわ）

が出てきます。他にもいくつか資料を調べてみましたが、「柔」を「ニュウ」と読む言葉はこの2つに絞られました。