「24時間テレビ」お笑いタレントXもひっそり出演辞退か? 24時間TVはキャンセルカルチャー祭りに

 東京五輪のせいでピリピリムードなのが日本テレビの恒例チャリティー番組「24時間テレビ」だ。今年は東京五輪が閉幕したあとの8月21~22日に生放送される。テーマは「想い~世界は、きっと変わる」。コロナ禍により、昨年と同じく東京・両国国技館で無観客生放送される。

 安定した高視聴率を叩き出し、日テレとしてはドル箱。ところが、今年は雲行きが怪しい。東京五輪の開幕直前、開会式の音楽担当だったミュージシャンの小山田圭吾が、過去の“いじめ自慢”で大炎上し、辞任に至った。発端は1994年1月発行の「ロッキング・オン・ジャパン」と95年8月発行の「クイック・ジャパン」のインタビュー。小山田は同級生で障がいのある生徒を箱に閉じ込めたり、人糞を食べさせるなど、鬼畜の所業を悪びれもせず告白していた。「内容はイジメというより犯罪。相手が障がい者だったこともバッシングをさらに過熱させた」とはスポーツ紙芸能担当記者。

 こうなると、毎度ハンディキャップを持つ人たちを登場させ、感動エピソードを連発する24時間テレビには例年以上に厳しい目が注がれることになる。番組関係者の一人が声を潜めて明かす。

「小山田さんが27年前のインタビューで大炎上したのだから、24時間テレビも出演者の過去の言動をスクリーニングしなければならない。このキャンセルカルチャーはまだ収まる様子がないし、現場は緊張感が漂っていますよ」

 今年の24時間テレビはチャリティーマラソンのランナーなど、タイムスケジュールの多くがまだ明かされていない。メインパーソナリティーに人気グループ「King&Prince」が抜擢されたことくらいだ。

「五輪期間中は話題にならないので、発表モノは控えたカタチ。ある意味、これが結果オーライで、出演者の“身体検査”を行う時間ができた。ここ数年、レギュラー級で出演していた某お笑いタレントXはどうもその検査に引っかかり、今年はしれっと出演を控えるかもしれません」(週刊誌記者)

 Xは過去、一部メディアで24時間テレビには不適格な異性スキャンダルが報じられたことがある。それが今年に限り、蒸し返されそうな気配のため、リスクヘッジする可能性が高いという。

 “小山田ショック”の影響は計り知れない。生放送の24時間テレビで“事故”が起きないことを祈るばかりだ。

2021/8/7 7:00

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